Romanian Soccer Today 2003.4
4月30日 カウナス

  国際親善試合

リトアニア戦

  
敗北後の一息。これからなにが変わるのでしょうか。でも勝利こそ癒しの源

ダリウス・ジル・ギレナス・スタジアム
リトアニア 0 00 1 ルーマニア
01
64 F・ブラトゥ
ギンタラス・スタウセ
イグナス・デブラ
トマス・ズヴィルグズダウスカス
ネリユス・ラジウス
(88分 ミンダウガス・ガルジャウスカス)
デイヴィダス・セスナウスキス
(69分 オレスタス・ブイトカス)
ダリウス・マチウレヴィウス
(66分 ライムンダス・ヴィレニスキス)
デイヴィダス・セムベラス
(73分 マリウス・ベジコルノヴァス)
アンドリウス・スケルラ
(26分 ローランダス・ジャウクスタス)
イゴリス・モリナス
タダス・ダニルヴィシウス
ロベルタス・ポスクス
(26分 ドミトリウス・グスチナス)
GKGK
DF
DF
DFDF
DFDF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
ボグダン・ロボンツ
(46分 ボグダン・ステレア)
ユリアン・ミウ
クリスティアン・キヴ
ユリアン・フィリペスク
コスミン・コントラ
(61分 ガブリエル・タマシュ)
ミレル・ラドイ
ドリネル・ムンテアヌ
ラズヴァン・ラツ
(90分 ジゲル・コマン)
アドリアン・ムトゥ
(69分 アドリアン・ミハルチェア)
フローリン・ブラトゥ
(77分 アリン・ストイカ)
クラウディウ・ラドゥカヌ
(46分 ルチアン・スンマルテアン)
アルギマンタス・リウビンスカス 監督 アンヘル・ヨルダネスク
4-4-2フォーメーション 3-4-1-2フォーメーション
警告
3
38
コスミン・コントラ
クラウディウ・ラドゥカヌ
ベンチ
エドゥアルダス
クルスキス
ミハイツァ・プレシャン
パウル・コドレア

 スターティングフォーメーション:3-4-1-2
B・ロボンツ
(46分 B・ステレア)
I・ミウ C・キヴ I・フィリペスク
M・ラドイ
D・ムンテアヌ
C・コントラ
(61分 G・タマシュ)
R・ラツ
(90分 G・コマン)
A・ムトゥ
(69分 A・ミハルチェア)
F・ブラトゥ
(77分 A・ストイカ)
C・ラドゥカヌ
(46分 L・スンマルテアン)

プレイバック・オブ・ザ・ゲーム

 前半は両チームともにゴールのチャンスを演出するが共に先制点はならず。ルーマニアは12分のムトゥのFK、17のラドイのエリア内のシュートがありましたがこれは相手GKスタウセのナイスセーブでコーナーへはじき出される。一方リトアニアは40分にグスチナスのシュートがあり、これは先制点かと思われましたがロボンツの奇跡的なダイビングセーブによって阻まれました。

 そして試合が動いたのは後半の18分、ラピド・ブカレストのエース、フローリン・ブラトゥがリトアニアDF陣の集中が途切れた一瞬を逃さず至近距離から放ったシュートがスタウセの横を抜けてゴールネットを揺らした。その後は実力にまさるルーマニアが試合をコントロールして相手に決定機を与えず試合終了。

4月30日 ブカレスト

  国際親善試合:リトアニア戦

国内メンバー発表

  
 ルーマニア代表監督のアンヘル・ヨルダネスクは今月30日に行われるリトアニアとの親善試合に向けた代表メンバーのうち国内組9人のメンバーを発表しました。

 前日までのメンツからはガネア、シェルバン、イエンクシがコンディションの問題で、ギオアネは所属するディナモ・キエフの要請により外れることになりました。さらにラドイ、キヴ、パンクが微妙な感じになっていましたが、パンクが痛めた筋肉の調子が良くなく正式に離脱した以外は現状のままになりそうです。このような状況のためヨルダネスク監督は何人かの代表経験のない若手を召集することになりました。追加はタマシュ、プレシャン、コマン、ラドゥカヌです。

 GK  所属
 ボグダン・ステレア  サラマンカ(ESP/2DIV)
 ボグダン・ロボンツ  アヤックス(NED)
 DF
 ユリアン・フィリペスク  ベティス(ESP)
 コスミン・コントラ  アトレティコ・マドリッド(ESP)
 クリスティアン・キヴ  アヤックス(NED)
 ミレル・ラドイ  ステアウア・ブカレスト
 ユリアン・ミウ  FCMバカウ
 ラズヴァン・ラツ  ラピド・ブカレスト
 ガブリエル・タマシュ  ディナモ・ブカレスト
 MF
 パウル・コドレア  パレルモ(ITA/2DIV)
 ドリネル・ムンテアヌ  ヴォルフスブルク(GER)
 アリン・ストイカ  クラブ・ブルージュ(BEL)
 ルチアン・スンマルテアン  グロリア・ビストリツァ
 ミハイツァ・プレシャン  ウニベルシタテア・クライオバ
 ジゲル・コマン  ナシオナル・ブカレスト
 FW
 アドリアン・ムトゥ  パルマ(ITA)
 アドリアン・ミハルチェア  ジェノア(ITA/2DIV)
 フローリン・ブラトゥ  ラピド・ブカレスト
 クラウディウ・ラドゥカヌ  ステアウア・ブカレスト

4月22日 ブカレスト

  永遠の右サイドバック ペトレスク引退

 ナシオナル・ブカレスト所属の元代表DFダン・ペトレスクは今シーズン限りで引退することになりました。ペトレスクはここで語るまでもなくルーマニア代表の黄金世代をレギュラーとして過ごした世界的に誇れる右サイドバックでクラブレベルでもイタリアとイングランドでベストイレブンに選ばれるほどの選手でした。今シーズンからは久しぶりに国内に戻って選手兼アシスタントコーチとしてチームを牽引していました。今後はコーチ業に専念すると明らかにしています。

 ペトレスクは80年代後半の世界的に強かったステアウア・ブカレストでデビューしてすぐに国内で輝かしい未来ある若手として成功。91年の国内リーグとカップの2冠を手土産にセリエAに活躍の場を求めて、変わらず評価され続けました。特にズデネク・ゼーマン監督率いるフォッジアでシニョーリ、シャリモフ、セーノらと「ミラクル・フォッジア」と呼ばれる大旋風を巻き起こした一員として確固たる地位を築いて、その後ジェノアでは1シーズンでカズの入団で外人枠のあおりをくらってシェフィールド・ウェンズディに放出されるもその後のカズの過大評価によるチームのB降格がその存在の大きさを表していた。その次に所属した強豪チェルシーではほぼスタメンで150試合に出場し、右MFとしても通用することを証明してプレミアどころか世界最高の右サイドプレイヤーとしての称号を得たのは本当に嬉しかったものです。ケガの影響でその後のブラッドフォードとサウサンプトンでは振るわなかったことが影響して、代表キャップは95で止まっていました。
4月22日 ブカレスト

  ラドイ放出へ秒読み

 最近の代表チームのワールドカップ予選大会での敗北、クラブチームの欧州カップ戦での早期敗退を含め様々な問題を抱えているルーマニアのサッカー事情でまさに選手個人がその影響をもろにくらっています。実際に国内から海外のビッグクラブへの移籍を勝ち取る選手が顕著に少なくなっているのです。そんな状況の中、まだ国内には海外からの熱いまなざしに包まれている選手がいます。ステアウアの21歳のセンターバック、ミレル・ラドイはインテル、アヤックス、パルマ、アーセナルから来期に向けてのオファーがきていると報じられています。特にアーセナルからは2001年に300万ドルのオファーがありましたが、ステアウア側が600万ドルをかたくなに譲らなかったためつぶれていました。

 しかし今回ステアウアのオーナーであるジジ・ベカリによればラドイの海外への挑戦の夢は今シーズン終了後に実現するだろうとのことです。

 『ラドイについてはシーズン終了後に大金を見かえりに海外のクラブに放出するつもりだ。おそらくイタリアかドイツかスペインになるだろう。しかし放出する予定はラドイ一人だけだ。特に22歳以下の選手は放出するつもりはない。国内はもちろん、欧州カップも狙っていくには戦力を落とすわけにはいかん。』


 またラピドのエースストライカーであるフローリン・ブラトゥを獲得することを明言しています。
4月20日 ブカレスト

  国際親善試合:リトアニア戦

海外メンバー発表

  
 ルーマニア代表監督のアンヘル・ヨルダネスクは今月30日に行われるリトアニアとの親善試合に向けた代表メンバーのうち海外組14人のメンバーを発表しました。

 この試合は6月7日のホームでのボスニア戦、11日のアウェーでのノルウェー戦の欧州選手権予選に向けての最終調整マッチの意味合いを含んでおり、前回のデンマーク戦での屈辱的敗北をきっして代表チームに抜本的改革が期待されましたが結局ヨルダネスク監督は辞任を撤回。メンバーではモルドヴァン、イリエ、ニクラエのケガによる出場不可能は変わらず、キャプテンのゲオルゲ・ポペスクが代表引退し、デンマーク戦はU-21代表として出場していたティベリウ・ギオアネがA代表に、そして一方代表初キャップを記録したラウレンティウ・レゲカンプが今回は落選。最後に我々日本中がその去就に注目しているデニス・シェルバンは前回驚愕の召集を受けたにもかかわらずベンチにすら入れなかった不満を大々的に漏らしたおかげか今回も一応召集されました。

 『我々は残り試合全てを貪欲に勝利のみを追求しなければならない。このためには持ちうる全ての力を出し切らなければならないし、現在の苦しい状況ではまず第一に冷静でなければならないでしょう。現在ルーマニアサッカーにおける色々なスキャンダラスな事件が多く起こっていますが、代表チームに関しては全く別のものとして考えてください。』とヨルダネスクは述べています。

 26日の国内リーグ終了後に残り国内組4〜6人が発表されるようです。

 GK  所属
 ボグダン・ステレア  サラマンカ(ESP/2DIV)
 ボグダン・ロボンツ  アヤックス(NED)
 DF
 ユリアン・フィリペスク  ベティス(ESP)
 コスミン・コントラ  アトレティコ・マドリッド(ESP)
 クリスティアン・キヴ  アヤックス(NED)
 MF
 パウル・コドレア  パレルモ(ITA/2DIV)
 ドリネル・ムンテアヌ  ヴォルフスブルク(GER)
 アリン・ストイカ  クラブ・ブルージュ(BEL)
 ティベリウ・ギオアネ   ディナモ・キエフ(UKR)
 デニス・シェルバン  コルドバ(SPA/2DIV)
 FW
 ダニエル・パンク  ベシクタシュ(TUR)
 ヴィオネル・ガネア  シュツットガルト(GER)
 アドリアン・ムトゥ  パルマ(ITA)
 アドリアン・ミハルチェア  ジェノア(ITA/2DIV)

4月9日 イタリア

  イタリア好きなストライカー

 元ルーマニア代表のフローリン・ラドチョウはASモナコでの不遇の期間を経て来シーズンにまたもやイタリアに戻ってくる事になりそうです。彼はセリエCのピストイエーゼの株主となり、また現役選手としてチームに合流するようです。『私はまだ十分にやれるということを人々に証明したい。』と語っています。

 彼は先シーズンからデシャン監督の構想外となり試合には出場していません。もはやチームに所属しているかどうかすらわからない有り様でした。イタリアではバリ(90-91)、ヴェローナ(91-92)、ブレシア(92-93)、ACミラン(93-94)、ブレシア(98-00)とプレーしていました。
4月6日 イタリア

  セリエA 27節  パルマ 1-0 ACミラン

 第27節の土曜日の2試合目ではパルマがミランを1-0で破り、チャンピオンズリーグ出場の野望が現実味を帯びてきました。

 エンニオ・タルディーニでのゲームは77分にアドリアーノが決勝点を決め、パルマに軍配が上がりミランのスクデットへの道はますます険しくなった。ミランにとっては85分にインザーギの決めた正当なゴールがオフサイドだとして取り消されてしまったのが悔やまれるところ。

 ユベントスが苦しみながらもトリノとのダービーを制していたため、ミランにとっては優勝争いに残るためパルマに勝つしか選択肢はなかった。アンチェロッティ監督はいつもより堅実な中盤の布陣を敷き、ゲームを作るピルロをガットゥーゾとアンブロジーニがサポートする形に。セードルフ、ルイ・コスタ、リヴァウドはベンチからのスタートとなった。

 チャンピオンズリーグ出場権を狙うパルマには出場停止の明けたフィリッピーニとムトゥが戻ってきたが、中田はこの試合欠場を強いられた。ムトゥとアドリアーノのコンビをブレッシャーノがサポートする。序盤は拮抗した展開となり、良いリズムでゲームが進んでいった。

 前半4分にはムトゥが良いポジションからのシュートをゴール上に外す。6分にはガットゥーゾが惜しいクロスを上げたが、ボレーを狙ったインザーギの足は届かずわずかにかすめただけだった。ミランはのびのびとリズム良くプレーを展開し、両サイドをうまく使って攻撃を仕掛けていた。一方のパルマはアドリアーノとムトゥのスピードに全てを託していた。

 ミランはさらに調子を上げ、19分にはアンブロジーニがエリア外から狙ったシュートがわずかに枠を外れる。23分にはパルマのディフェンスのミスに付け込み、シェフチェンコがジュニオールを抜き去ってシュートを放ったが、ボールはフレイの腕の中に収まった。これは危ない場面だったが、パルマも常にゴールを狙って鋭い攻撃を仕掛けていた。

 29分にはムトゥのボレーシュートがわずかにクロスバーを越える。30分頃には再びパルマが主導権を握り始めていた。上がり目の位置のブレッシャーノとその後ろのラムシが攻撃を作る上での中心となっていた。アドリアーノだけがいまいち動きが鈍く見えたが、41分にはそのアドリアーノがフィリッピーニのパスからヘディングでジーダを脅かす。パルマのディフェンスはバランスが取れており、ミランはスペースを作って前に出るのに苦労していた。

 45分にはマルディーニがブレッシャーノにエリア内でファールを犯したかに思えたが、アドバンテージが取られ、ムトゥが決定的なシュート。だがジーダがファインセーブで逃れた。ミランは息も絶え絶えとなり、ファリーナ主審のハーフタイムの笛に救われる形となった。

 後半開始時にはシェフチェンコに代わってリヴァウドが登場する。後半5分にはセルジーニョが完璧なクロスを上げたが、足を伸ばしたインザーギのシュートは信じられないことにクロスバーの上を越えてしまった。アンチェロッティは頭を抱える。その1分後にはカルドーネのミスキックから再びインザーギに決定的なチャンスが訪れたが、ボレーシュートはゴールの横へ。

 52分にはようやくパルマが反撃。アドリアーノの惜しいクロスだったがコスタクルタがなんとかクリアした。両チームは再び互角の戦いを繰り広げていた。60分にはピルロのフリーキックにリヴァウドが頭で合わせたが、完全にゴールの上。アンチェロッティは疲れの見えるピルロを下げ、セードルフを入れて中盤の強化を図った。試合は動かず、ファールで途切れる場面が多くなっていく。

 70分にはアドリアーノのクロス気味のシュートをジーダがクリア。多彩なプレーを見せるパルマに対し、ミランは小手先だけに頼るような感じがあった。75分にはセードルフのシュートをフレイが倒れこみながらセーブしたが、セードルフは手を使っていたように見えた。

 残り13分となったところで、突然闇から抜け出してきたかのようなアドリアーノがゴールを奪う。77分、ムトゥが得意のドリブルで左サイドを突破してあげたクロスにヒールキックで合わせてジーダを破った。ベッテガのゴールや、ロベルト・マンチーニがこの同じスタジアムで決めたゴールのようだった。

 ミランも必死に反撃し、84分にはセードルフのシュートがフレイの横を抜けたがポストを直撃する。85分には同点ゴールが決まったかと思われた場面。アンブロジーニのシュートをフレイが弾き、インザーギが押し込んだが、主審はインザーギがオフサイドポジションにいたとしてゴールを取り消してしまった。実際にはインザーギはオフサイドではなかった。ミランの選手たちはこの判定に激しく抗議していた。

 なんとか難を逃れたパルマはその後も歯を食いしばって守り抜き、ミランはスペースを作ることができなかった。終盤にはシミッチがこの試合最初のイエローカードを受け、パルマのプランデッリ監督は抗議のため退席を命じられた。

 結局そのまま試合終了。勝ち点を取れなかったミランは首位との差が再び8ポイントに開いてしまった。パルマはチャンピオンズリーグが見えてきた。
4月3日 ブカレスト

  ヨルダネスクの心変わり

 アンヘル・ヨルダネスクは先日の代表監督辞任から一転し、ルーマニアサッカー協会会長ミルチェア・サンドゥの説得により欧州選手権終了まで指揮することになりました。

 『私はデンマーク戦での大敗後はとても意気消沈していましたが、サンド会長との長い話し合いにより留まる事にしました。現在代表には多くの問題があることは知っています。私が辞める事で解決されるものではなく、ただ選手を苦しめるだけでしょう。とにかくオスロでのノルウェー戦が正念場で勝たなくてはなりません。』

 しかしゲオルゲ・ポペスクの代表引退の意思は変わらないようです。一方、ユリアン・フィリペスクはもう一度召集に応じる構えをみせているようです。
4月1日 ブカレスト

  ラツの世界への扉は開かれるのか?

 ラピド・ブカレストの左サイドDFラズヴァン・ラツはインテルから300万ユーロで、FWのフローリン・ブラトゥはディナモ・キエフから250万ドルでそれぞれオファーがきているようです。

 来期の移籍市場に向けてにわかに熱くなっている海外サッカー環境ですが、現在ルーマニア国内リーグ首位のラピド・ブカレストはいまだに海外クラブからのスカウトの熱い視線の中にいるようです。実際に先日のデンマーク戦にもラピドの選手を見ようといくつかのビッグクラブからスカウト陣がスタンド観戦していました。一番の目玉とされるラズヴァン・ラツはインテルから獲得の意志が伝えられ、280万から300万ユーロの用意があるといいます。

 『いくつかは私の耳にも入ってきています。まだ噂段階なので何も言えませんがインテルは好きなクラブですよ。レコバは私のアイドルだし、一緒にできるなら素晴らしいことでしょうね。』

 もう一人の注目はフローリン・ブラトゥで、いくつかのスカウトの目にとまりました。実際にもスパルタク・モスクワ、ロコモティブ・モスクワ、ディナモ・キエフからオファーがあると報じられています。しかしラトに関しては交渉に応じる構えを見せているラピドですが、将来性あふれるこのFWについては放出する気はないらしいのです。

 『ブラトゥは現段階では放出しないでしょう。我々にはチャンピオンズリーグのチャンスがありますから。彼には今後もっと魅力あるオファーが来るチャンスもありますしね。』−ラピドのコポス会長
4月1日 スペイン

  コントラのミラン復帰への想い

 今夏にACミランの再獲得が噂されているアトレティコ・マドリッド所属ルーマニア代表コスミン・コントラは彼自身もイタリアに戻る意志があることをほのめかしています。またミランのバンディエラであるパオロ・マルディーニと比較されている同郷のクリスティアン・キヴの獲得も薦めています。

 『パオロはすでに生きた伝説ですが、クリスティアンも能力的には比べても遜色ないと思う。彼はパオロのように様々なポジションをこなせるし、どんな状況においても簡単に適応できる。私もミランへは戻りたい気持ちはある。しかし私が決められることでもないのです。』
 
4月1日 フランス

  代表以外でも世代交代


 ナント所属のルーマニア代表FWビオレル・モルドヴァンは火曜日に、今季終了後にチームを去ると述べました。

 『ナントはもはや私を必要としていないということを私は受け入れた。フランスに残るか、スイスに戻りたい。』

 今季は負傷などもあって出場機会が少なく、10試合4得点と構想外となりつつありました。移籍先としてはフランス国内の違うクラブか以前所属していたスイスのヌーシャテルかグラスホッパーになると自ら明かしている。噂としてだがアメリカのMLSも候補にあがっているようです。


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