Romanian Soccer Today 2001.8 
8月30日 イングランド

  構想外に苦しむペトレスク

 サウサンプトンのダン・ペトレスクはスタメンに入れるチャンスを静かに待っている現在の状況について話しました。

 ペトレスクは監督のグレン・ホドルがチームを去ってからはレギュラーどころか試合に使われていません。現監督のスチュワート・グレイには評価されていないようなのです。

 確かに先シーズンの後半に影響した怪我の手術を今夏にしたということも原因の一つとされてますが、すでに回復しています。

 『私はもう完全に回復しています。ですがまだ1試合も出れてません。監督の選択を待たなくてはいけないというのは分かっていますが、私は証明することができるでしょう。』

 確かにサウサンプトンのMFのポジションは競争が激しいですが、彼の代表でのポジションであるサイドバックで使うのが最良の選択だとも言えます。
8月28日 ルーマニア

  状況は優勢だ。しかし完全に決まるまで笑わないだろう

 ルーマニアは少なくともプレーオフには出れるだろうという確信があったとしても、次の試合で決して手を抜いたり、引き分けでいいだろうなんて思わない。とハジは断言しています。(あたりまえだ!)

 現在1位がイタリアで16ポイント、2位のルーマニアは12ポイント、3位のハンガリーは1試合少なくて8ポイントです。

 『我々は引き分けても大丈夫ではあるが、勝つために行くんだ。ハンガリーとグルジアの結果は重要ではない。』

 しかしながらハンガリーがグルジアに勝ち、ルーマニア戦に引き分ければその差はたった1ポイントになってしまいますが、残り1試合はルーマニアがグルジアなのに対し、ハンガリーはイタリアなのです。
8月27日 ブカレスト

  2002年W杯欧州予選:ハンガリー戦

国内メンバー発表

  
 来月の欧州予選ハンガリー戦に向けてゲオルゲ・ハジ代表監督は2名の代表未経験GKを含む22名の最終メンバーの発表を行いました。

 驚くべきはあのサバウに1999年の欧州予選ポルトガル戦以来の召集がかかったことです。今月代表復帰したポペスク、いまだに中盤のダイナモであるムンテアヌ含めて94年黄金期がまた一人集いました。良くもあり、悪くもあるといったところでしょうか。

 あとはナントのモルドヴァンがリーグ戦で怪我したため召集辞退しました。代替としてシュツットガルトのヴィオレル・ガネアが追加召集。

 ボグダン・ロボンツ GK  アヤックス(NET) 13cap
 エミリアン・ドルハ GK  ラピド・ブカレスト 0cap
 ボグダン・ヴィンテラ GK  ナシオナル・ブカレスト 0cap
 ゲオルゲ・ポペスク DF  レッチェ(ITA) 102cap
 コスミン・コントラ DF  ACミラン(ITA) 26cap
 クリスティアン・キヴ DF  アヤックス(NET) 15cap
 ユリアン・フィリペスク DF  ベティス(SPA) 46cap
 ジアニ・キリツァ DF  ディナモ・ブカレスト 2cap
 ミレル・ラドイ DF  ステアウア・ブカレスト 8cap
 アドリアン・イエンクシ DF  ラピド・ブカレスト 4cap
 ドリネル・ムンテアヌ MF  ヴォルフスブルグ(GER) 100cap
 ミハイ・タララケ MF  グラスホッパー(SWI) 1cap
 ラウレンティウ・ロシュ MF  ヌマンシア(SPA) 19cap
 フローレンティン・ドゥミトル MF  ステアウア・ブカレスト 5cap
 フローリン・プルヴ MF  ディナモ・ブカレスト 1cap
 ヨアン・サバウ MF  ラピド・ブカレスト 51cap
 アドリアン・ムトゥ FW  ヴェローナ(ITA) 13cap
 マリウス・ニクラエ FW  スポルティング(POR) 11cap
 アドリアン・イリエ FW  バレンシア(SPA) 43cap
 ヴィオレル・ガネア FW  シュツットガルト(GER) 22cap
 アドリアン・ミハルチェア FW  ディナモ・ブカレスト 12cap

8月25日 ブカレスト

  バルブがレンタルでラピドに復帰

 コンスタンティン・バルブは降格したスペインのヌマンシアから半年のレンタルでラピド・ブカレストに入団が決まりました。30歳のバルブは99/00からヌマンシアに在籍していました。

 97/98シーズンに21得点で得点王に輝いたストライカーも翌年ラピドでリーグ優勝になるも、以降はその自慢の得点力に陰りが見えています。

 一方、ラピドのコーネル・フラシネアヌとフローリン・コンスタンティノビッチがイスラエルのハポール・ホロンへ移籍することになりました。
8月23日 ブカレスト

  2002年W杯欧州予選:ハンガリー戦

海外メンバー発表

  
 ゲオルゲ・ハジ代表監督は来月の欧州予選ハンガリー戦に向けての12名の海外組を発表しました。ルーマニアは現時点で12ポイントを獲得しており、首位のイタリアとは4ポイント差で3位のハンガリーとは1ポイントの差で2位。

 怪我で戦列を離れたステレアの代わりには肩の怪我により9ヶ月間ベンチだったアヤックスのロボンツを召集。ジェノアのコドレアは怪我で離脱。残りの国内組については今週末に予定しています。

 ボグダン・ロボンツ GK  アヤックス(NET) 13cap
 ゲオルゲ・ポペスク DF  レッチェ(ITA) 102cap
 コスミン・コントラ DF  ACミラン(ITA) 26cap
 クリスティアン・キヴ DF  アヤックス(NET) 15cap
 ユリアン・フィリペスク DF  ベティス(SPA) 46cap
 ドリネル・ムンテアヌ MF  ヴォルフスブルグ(GER) 100cap
 ミハイ・タララケ MF  グラスホッパー(SWI) 1cap
 ラウレンティウ・ロシュ MF  ヌマンシア(SPA) 19cap
 アドリアン・ムトゥ FW  ヴェローナ(ITA) 13cap
 マリウス・ニクラエ FW  スポルティング(POR) 11cap
 アドリアン・イリエ FW  バレンシア(SPA) 43cap
 ヴィオレル・モルドヴァン FW  ナント(FRA) 23cap

8月22日 ブカレスト

  ステレア離脱で人材難のGK

 スタメンGKのボグダン・ステレアは次に行われる欧州予選のハンガリー戦は怪我のため出場できないようです。

 ステレアは所属クラブのサラマンカで今週始めに行われたアラベスとのプレマッチで大腿部をひどく怪我したらしく、復帰までには10日前後かかるとのことです。

 そのためハジはサブのGKボグダン・ロボンツが完全に回復していないことからも代わりのGKを躍起になって探さなくてはならない状況に陥っています。

 現在のところ最も適任のGKはベテランのフローリン・プルネアみたいです。
8月21日 ルーマニア

  プロダンに一転してブンデスリーガ入りの可能性

 ダニエル・プロダンはステアウア移籍秒読みと報告されているにもかかわらず、プロダンは今にもドイツのクラブであるエネルギー・コットブスとサインを交わすのでは?と言われています。

 コットブスの監督がプロダンを気に入っていて、またプロダンもコットブス所属のルーマニア選手であるバシレ・ミリウタとラウレンティウ・レゲカンプにいろいろ聞いているようです。

 今まではエバートンをはじめ、プレミアリーグへの噂が出ては消えていたので、今度は期待を持てるのでしょうか。分かりませんが。
8月19日 ブカレスト

  
ドゥミトレスクが早期解雇へ

 FCブラショフの監督、元代表イリエ・ドゥミトレスクは開幕から3試合たった最近、クラブから解雇されました。

 『私はブラソフの監督を解雇されました。その理由は私の選手の育て方と戦術がオーナーのそれとまったく反対のものだったからです。』

 ブラソフはUEFAカップの予選1回戦でアルメニアのミカ・アシュタラクを下したが、国内リーグの今節でアストラ・プロイエシュティに3-0で負けてしまいました。リーグでは3試合行って勝点4しかあげていません。

 現在31歳のドゥミトレスクはW杯アメリカ大会でベスト8に輝いた立役者で、代表では62試合に出場し20得点を挙げています。
8月18日 ブカレスト

  衝撃の移籍。ポペスクが晩年にイタリアに挑戦

 ルーマニア代表のゲオルゲ・ポペスクはトルコのガラタサライからイタリアのレッチェへの移籍に合意しました。

 『私はトルコを去り、イタリアでキャリアの最後の2年を過ごすために移籍しました。私にとっては大いなる挑戦でもあります。』

 ポペスクは現在までオランダ(PSV)、イングランド(トテナム)、スペイン(バロセロナ)、トルコ(ガラタサライ)とビッグリーグに所属してきましたが、ここにきて最強リーグに挑戦することになりました。しかしリーグでも弱小の部類のクラブなので初の降格圏内脱出というミッションになります。
8月15日 ブカレスト

  国際親善試合

スロヴェニア戦

  

セントラル・ベジグラッド・スタジアム
スロヴェニア 2 01 2 ルーマニア
21

M・アチモビッチ

Z・ザホビッチ
14
55
66
75
M・ニクラエ

V・モルドヴァン
ムラデン・ダバノビッチ
(46分 マルコ・シメウノビッチ)
スパソイェ・ブライッチ
マリンコ・ガリッチ
アレクサンドル・クナヴス
(46分 ムアメル・ヴグダリッチ)
アミール・カーリッチ
(70分 ライコ・タヴカール)
ゾニ・ノヴァク
アレス・セー
(46分 ズラトコ・ザボビッチ)
ミラン・パヴリン
(65分 サーシャ・ガイセル)
ムラデン・ルドニア
(46分 ゾラン・パヴロビッチ)
セバスティアン・チミロチッチ
(46分 ミラン・オステルツ)
ミレンコ・アチモビッチ
GKGK
DFDF
DFDF
DFDF
MFMF
DF
MF
DFDF
MFMF
MFMF
MFMF
MFFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW

ボグダン・ステレア
ジアニ・キリツァ
ゲオルゲ・ポペスク
ダン・ラクスタ
(86分 アドリアン・イエンクシ)
コスミン・コントラ
(67分 アドリアン・ミハルチェア)
ミレル・ラドイ
(60分 フローリン・プルヴ)
ドリネル・ムンテアヌ
(57分 ミハイ・タララケ)
クリスティアン・キヴ
アドリアン・イリエ
(62分 ラウレンティウ・ロシュ)
マリウス・ニクラエ
(46分 ヴィオレル・モルドヴァン)
アドリアン・ムトゥ
(80分 フローレンティン・ドゥミトル)
スレコ・カタネツ 監督 ガブリル・バリント
3-4-3フォーメーション 3-4-3フォーメーション
警告
アミール・カーリッチ
ドリネル・ムンテアヌ
コスミン・コントラ
ゲオルゲ・ポペスク
ジアニ・キリツァ

8月12日 ブカレスト

  ハジ初監督戦線異常あり?

 ハジの初監督が予定されている水曜日のスロヴェニアとの親善試合にに暗雲が立ち込めてきた様子。体調がすこぶる良くないらしいのです。ハジは腎臓疾患をわずらっており、激しい痛みがあると報告されています。ハジ自身もこの状態だと厳しいと認めています。

 今回は無理と医師の判断も下されている様子ですが、元々体調は悪くなく、初戦デビューは大事をとって見合わせる方向との事で進んでいます。アシスタントコーチのガブリル・バリントがその代替を務めるようです。
 
8月10日 ブカレスト

  ポペスクが義兄のために代表復帰

 ベテランDFゲオルゲ・ポペスクは今月末のスロヴェニアとの親善試合で代表復帰することを認めました。

 ポペスクは2000年の欧州選手権後に代表引退するまで101試合に出場していて、今回は義兄のハジが監督ということで復帰が実現した。

 監督初戦のハジが言うように『ポペスクの方からスロヴェニア戦で復帰したいと言ってくれたんだ。コンディションも良いみたいだし、ルーマニアのためにまた活躍できることが嬉しいとも言ってくれた。』

 ポペスクはベスト8までいったW杯アメリカ大会のメンバーで、次の大会にも出場することになればルーマニア初の4大会連続出場記録を打ち立てることになります。
8月9日 ルーマニア

  プロダンはついに引退示唆

 プロダンはエバートンの移籍ご破算の後、自身の早期引退を真剣に考えていることを語っています。

 『彼らを信じた私がバカだった。私はすっかり確信していたため、他のクラブからのオファーを全て断ってしまった。』

 それもそのはず、エバートンのスミス監督はテストの結果が良ければ契約することを保証していたし、プロダンも満足いく結果を出せたと思っていたからです。

 『彼らはうそつきだったが、これ以上ゴタゴタしてもしょうがない。私はよくこれからのことを考えなくてはならない。いい解決策が見つからないようであれば引退も考えている。これまでにたくさんの金も稼いだし、家族と時間を持つのも良い考えだと思っている。だたイングランドでプレーしなかったことと、次のワールドカップ出場への機会を失ったことは後悔するだろう。』
8月8日 ルーマニア

  ラドチョウ、新監督デシャンの仕打ちにキレる

 元ルーマニア代表のフローリン・ラドチョウはASモナコに所属していましたが、新監督のデシャンによって解雇されました。

 ASモナコは格下相手に開幕2連勝できずにもがき苦しんでいて、ジャバニ・ノンダとマルコ・シモーネのスタメンストライカーも明らかにフォームを崩しているのにもかかわらずにです。

 そもそも前監督の元では重要なゴールを決めていたため、彼は有能なサブストライカーとして位置づけられていました。そしてデシャンの元でもプレシーズンマッチで2得点を決めていました。しかしデシャンは不必要と考えたのです。

 『なにがどうなっているのか分からない。契約延長した2ヶ月前まではまさか解雇されるなんて。デシャンって野郎はアンフェアな奴だ。俺が要らないのなら開幕前に言ってくれよ。簡単なことじゃないか!おそらく今からじゃ新しいクラブを見つけるチャンスは限られてくるだろう。彼がなぜこのように決断したのか理解に苦しむ。よく練習していたし、プレマッチでも好調だったのは知っているはずだ。しかし彼は2試合とも私を使おうとしなかった。今、フォワード陣が危機的状況にあるのにだ!』
8月7日 ポルトガル

  ニクラエ、開幕スタメン濃厚

 スポルディングが伝えるところによると、ニクラエは代表の試合に召集されているが日曜日のFCポルト戦にも出場が予定されているとのことです。

 ニクラエは水曜日のスロヴェニアとの親善試合が予定されていますが、月曜日までに合流すればよいので、試合終了後すぐにルーマニア直行という小旅行が待っています。

 移籍の最初のシーズンなので是が非でもスタメンに名を連ねて欲しいものです。
8月7日 イングランド

  プロダンのエバートンへの移籍話も難航

 エバートンはプロダンとの交渉が行き詰まったことから、正式に獲得を断念することを発表しました。

 プロダンは大怪我をしてからそのレッテルを貼られているようなのです。実際にレンジャーズでは1試合も出場できていなかったし、その事がこの契約をスムースに運ばせなかった原因なのです。

 しかしプロダンはレンタル先のロカル・ブカレストでの活躍によりその復調ぶりをアピールしていました。また代表にも復活するなど、彼のかつての輝かしい実績を取り戻していたところでした。
8月7日 イングランド

  セリメシュの移籍話が難航

 スタンダール・リエージュのDFセリメシュはダービー・カウンティへの移籍話がご破算になった後、人々に忘れられつつある危険な状態にあります。

 セリメシュはトライアルでも良い結果が残せたので期待して待っていましたが、ダービーは狙いをラツィオのファブリツィオ・ラバネッリに変えたのでした。

 『がっかりしました。確かに新しく獲得する選手にやたらめったに金を出すことは難しいということは知っています。これで私には元のチームに戻る以外に選択肢がなくなってしまいました。』

 しかしセリメシュは後々に分かりました。リエージュにすら場所はないってことを...

 『なんという悲劇だろうか。いったい私がなにをしたっていうんだ。』セリメシュ談。
8月1日 イングランド

  みなさん、元気ですか?僕は元気です

 サウサンプトンのグレイ監督が所属の元ルーマニア代表ダン・ペトレスクはどこへも放出しないと主張しているにもかかわらず、いまだにトッテナム移籍の噂が絶えません。トッテナムの監督グレン・ホドルが欲しがっているということは、スタメンに定着できずにいるペトレスクにとっては心強いでしょう。

 ペトレスクはシーズン後に手術してから順調に回復へむかっています。しかし、グレイはペトレスク復帰をそれほど熱望しているというほどではないようです。そしてかつてチェルシーで世界最高の右サイドバックと評された時代の監督を務めていたのがホドルであり、彼のプレースタイルや生かし方などは熟知している頼もしい存在です。

 しかしネックとなるのがペトレスクはファンにとても愛された選手だったということです。そしてペトレスクも同様にファンを大切にしてきました。それは今も変わらずで、敵としてチェルシーと対戦する時でも彼に対する声援はその想いに溢れています。そのチェルシーのライバルである同じロンドンのクラブ、アーセナルとトッテナムへの移籍は裏切り行為に等しいからです。

 『私はこのチームに忠誠を尽くすことを第一に考えています。確かにホドルにはチェルシーでもサウサンプトンでもよくしてもらってましたが、今、他のチームに移ることはないでしょう。特にチェルシーのサポーターの方々はいまだに私のことを応援してくれています。その中で同じロンドンのライバルチームに移るなど到底できない話ですね。』
 


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