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Romanian Soccer Today 2012.10 |
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10月28日 ブカレスト
国際親善試合:ベルギー戦
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ルーマニア代表のヴィクトル・ピツルカ監督は来月14日にナツィオナル・アレナでおこなわれるベルギーとの親善試合に向けての海外組を発表しました。復帰組はラドゥ、フローレスク(笑)、ダニエルになってますが、そろそろダニエルにも(笑)を付ける頃かもしれません。ラドゥに関しては今期はケガでクラブの試合にほとんど出場していないので、可能性は低いと思います。後半からは国内組の選手だけでプレーしてもいいかもしれません。
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GK |
所属 |
生年月日 |
|
CAP |
コステル・パンティリモン |
マンチェスター・シティ(ENG) |
1987.02.01 |
(25歳) |
14/0 |
DF |
|
|
|
|
ラズヴァン・ラツ |
シャフタル・ドネツク(UKR) |
1981.05.26 |
(31歳) |
86/1 |
ガブリエル・タマシュ |
WBA(ENG) |
1983.11.09 |
(28歳) |
61/3 |
ドリン・ゴイアン |
スペツィア(ITA・2部) |
1980.12.12 |
(31歳) |
48/5 |
シュテファン・ラドゥ |
ラツィオ(ITA) |
1986.10.22 |
(26歳) |
11/0 |
パウル・パップ |
キエーボ(ITA) |
1989.11.11 |
(22歳) |
10/1 |
MF |
|
|
|
|
ラズヴァン・コチシュ |
FKロストフ(RUS) |
1983.02.19 |
(29歳) |
49/2 |
ガブリエル・トルジェ |
グラナダ(SPA) |
1989.11.22 |
(22歳) |
23/7 |
コスティン・ラザール |
PAOKサロニカ(GRE) |
1981.04.24 |
(31歳) |
22/0 |
ジョルジェ・フローレスク |
アーセナル・キエフ(UKR) |
1984.05.21 |
(28歳) |
11/1 |
FW |
|
|
|
|
アドリアン・ムトゥ |
アジャクシオ(FRA) |
1979.01.08 |
(33歳) |
75/34 |
チプリアン・マリカ |
シャルケ(GER) |
1985.10.02 |
(27歳) |
58/18 |
ダニエル・ニクラエ |
クバン・クラスノダル(RUS) |
1982.10.06 |
(30歳) |
39/9 |
ボグダン・スタンク |
オルドゥスポル(TUR) |
1987.06.28 |
(25歳) |
17/2 |
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10月26日 コンツァ
未来への布石 【コンツァの不定期による国内リーグコラム 〜第1章〜】
ルーマニアサッカー界のレジェンド、ゲオルゲ・ハジが創設した新チームが話題になってます。
2009年に故郷コンスタンツァに私財を投げ打って築いたチームの名は「ヴィートルル・コンスタンツァ」。”未来”を意味するチーム名は、オランダのアヤックスを規範として、若い選手達にチャンスを与えて力を伸ばし、未来のルーマニアサッカー界の隆盛を築きたいという思いから名付けました。
3年で3部、2部を駆け上がり、今季より1部を舞台に戦うチームは、序盤こそ経験不足から勝ち点を伸ばせずにいましたが、10代の選手が大半を占めるイレブンは、1試合ごとに大きな成長を見せ、第12節で前年王者CFRクルージュをアウェーで破る大金星を挙げると、続く第13節では今季ここまで2位と躍進するパンドゥリーを2-0と破りました。他の昇格チームが軒並み苦戦する中、11位と大健闘しています。
中心選手はU19代表MFガブリエル・ヤンク。今季ここまで5ゴールを挙げ、大金星2試合で連続ゴールの大活躍。既に、ピツルカ代表監督の目にも留まっており、11月の親善試合での召集が期待されている逸材。
他には、イタリアで悪童振りが災いして帰国したFWデニス・アリベクが所属。ハジ氏の威光で現在は真面目に取り組んでおり、まだゴールはないものの、復活への狼煙を見せつつあります。
イレブンの大半がU19、U17代表に名を連ねるなど、ジュニア代表の一大勢力となっているV・コンスタンツァ。この若いチームを、FWディカ、MFクリストチェアといった欧州CL経験のあるベテランが支えています。ハジ氏の夢は「10年後のルーマニアA代表に、V・コンスタンツァ所属、あるいは、出身者が半分以上を占めること!」。その夢は、着々と前進していることを感じさせる今季のV・コンスタンツァの躍進です。
選手として偉大ながらも、監督では失敗したハジ氏。しかし、チームオーナーとしては成功への階段を上っています。
・ |
10月24日 イタリア
ミランのピンチにキリケシュ再燃
次の冬で西欧ビッグクラブ行きが噂されている、ステアウア所属の代表CBヴラド・キリケシュについて、ACミランのスポーツ・ディレクターのアリエド・ブライダ氏が初めて公の場でコメントしました。
先のW杯予選、ルーマニア対オランダにも姿を現したブライダ氏は、今季開幕以来、15位と低迷するチームの、特に最多失点の守備陣の補強が最優先ですが、キリケシュに関しては才能は認めながらも、まだまだイタリアのトップレベルでプレーする準備は出来ていないと評しました。
『キリケシュ?ああ、よく知っているよ!丁度1年前かな、彼が代表デビューした時から見ている。技術、スピード、個性があり、常に顔を上げてプレーしている。特に気に入っているのはポリヴァレントなところだね。CBだけでなく、右SBも出来る。昨冬にステアウアに移籍して以降は、更に成長している。やはり、ビッグクラブでの責任感というものが、彼を精神的にも一回り大きくしている。』
『だけど、彼の獲得に関しては急いではいない。まだ、セリエAでプレーする準備が出来ていない。次の冬の補強に関しては、とにかく即戦力を求めている。この状況でキリケシュを獲ったとしても、始めの1?2試合でのミスで、以降の出場機会を失うかもしれない。まだ彼は若い。ステアウアで十分なプレー機会を重ねる方が今の彼にとっても有益だと思う。』
ミランに関しては財政難緊迫の状況下でイブラヒモビッチ以上にバンディエラとなるはずだった守備の要チアゴ・シウバの売却が痛手とされる中で、キリケシュ獲得の噂はその以前から流れていました。実際にシーズンが開始されてそのピンチは予想以上に酷く、もはやビッグクラブの見る影もない状態で再燃した話なのですが、まだ相当な上目線ですね。以前の強いミランであれば当然でしょうが、現状でこんな感じで大丈夫でしょうか。選手の多くを売らざるを得ない財政で即戦力クラスが取れるかも疑問だし、キリケシュが即戦力になった頃にはメガマネーを有するクラブが乗り出てきて競争にもならないと思うのですが。
(主文執筆・情報提供-コンツァ 末節加筆-ヨンクマ)
・ |
10月16日 ブカレスト
2014年W杯 欧州予選グループD 第4戦
・ |
良くて引き分けとは思っていたが、割り切れば大敗すら規定範囲内 |
・ |
ナツィオナル・アレナ
|
 |
ルーマニア |
1 |
1−3 |
4 |
オランダ |
 |
0−1 |
・
チプリアン・マリカ |
9
29
40
45+2
86 |
イェレマイン・レンス
マルティンス・インディ
ラファエル・ファン・デル・ファールト(PK)
ロビン・ファン・ペルシ |
チプリアン・タタルシャヌ
ガブリエル・タマシュ
ヴラド・キリケシュ
ドリン・ゴイアン
ラズヴァン・ラツ
アレクサンドル・ボウルチェアヌ
ミハイ・ピンティリ
(61分 コスティン・ラザール)
ガブリエル・トルジェ
(66分 アドリアン・ポパ)
ボグダン・スタンク
ゲオルゲ・グロザヴ
(75分 アドリアン・ムトゥ)
チプリアン・マリカ |
GKGK
DFDF
DFDF
DFDF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW |
マールテン・ステケレンブルグ
リカルド・ファン・ライン
ヨニー・ハイティンガ
ロン・フラール
マルティンス・インディ
ケヴィン・ストロートマン
ナイジェル・デ・ヨング
ラファエル・ファン・デル・ファールト
(77分 イブラヒム・アフェライ)
ルシアーノ・ナルシン
ロビン・ファン・ペルシ
イェレマレン・レンス
(89分 エルイェロ・エリア) |
ヴィクトル・ピツルカ |
監督 |
ルイス・ファン・ハール |
4-2-3-1フォーメーション |
・ |
4-3-3フォーメーション |
・ |
警告 |
・ |
アレクサンドル・ボウルチェアヌ(1枚目)
ガブリエル・タマシュ(1枚目)
ラズヴァン・ラツ(1枚目) |
16
45+1
53
82
83
84 |
ケヴィン・ストロートマン
イェレマレン・レンス
ナイジェル・デ・ヨング |
・ |
ベンチ |
・ |
コステル・パンティリモン
スルジャン・ルキン
アレクサンドル・キプチュ
ヤスミン・ラトフリェビッチ
ラズヴァン・コチシュ
ヴァレリカ・ガマン
アレクサンドル・マクシム
アドリアン・ポパ
フローリン・ガルドシュ
ドラゴシュ・グリゴーレ |
/・ |
ミシェル・フォルム
ダリル・ヤンマート
ダグラス・ティシェイラ
ニック・フィールヘフェル
ヨルディ・クラシー
ウルビー・エマヌエルソン
クラース・ヤン・フンテラール
ディルク・カイト
ケネト・フェルメール |
|
4日前に最大のライバルであるトルコをアウェーで下してアドバンテージを得たルーマニアが今回迎えるのはダントツの首位候補オランダ。近年ではオランダとは2006年予選で惨敗、2008年予選では直接対決でも制して首位突破ながら本戦で再度当たり、トーナメント進出の夢をくじかれた相手。では今回はというと戦力的に差があるのは否めず、トルコとハンガリーを抑えての2位突破が現実的であり至上命令の代表にとっては勝ち点を得られないとしても規定路線の範囲内。それでもナツィオナル・アレナに詰め掛けた観客は過去最高となる5万3329人で、いやがおうにも盛り上がりを見せる。
試合が開始されると最初のチャンスはルーマニア。4分のFKにトルジェが放ったドライブシュートが惜しくもバーに当たって直下するという、まるで1996年のドリネル・ムンテアヌが見せた幻のシュートのようなシーンで幕が上がる。先制パンチを食らわすには格好の奇襲であったが、実らなかった後に訪れたのはオランダの効率の良い得点であった。
8分のオランダのCKにタタルシャヌがエリア内で少し飛び出しを見せてうまくパンチングしたボールは、正面エリアすぐ外に位置していたレンスのところに飛び、ダイレクトにヘディングしたボールが飛び出していたタタルシャヌを越え、懸命にジャンプしたキリケシュとバーの間のわずかな隙間に吸い込まれて先制点はオランダ。誰のミスというものでもなく、ただピンボールにいち早く対応したというか運良く飛んできたレンスに分があったのだろう。0-1。
早々にこうなってしまうと手負いのルーマニアにはホームの優位などは消え去り、脆い部分が一気にクローズアップしてくる。27分には左サイドのFKからファンデルファールトの蹴ったゴールをなめるボールに両チームがラッシュするが、タタルシャヌの対応のまずさもあり、最初にボールに触ったのがノーマークのインディで0-2。ちなみにインディのマークについていたはずの選手はラツだったが、ゴールシーンではインディの裏にもフリーのオランダ選手が詰めており、ルーマニアの総合的なセットプレーの弱さが浮き彫りとなった形であった。
この後も勢いを強めていくオランダは美しいパスワークによってファンペルシのボレーが決定機となったが、これはタタルシャヌのファインセーブでなんとか安堵。一方のルーマニアは攻撃の希望であるトルジェ中心に右サイド攻めに執拗するも、数的なマークが敷かれている現状はゴールライン深くまでは進めるが、正確なクロスを上げるには厳しいところでこの日のセンタリングはチャンスの匂いを感じられない。では左サイドはどうなのか。
そこで膠着を打開したのは前半終了5分前、左サイドのマリカがドリブルでDFの密集する中央へ果敢に切り込むと華麗なスラロームで1人目をかわし、2人目をかわして、対峙する2人のDFのうち1人にフェイントをかけた刹那、鋭く放ったシュートはゴール隅へと突き刺さった。往年のサッカーファンなら知っているであろう90年ワールドカップのチェコ戦でセンセーショナルなデビューを果たしたロベルト・バッジオのドリブルをより密集にしたシーンに満員の観客に歓喜が訪れた。
セットプレーによる失点と違い、流れでの追い上げに一気にルーマニアの攻勢になる雰囲気はまだビハインドと言えども感じられたが、ハーフタイムを迎える前にタマシュがエリア内で脇固めのようにオランダFWのナルシンの腕に体重をかけて倒してしまいPKに。これをファンデルファールトに決められ1-3ともはや試合は決したが、このシーンが後々に物議をかもす対象となるのであった。
後半が開始されるのだが傍目に見てもはやこのメンツで現状打開は難しいことは周知で、連想されるのはさらなるビハインドを背負うことだけ。引き分けや勝っている状況なら守備MF2枚も有効であるが、代えないというならば2点差以上つけられないための防護策以外のなにものでもない。そのことになんの意味があろうか。ギャンブル覚悟のラザール投入はなかった。また死んでいた左サイドの改善も行われず。ルーマニアの勝利を呼び込む男と認知されているトルジェが集中マークにあうのは至極当然のことで、左にかつて知られる才能を誇示できるムトゥの投入が起爆剤だったのだが。やはり交代のタイミングでは戦前の予想どおりに無能と言わざるを得ない。
やはり変わらず攻勢を強めるのは実力差のあるオランダ。48分にはまたしてもファンデルファールトのクロスからファンペルシへと繋がる黄金ライン。過去のオランダとの対戦で言えばどうも新参の若手ウインガーにやられるイメージが強かったが、今回はこの2人でのチャンスメイクに戦々恐々。ゴール隅への強烈なヘディングはタタルシャヌの指先でなんとか弾かれる。伝統的にチームのレベルに反してのセンターバックの弱さは知るところのオランダに対して、攻勢に転じないルーマニアをいいことに試合は動かない。
61分にようやくラザールが投入されると徐々に攻撃の形は作られていった。しかしそれもつかの間、66分にトルジェが下げられるともう最大の攻撃能力を失ったルーマニアは必然的に打つ手を自ら失った。トルジェでチャンスを作れなかったのは明らかな右偏重の攻撃策の弊害で、オランダのトルジェへ3人マーク狙いとかで守備を絞るのは楽だったはず。一方の左は展開するスペースがありながら。それをトルジェが誰よりも不調と捉えた指揮官の彼へのハードルは3〜4人のDFぐらいだったら常にゴボウ抜きぐらいしないといけないらしい。トルジェを生かすための戦術が今の代表にはもっとも効果的で、プレッシャー分散のムトゥ起用で広がった中央に食い込むグロザヴ、そしてその3選手へのレジスタとしてラザール、シャドウのマリカでコンビプレーと意外性を植え付けてはくれないのか。
時間的に詰んだルーマニアに追い討ちをかけたのはぬか喜びだけで、81分にトルジェと交代で入っていたポパがエリア内で前半のタマシュがしたことと同様に相手DFに体重をかけられて倒される。しかしPKは無し。まったく同じシチュエーションでオランダは良くて、ルーマニアはダメらしい。前半のルーマニアDFが肩に触っただけのファンペルシが足を大げさに上げてのダイブとか、デヨングがボール奪われた後の言いわけ的なアピールとかにいちいち試合を止めていた審判への不安が確信に変わった。
よってこの点差で、このような仕打ちにルーマニア選手の緊張の糸が切れたのは画面からわかりやすく伝わっており、もはやその後のカウンターで失った4点目は別にオランダでなくとも弱小チームにですら取られてただろう。
(記事執筆-ヨンクマ 情報提供-コンツァ) |
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誤審を責めるのは良しとはしませんが、立派な脇固めだったもので |
その他の結果
アンドラ・ |
0-1 |
エストニア |
ハンガリー・ |
3-1 |
トルコ |
現在のグループDの戦績
TEAM |
試 |
勝 |
分 |
負 |
得失 |
勝点 |
前節 |
オランダ |
4 |
4 |
0 |
0 |
13:2 |
12 |
1 |
ハンガリー |
4 |
3 |
0 |
1 |
10:5 |
9 |
3 |
ルーマニア |
4 |
3 |
0 |
1 |
8:4 |
9 |
2 |
トルコ |
4 |
1 |
0 |
3 |
4:6 |
3 |
4 |
エストニア |
4 |
1 |
0 |
3 |
1:6 |
3 |
5 |
アンドラ |
4 |
0 |
0 |
4 |
0:13 |
0 |
6 |
|
|
オランダにはもっとぐうの音も出ない攻撃で負けるのだろうと予想していた中、なんともすっきりしない失点ばかりだった。強いて言えば集中力の差なのだろう。1、2点目はそれであろうし、4点目はまさにルーマニア伝統の無気力の集大成だった。カズが「サッカーはミスのスポーツであり、それがないほうが勝つ」といっていたが、強豪との差はまさにそれだと感じました。 |
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10月12日 イスタンブール
2014年W杯 欧州予選グループD 第3戦
・ |
よく守りきったという感想しかなかった。内容は雑なものでした。 |
・ |
シュクル・サラゴグル
|
 |
トルコ |
0 |
0−1 |
1 |
ルーマニア |
 |
0−0 |
・ |
45+1 |
ゲオルゲ・グロザヴ |
ヴォルカン・デミレル
ギョクハン・ギョヌル
セミフ・カヤ
オメル・トプラク
ハサン・アリ
メフメト・トパル
エムレ・ベロゾグル
(80分 ヌーリ・シャヒン)
ハミト・アルティントップ
(61分 メヴリュト・エルディング)
アルダ・トゥラン
セルカン・サラレル
(68分 エムレ・チョラク)
ウミト・ビュルト |
GKGK
DFDF
DFDF
DFDF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW |
チプリアン・タタルシャヌ
ガブリエル・タマシュ
ヴラド・キリケシュ
ドリン・ゴイアン
ラズヴァン・ラツ
アレックス・ボウルチェアヌ
ミハイ・ピンティリ
ガブリエル・トルジェ
ボグダン・スタンク
(81分 アドリアン・ムトゥ)
ゲオルゲ・グロザヴ
(50分 ラズヴァン・コチシュ)
チプリアン・マリカ
(79分 アレクサンドル・キプチュ) |
アブドゥラ・アヴチ |
監督 |
ヴィクトル・ピツルカ |
4-2-3-1フォーメーション |
・ |
4-2-3-1フォーメーション |
・ |
警告 |
・ |
・ |
49 |
ドリン・ゴイアン(1枚目) |
・ |
ベンチ |
・ |
ジェンク・ギョネン
エゲメン・コルクマズ
トゥナイ・トルン
メルト・ギョニュク
メフメト・エキチ
アイディン・イルマズ
カネル・エルキン
ベキル・イルテギュン |
/・ |
コステル・パンティリモン
スルジャン・ルキン
コスティン・ラザール
ヤスミン・ラトフリェビッチ
ヴァレリカ・ガマン
アレクサンドル・マクシム
アドリアン・ポパ
フローリン・ガルドシュ
ドラゴシュ・グリゴーレ |
|
ついには直接のライバルとの1戦を迎えたルーマニア代表の戦前からの懸念は大きく三つに分けられた。一つは攻撃陣に誰を起用するかというもので、コンビを重視すれば近年のトルジェ+マリカコンビに往年のムトゥ+マリカコンビを合わせたものだが、マリカのケガ明けとムトゥのコンディションを考慮するとスタンクやキプチュらの若手投入も勢いがある。二つ目は守備的MFの組み合わせで、アウェーでのトルコ戦をまずは引き分け御の字でいくならピンティリとボウルチェアヌのステアウアコンビでの守備偏重。攻撃的にいくなら攻撃4選手へリンクさせるためにレジスタのラザールが必須。三つ目は大量離脱で人材難の右サイドバックに本来はCBのタマシュ、ルキンどちらかということ。
今回言えるのはどの起用法を採ってもさほど差異はなく、存在するメリットとデメリットは同等だとも判断できる。どれも期待できるし、どれもすかすかもしれない。しかし少しでも期待できるようになったのはこれまで凋落しきってきたルーマニア代表にとっては大きな進歩だ。若手が伸びてきたのか、ベテランが落ち目になってきたのか、スタメンを確約されているのはトルジェをはじめ数人しかいない群雄割拠と言っていいだろう。
試合が開始し、序盤はお互いに緩やかなポゼッション争いに。トルコもルーマニア同様にかつては強豪として知られたが、ここ最近は低迷が続き、現時点では世代交代の途中といったところがルーマニアと似ている。しかしこの予選においてライバルであるルーマニアにホームで負けられないプレッシャーが勢いを加速させる。
ルーマニアは徐々に押し込まれる。7分には右サイドへのスルーパスを通されてクロスを上げられるピンチはCKに逃げ、続くCKはドンピシャでヘッドを合わせられたが、タタルシャヌの横っ飛びで最大のピンチは切り抜けた。ここからは中盤のキープ力に勝るトルコの時間帯で、画面にはながらく全員が自陣内で守備に奔走するルーマニアの映像が続いた。
一応は奪い合いの展開であるため、奪取してからのルーマニアボールにもなるのだが、この日のパス回しはとにかく雑で、プレッシャーの無いパスですら無駄にラインを割ってしまうような位置に出したり、動いている選手の後ろに出したりと攻撃の意思は感じられずにすぐにまたトルコのポゼッションとなる。トルコのパス回しはルーマニアの守備によって潰されるが、ルーマニアのパス回しはルーマニア自身のパスミスによって潰されるといった具合。
33分にはトルコのセルカンによってタマシュ、キリケシュがブチ抜かれ、エリア内でゴイアンがなんとか死守といったシーンも見られた。この日のDFで言うとゴイアンとタマシュは好調で、そのこともあってかトルコがライン前までは侵入するが、エムレやトゥランを持ってしてもFWへの決定機が作れなかったことでいたづらにポゼッションを得たのもあるだろう。一番の理由はルーマニアの全員守備ではあるが。
このような完全下がり目のルーマニアに対して焦ってきたトルコは大胆に前がかりになっていた。そのチャンスを逃さなかったルーマニアはロスタイムの46分にボールを奪うとピンティリが一気に左サイドを駆け上がるグロザヴへと美しいパス。その時点でDFが追いすがるも加速するグロザヴに対してGKヴォルカンがエリア外まで飛び出してくるのを冷静に見て空っぽのゴールへと放ったシュートは歓喜の先制弾。
守備的布陣のため沈黙していた攻撃陣であったが、タイミングの良い飛び出しとあの冷静にシュートを放てる技術を持ったグロザヴは今風の言葉で言うと「持ってる」ということなのだろう。前半終了。
後半に入ると当然のように変わらずの堅守で逃げ切りが予想されたが、いきなり試合自体が左右しかねない事件が起こった。ルーマニアが得た左からのCKにキッカーのボウルチェアヌ(意外な人選でびっくりしたが)がセットすると、いきなりうずくまった。どうやら激しいことで有名なトルコのサポーターから何かが投げ入れられ、それが頭部に直撃の模様。近年でもこのような事象はしばしばあり、そのいくつかは試合のいかんにかかわらず3-0の没収試合となることが周知のため、フォローに入るトルコ選手と審判の判断待ちで試合は異様な雰囲気のまま中断。結局はお咎めなしで再開。
48分には恐れていたグロザヴ→コチシュという交代がおこなわれ、展開は前半同様にルーマニア陣内での防戦一方。エリア内の圧倒的人数差により最終ラインは突破されないながらも、奪ったボールは荒いパスで前線に放り込むだけという辛抱の時間帯が過ぎていく。
ようやくそれが形になったのは後半58分と62分。トルジェのカウンターでエリア外からの単独シュートと、電光石火のパスワークが炸裂し、深くオーバーラップしたラツからのセンタリングは惜しくも中央のマリカの足へはあと少しで届かず。67分にはルーマニアの攻勢で同じくラツのポジショニングからFWの動きに惑わされたトルコDFはエリア中央ギリギリにいたコチシュを完全フリーに。そこにパスが渡るとGKとの距離は最もシュートが打ちやすい距離で、追加点に向けて冷静に放つことができた。が、期待を乗せた容易なシュートは足に当たり損ねたのか、大きくゴールマウスを外れていった。外すほうが難しいとされたゴールチャンスは明日のニュースが楽しみな結果となった。
以後は試合終了までおなじような展開。互いのチームもそれぞれシャヒンやムトゥなどのエース級のプレイヤーの投入で打開を図るも効果大とまではいかない。結局は守りきったルーマニアの勝利なのか、またトルコのセンスなき攻撃のおかげなのかは人によって判断がわかれるだろう。
(記事執筆-ヨンクマ 情報提供-ピロシキ) |
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トルジェに続く貴重な将来の星が覚醒 |
その他の結果
エストニア・ |
0-1 |
ハンガリー |
オランダ・ |
3-0 |
アンドラ |
現在のグループDの戦績
TEAM |
試 |
勝 |
分 |
負 |
得失 |
勝点 |
前節 |
ルーマニア |
3 |
3 |
0 |
0 |
7:0 |
9 |
1 |
オランダ |
3 |
3 |
0 |
0 |
9:1 |
9 |
1 |
ハンガリー |
3 |
2 |
0 |
1 |
7:4 |
6 |
3 |
トルコ |
3 |
1 |
0 |
2 |
3:3 |
3 |
4 |
エストニア |
3 |
0 |
0 |
3 |
0:6 |
0 |
5 |
アンドラ |
3 |
0 |
0 |
3 |
0:12 |
0 |
6 |
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次節は首位決戦ですか。久々ですね、この響き。前回のオランダとは異なる戦力差ですけど。 |
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10月10日 ブカレスト
ダンチウレスクがリーグ出場記録達成
いまだ衰えを知らないディナモ所属のイオネル・ダンチウレスクはついにルーマニアリーグ総出場数で歴代1位の記録を塗り替えました。
今節のメディアシュ戦に出場したダンチウレスクはこれでリーグの出場試合が491試合となり、ながらく元代表のコスティカ・シュテファネスクが保持していた490試合を超えて、24年ぶりの快挙を達成したようです。
シュテファネスクはご存知クラブではクライオバ・マキシマのキャプテン、代表でも絶対的な支柱として有名なDFで、20シーズン(68〜73
ステアウア 77試合、73〜86 クライオバ 378試合、86〜88 ブラショフ 35試合)での記録になっています。一方のダンチウレスクは代表にはさほど縁が無かったとはいえ、ディナモの爆撃機として20シーズン(93〜95
エレクトロプテーレ 31試合、97〜02 ステアウア 129試合、95〜97・01〜13 ディナモ
331試合)での偉業です。また2度の得点王を含む206得点というのも素晴らしいです。
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10月7日 ブカレスト
2014年W杯 予選グループD 第3戦・トルコ戦
2014年W杯 予選グループD 第4戦・オランダ戦
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ルーマニア代表のヴィクトル・ピツルカ監督は来月のワールドカップ欧州予選12日トルコ戦、16日オランダ戦の国内組を発表しました。海外組で明らかなケガで抜けたのはパップ、ニコリツァ。フローレスクとダニエルは不明。ムトゥ、タマシュ、スタンクは最終リスト入りで、マリカのケガはとりあえず大丈夫のようです。
国内組はとにかくステアウア勢が多し。能力的にはすべて代表クラスなので不満はないものの、ムレシャン、スンマルテアン、ラドゥツよりも優れているかとは疑問なメンバーがいることはたしか。あとは得点ランク1位のマリウスとルセスクが落選していますが、ここはすでにトルジェとグロザヴのコンビにマリカとタナーセ(ムトゥ)を組ませた攻撃構想が実を固めつつあることも影響しているでしょう。ただし左は個人的にはもうタナーセではなく、マクシムかポパでいいのではないかと。もはやタナーセはかつての輝きは見られないし、はっきりいって凡庸でしかない。おそらくは爆発するのを多くの人が期待していたイメージのまま、無難に過ごしてきただけの普通の代表構想内でしかない。
今回も右サイドバックは人材枯渇で、サプナルとルパがすでに構想から消え、前2試合でスタメンだったマツェルはケガ、パップのケガでコンバートを予想されたニコリツァもアウト。好調とはいえクラブではセンターバックのルキンだけが残った模様。
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GK |
所属 |
生年月日 |
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CAP |
コステル・パンティリモン |
マンチェスター・シティ(ENG) |
1987.02.01 |
(25歳) |
14/0 |
チプリアン・タタルシャヌ |
ステアウア・ブカレスト |
1986.02.09 |
(26歳) |
13/0 |
ミルチェア・ボルネスク |
ペトロルル・プロイエシュティ |
1980.05.03 |
(32歳) |
0/0 |
DF |
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ラズヴァン・ラツ |
シャフタル・ドネツク(UKR) |
1981.05.26 |
(31歳) |
84/1 |
ガブリエル・タマシュ |
WBA(ENG) |
1983.11.09 |
(28歳) |
59/3 |
ドリン・ゴイアン |
スペツィア(ITA・2部) |
1980.12.12 |
(31歳) |
46/5 |
ヴラド・キリケシュ |
ステアウア・ブカレスト |
1989.11.14 |
(22歳) |
12/0 |
ヴァレリカ・ガマン |
アストラ・プロイエシュティ |
1989.02.25 |
(23歳) |
9/1 |
フローリン・ガルドシュ |
ステアウア・ブカレスト |
1988.10.29 |
(23歳) |
7/0 |
スルジャン・ルキン |
ディナモ・ブカレスト |
1986.03.04 |
(25歳) |
5/1 |
ヤスミン・ラトフリェビッチ |
ステアウア・ブカレスト |
1986.05.11 |
(25歳) |
5/0 |
ドラゴシュ・グリゴーレ |
ディナモ・ブカレスト |
1986.09.07 |
(24歳) |
3/0 |
MF |
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ラズヴァン・コチシュ |
FKロストフ(RUS) |
1983.02.19 |
(29歳) |
48/2 |
コスティン・ラザール |
PAOKサロニカ(GRE) |
1981.04.24 |
(31歳) |
21/1 |
ガブリエル・トルジェ |
グラナダ(SPA) |
1989.11.22 |
(22歳) |
21/7 |
クリスティアン・タナーセ |
ステアウア・ブカレスト |
1987.02.18 |
(25歳) |
24/4 |
A・ボウルチェアヌ |
ステアウア・ブカレスト |
1985.04.24 |
(27歳) |
14/0 |
ミハイ・ピンティリ |
ステアウア・ブカレスト |
1984.11.09 |
(27歳) |
6/0 |
アレクサンドル・キプチュ |
ステアウア・ブカレスト |
1989.05.18 |
(23歳) |
5/1 |
アレクサンドル・マクシム |
パンドゥリ・トゥルグ-ジウ |
1990.07.08 |
(22歳) |
3/1 |
アドリアン・ポパ |
ステアウア・ブカレスト |
1988.01.06 |
(24歳) |
0/0 |
FW |
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アドリアン・ムトゥ |
アジャクシオ(FRA) |
1979.01.08 |
(33歳) |
73/34 |
チプリアン・マリカ |
シャルケ(GER) |
1985.10.02 |
(26歳) |
56/17 |
ボグダン・スタンク |
オルドゥスポル(TUR) |
1987.06.28 |
(25歳) |
15/2 |
ゲオルゲ・グロザヴ |
ペトロルル・プロイエシュティ |
1990.09.29 |
(21歳) |
5/2 |
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