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Romanian Soccer Today 2001.11 |
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11月26日 ブカレスト
ルーマニア国民の願い、かなわず。
26日、ルーマニア代表のゲオルゲ・ハジ監督は辞任を発表しました。ハジは韓国訪問中のミルチェア・サンドゥFRF(ルーマニアサッカー協会)会長に電話で辞任の意思を伝えており、同会長の帰国後に具体的な話し合いが行われるという。ルーマニアはスロヴェニアとのプレーオフに敗れて
2002年W杯出場を逃し、協会側には2004年欧州選手権に向けてハジ続投の意思があったが、条件面などで合意に達しなかったと見られている。
また世相的にはこの2戦で垣間見せた監督としての能力の無さが持ち上がっています。格下相手に慎重になりすぎて能力のロボンツより経験重視のステレアを起用したこと。国内最高の選手として脂ののりきっていたガブリエル・ポペスクを召集しなかったこと。ティベリウ・ギオアネを第1戦でスタメン起用しなかったこと。交代枠を使う判断の遅さなど問題が山積みでした。
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僕の魂、ただ今再構築中。
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11月14日 ブカレスト
2002年W杯 欧州予選プレーオフ第2戦
ステアウア・スタディオン |
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ルーマニア |
1 |
0-0 |
1 |
スロヴェニア |
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1-1 |
C・コントラ |
56
65
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M・ルドニア
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ボグダン・ロボンツ
コスミン・コントラ
ゲオルゲ・ポペスク
ユリアン・ミウ
(79分 アドリアン・ミハルチェア)
クリスティアン・キヴ
ティベリウ・ギオアネ
(59分 ヴィオレル・ガネア)
ヨアン・サバウ
ドリネル・ムンテアヌ
アドリアン・ムトゥ
(59分 ダニエル・パンク)
アドリアン・イリエ
マリウス・ニクラエ
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GKGK
DFDF
DFDF
DFDF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW |
マルコ・シメウノビッチ
ゼリコ・ミリノビッチ
マリンコ・ガリッチ
ムアメル・ブグダリッチ
サソ・ガイセル
ミラン・パヴリン
アレス・ツェフ
ジョニ・ノバク
ミレンコ・アチモビッチ
(62分 ゴラン・サンコビッチ)
ムラデン・ルドニア
ミラン・オステルツ
(91分 ゾラン・パブロビッチ) |
ゲオルゲ・ハジ |
監督 |
スレコ・カタネツ |
4-3-2-1フォーメーション |
・ |
5-4-1フォーメーション |
・ |
警告 |
・ |
ティベリウ・ギオアネ
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16
23
28
74
81
82 |
ミラン・パブリン
サシャ・ガイセル
ジョニ・ノヴァク
アレス・ツェフ
ムアメル・ブグダリッチ |
・ |
ベンチ |
・ |
ボグダン・ステレア
アドリアン・イエンクシ
ラウレンティウ・ロシュ
ミハイ・タララケ |
・ |
ムラデン・ダバノヴィッチ
アミール・カーリッチ
ナストヤ・チェフ
ライコ・タヴカル
セナド・ティガンジ |
残念会は16日,僕んちにて
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11月10日 リュブリャナ
2002年W杯 欧州予選プレーオフ第1戦
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ステレアが96年欧州選手権に続き、決定的なポジショニングミス。 |
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セントラル・ベジグラッド・スタジアム |
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スロヴェニア |
2 |
0-1 |
1 |
ルーマニア |
 |
2-0 |
M・アチモビッチ
M・オステルツ |
26
42
70 |
M・ニクラエ
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マルコ・シメウノビッチ
ゼリコ・ミリノビッチ
マリンコ・ガリッチ
ムアメル・ブグダリッチ
アミール・カーリッチ
(40分 ナストヤ・ツェフ)
ミラン・パヴリン
アレス・ツェフ
ジョニ・ノバク
ミレンコ・アチモビッチ
(66分 ゾラン・パヴロビッチ)
ムラデン・ルドニア
ミラン・オステルツ |
GKGK
DFDF
DFDF
DFDF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW |
ボグダン・ステレア
アドリアン・イエンクシ
ゲオルゲ・ポペスク
ユリアン・ミウ
(90分 ダニエル・パンク)
クリスティアン・キヴ
コスミン・コントラ
ヨアン・サバウ
(84分 ラウレンティン・ロシュ)
ドリネル・ムンテアヌ
アドリアン・ムトゥ
アドリアン・イリエ
(84分 ティベリウ・ギオアネ)
マリウス・ニクラエ |
スレコ・カタネツ |
監督 |
ゲオルゲ・ハジ |
3-4-2-1フォーメーション |
・ |
4-3-2-1フォーメーション |
・ |
警告 |
・ |
ミラン・オステルツ |
44
54
62 |
アドリアン・イリエ
アドリアン・ムトゥ |
・ |
ベンチ |
・ |
ゴラン・サンコヴィッチ
ムラデン・ダバノヴィッチ
サシャ・ガイセル
ライコ・タヴカル
セナド・ティガンジ |
・ |
ボグダン・ロボンツ
ジアニ・キリツァ
ミハイ・タララケ
ヴィオレル・ガネア |
第2戦は14日、ブカレストにて
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11月8日 ブカレスト
サバウは目指す、安住の地を。
ベテランMFのヨアン・サバウは2002年のワールドカップで自身のキャリアを終えたいと切望していますが、それ以前に次のスロヴェニアとのプレーオフで己のポジションが保証されている状態でないことをよく知っています。
次の試合も出場すると言われているサバウは、94年のW杯以来今まで全ての大舞台の予選でルーマニアの本選出場に貢献してきました。しかしそれら全てにおいて、本選直前の怪我により1試合も出ることができませんでした。
33歳のサバウは90年W杯の本選出場を3-1で決めたデンマーク戦で代表デビューをしました。しかし通算代表キャップ53回にもかかわらず、90年大会が唯一の大舞台なのです。
『もしサバウが出場できていたなら、我々は準決勝に進めただろうに。』と当時の代表監督ヨルダネスクも語っていました。
『私は10年間を棒に振ってきました。しかし、来年のワールドカップに出ることができたなら、これほど嬉しいことはないでしょう。』
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11月5日 ブカレスト
ユース代表ギオアネがA代表のピンチに参上
プレーオフに召集されていたダン・ラクスタの怪我により、ディナモ・キエフ所属でルーマニアU-21代表のティベリウ・ギオアネがA代表に緊急召集されました。
ラクスタは週末のウニベルシタテア・クライオバ戦で負傷してしまい、そのことが遂にハジにギオアネをA代表に上げる決意をさせました。ポジションは守備的MFですが、場合によってはセンターバックの可能性も有り得ます。また怪我で出場が微妙だったミレル・ラドイに見切りをつけ、代わりにラピド・ブカレストのダニエル・キリタも追加で召集されています。
前述のフィリペスクに続き、ラクスタとラドイまでも失ったセンターバックが一気にピンチになっています。キリツァ、イエンクシ、キリタとまだ代表に定着し始めたばかりなので、このプレッシャーのかかる大一番で代表復帰したばかりのポペスクに全てがかかっていると言えます。
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11月4日 ブカレスト
2002年W杯 欧州予選プレーオフ スロヴェニア戦
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今月10日と14日におこなわれる2002W杯欧州予選プレーオフ2連戦に向けてゲオルゲ・ハジ代表監督は最終メンバーの発表を行いました。フィリペスクとモルドヴァンが怪我で辞退しています。代替としてはショアヴァとドゥミトルが呼ばれています。またミレル・ラドイはコンディションが良くなく、出場には微妙らしいです。国内で大活躍をみせているガブリエル・ポペスクはなぜか召集見送りになってます。 |
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ボグダン・ステレア |
GK |
サラマンカ(SPA) |
79cap |
ボグダン・ロボンツ |
GK |
ディナモ・ブカレスト |
16cap |
ゲオルゲ・ポペスク |
DF |
レッチェ(ITA) |
104cap |
コスミン・コントラ |
DF |
ACミラン(ITA) |
27cap |
クリスティアン・キヴ |
DF |
アヤックス(NET) |
16cap |
ミレル・ラドイ |
DF |
ステアウア・ブカレスト |
11cap |
ジアニ・キリツァ |
DF |
ディナモ・ブカレスト |
4cap |
アドリアン・イエンクシ |
DF |
ラピド・ブカレスト |
4cap |
ダン・ラクスタ |
DF |
アストラ・プロイエシュティ |
3cap |
ユリアン・ミウ |
DF |
ステアウア・ブカレスト |
1cap |
ドリネル・ムンテアヌ |
MF |
ヴォルフスブルグ(GER) |
102cap |
ラウレンティウ・ロシュ |
MF |
ヌマンシア(SPA) |
21cap |
アドリアン・ムトゥ |
MF |
ヴェローナ(ITA) |
15cap |
ミハイ・タララケ |
MF |
グラスホッパー(SWI) |
1cap |
ヨアン・サバウ |
MF |
ラピド・ブカレスト |
53cap |
フローリン・プルブ |
MF |
ディナモ・ブカレスト |
2cap |
フローリン・ショアヴァ |
MF |
ラピド・ブカレスト |
2cap |
アドリアン・イリエ |
FW |
バレンシア(SPA) |
45cap |
ヴィオレル・ガネア |
FW |
シュツットガルト(GER) |
23cap |
マリウス・ニクラエ |
FW |
スポルティング(POR) |
13cap |
アドリアン・ミハルチェア |
FW |
ディナモ・ブカレスト |
14cap |
ダニエル・パンク |
FW |
ラピド・ブカレスト |
1cap |
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11月1日 ブカレスト
ルペスクが年金リーグの中東へ移籍。
ディナモ・ブカレストの元代表のヨヌーツ・ルペスクはサウジアラビアのクラブ、アル・ヒラルと短期契約を結んだようです。
咋シーズンはブルサスポールからのレンタルでありながらディナモのキャプテンとしてカップ獲得に貢献していましたが、先月にプレーの質の衰えから交代要員としての立場を告げられたため、クラブを去ることを決意し、お馴染みのブンデスリーガへ行くのではと言われていました。しかし彼はもすでに代表復帰の可能性が薄いことから、6ヶ月で25万ドルという魅力的なオファーに飛びつかない訳にはいかなかったようです。
『とても良いクラブで想像していたよりもレベルは高いね。まずは様子見の半年契約になりますが、この経験は後々に自分のためになるとは思っています。』
かつてブンデスリーガで8シーズンに渡って活躍した彼にも終焉が近づいているようです。
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