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Romanian Soccer Today 2012.5 |
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5月30日 ルツェルン
国際親善試合
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フローレスクをスタメン起用するラズヴァンを責めてたピツルカ |
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スイサポレナ・スタジアム
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スイス |
0 |
0−0 |
1 |
ルーマニア |
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0−1 |
・ |
56 |
ゲオルゲ・グロザヴ |
ヤン・ソマー
ステファン・リヒトシュタイナー
フィリップ・センデロス
ヨハン・ジュルー
レト・ツィーグラー
(85分 ミシェル・モルガネッラ)
ギョクハン・インラー
グラニト・シャカ
(76分 アラン・ヴィス)
ヴァレンティン・ストッカー
(64分 イノセント・エメガラ)
アドミル・メフメディ
(76分 アドリアン・ヴィンター)
トランキッロ・バルネッタ
エレン・デルディヨク |
GKGK
DFDF
DFDF
DFDF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW |
ボグダン・ロボンツ
パウル・パップ
ヴラド・キリケシュ
ヴァレリカ・ガマン
(85分 ドリン・ゴイアン)
ラズヴァン・ラツ
アレクサンドル・ボウルチェアヌ
(55分 コスティン・ラザール)
ジョルジェ・フローレスク
(55分 ニコラエ・グリゴーレ)
ガブリエル・トルジェ
(82分 アレクサンドル・マクシム)
ゲオルゲ・グロザヴ
(65分 アレクサンドル・キプチュ)
クリスティアン・タナーセ
ダニエル・ニクラエ
(52分 マリウス・アレクセ) |
オットマー・ヒッツフェルト |
監督 |
ヴィクトル・ピツルカ |
4-2-3-1フォーメーション |
・ |
4-2-3-1フォーメーション |
・ |
警告 |
・ |
・ |
80 |
ヴラド・キリケシュ |
・ |
ベンチ |
・ |
ディエゴ・ベナリオ
マルコ・ヴォルフリ
スティーブ・フォン・ベルゲン
フランソワ・アフォルター
ジェルソン・フェルナンデス |
/・ |
チプリアン・タタルシャヌ
シルビウ・ルングJr
コルネル・ルパ
コスティン・クレレア
ヤスミン・ラトフリエヴィッチ
フローリン・ガルドシュ |
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ユーロ本選を控えて盛り上がるところを、共に予選敗退したために、失意のテストマッチといえども大事な若返りや仕切り直しの試金石。偶然にも4年前の大会では双方ともに早きから本選での勇躍を見据えた策がはまり、中堅以上のダークホースとしての完成度を満たしていた。
しかしルーマニアは大会後の燃え尽き症候群で十分に使えていけそうな若手までが下降線をたどり、迎えたラズヴァン政権での若返りを無視したプランが失敗し、現在までのところ4年前の戦力と比べてプラマイゼロまでほど遠い状況。一方のスイスも前回が20〜23歳前後でいちおうの成熟を向かえ、4年後となる今回では強豪への名乗りも期待されていたが、センデロス、バルネッタなど中心選手は世界的な評判から遠ざかったという印象しかない。
今回のルーマニアのメンツは当初心配されていた若返りでいちおう評価に値するスタメン。ただ戦力としてはこれからの熟成に期待するところが大きく、現段階ではスイスの方が勝っているといえるだろう。次の予選ではライバルとなるトルコやハンガリー対策にはもってこいの相手であり、海外主力組合流前にあって、海外ベースなのか、国内ベースなのかを図る命題の基礎ともなる一戦となった。
前半はピツルカ戦術の核である堅守が、パップ、キリケシュ、ガマンとメンバーは若返っても着実に浸透しており、不安要素が見られない状況で、スイスにチャンスらしいものは作らせない。
攻撃に関してはガチガチの守備的MFを二枚揃える布陣のため、必然的にサイド攻撃が主となる。形としては4-2-3-1となるものの、中央のグロザヴとダニエルの二枚FWがそのつど下がってポゼッションを刻む仕組みだ。純粋な1トップよりもかつてASローマが採用したような0トップに近い感じである。
特にこの日が代表デビューとなるグロザヴは開始早々からエンジン全開で、何度もゴール前での決定機を作り出す。やはり前線に積極的に顔を出してくるグロザヴに、前回の試合でも、かつてのオセールでも1トップ下として新境地を開拓したダニエルが支えるシステムの模様。もちろんここにキープ力の長けたスンマルテアンが入ろうものならもっと代表は強いはずなのだが。
迎えた後半もルーマニアの優位は変わらず、11分には途中出場していたアレクセから右のトルジェへとボールが渡ると、いつもながらの絶妙な仕掛けからのセンタリングに中央で捉えたのがグロザヴ。勢い余りある若き攻撃陣で先制点を演出したのだった。
この1点が決勝点となり、試合は動かなかったが、堅実な守備がようやく形になってきた証明であり、あとは場数といったところか。現状では後ろ7人が守り、前の4人で攻撃という分担になってしまっているが、これでは中堅どころ相手の公式戦ではまず勝ちきれない試合が出てくるだろう。やはりパターンを持つためにはこの日は高評価だったとはいえフローレスクを外すか、トップ下でタクトを振れる選手が必要となるのは間違いない。 |
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問題はトルコ、ハンガリー相手に活躍できるかということ |
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フローレスクの起用に関してはあのラズヴァン期はピツルカに限らず全ての人が否定してた。今回の起用に関しては?まずは厚顔無恥なのは置いておいて、キエフで成長したからとか現在は起用するに値するとか言うのだろうな。「その時点で活躍している選手を呼ぶ」ならばムレシャンとスンマルテアンへの説明は?また弱い相手にゴリゴリのMF並べて満足してる場合ではなく、絶対来るであろう中堅相手との攻撃パターンの枯渇には?タクトが振れるムレシャンとキープ力+創造性でトルジェ、タナーセ、グロザヴが生きてくるだろうスンマルテアンでは? |
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5月26日 ブカレスト
サプナルを代表から追放
代表監督であるピツルカの声明によると、ポルトガルリーグの強豪FCポルトに所属し、能力的には右サイドのファーストチョイスであるクリスティアン・サプナルを自身が監督であるうちは代表に召集しないことを決定したようです。
どうやら今回の遠征にも戦力として見ていたようですが、ブカレストで行われるヨーロッパリーグの決勝前日のセレモニーで前年チャンピオンのポルトの一員としてトロフィー返還に帰国していたサプナルに召集の意を伝えたところ、あきれることにサプナルはすでにその時期はヴァカンスの予定を入れてあるから応じることはできないと拒否した模様。
このような態度は人一倍嫌うピツルカの性格を知っているだろうから、もはや確信犯としか言いようがないです。もともとラズヴァン期にもクラブではフル出場に近いプレーをしつつも代表戦になると急にコンディションが悪いとか言って小学生のような言い訳を繰り返してきたサプナルですので要するに誰が監督だからとかではなく、代表をさほど重要視していないのでしょう。
今まではその能力からして代表には欠かせないと私も認めていましたが、このような選手に代表選出の栄誉を与えるのはどうかと思いますし、このような選手のために若手のチャンスがつぶれるのはもういいでしょう。ポルトにおける暴力沙汰、代表戦機内での暴挙、さらにはタトゥーなどの軽い事例も含めてしまえば、今までの反ステアウア、ディナモの強烈な姿勢とか、強気なスタイルもすべて自制心の利かないわがままな大人ということなのでしょう。存在する限り問題は起こり続けるだろうし、もしかしたらそれが元で「ルーマニア代表は今後2年間の国際大会締め出し!」とかなる前にカットできたことを喜ぶことにしましょう。
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5月22日 ブカレスト
国際親善試合:スイス戦・オーストリア戦
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ルーマニア代表のヴィクトル・ピツルカ監督は今月27日から来月6日までのオーストリア遠征(本大会に出ないもの同士のお慰み)に向けての国内組を発表しました。また前述の海外組からニコリツァ、コチシュ、マズィルがコンデションアウトで離脱。国内組では直前でピンティリとマリウスが辞退し、代替でガルドシュとクレレアが召集。
下のメンバーを見てはっきりするのが各ポジションにベテランを1人入れて軸にし、他は若手のチャレンジマッチのようです。これであれば海外組から無理して呼ばなかった意図は通じます(ムトゥ、マリカ、サプナル、ラドゥは様子見程度)。フローレスクは一応ラズヴァン期以降にクラブで好調をキープし、キエフの主軸としてリーグ5位の牽引としての評価の模様。これなら召集可。
また今回は若手の中に注目の2選手も含まれています。今期から国内に在籍していますが、青田買いによりすでにベルギーリーグ(スタンダール・リエージュ)で1年半の経験があるグロザヴとスペインのエスパニョールのユースに4年いたマクシムがそうです。共に21歳ながらクラブでは主軸であり、マンネリした代表には新しい風となりそうです。
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GK |
所属 |
生年月日 |
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CAP |
ボグダン・ロボンツ |
ASローマ(ITA) |
1978.01.18 |
(34歳) |
78/0 |
チプリアン・タタルシャヌ |
ステアウア・ブカレスト |
1986.02.09 |
(26歳) |
11/0 |
シルビウ・ルングJr |
アストラ・プロイエシュティ |
1989.06.04 |
(22歳) |
2/0 |
DF |
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ラズヴァン・ラツ |
シャフタル・ドネツク(UKR) |
1981.05.26 |
(30歳) |
79/1 |
ドリン・ゴイアン |
G・レンジャーズ(SCO) |
1980.12.12 |
(31歳) |
43/5 |
ヴラド・キリケシュ |
ステアウア・ブカレスト |
1989.11.14 |
(22歳) |
7/0 |
パウル・パップ |
ヴァスルイ |
1989.11.11 |
(22歳) |
7/0 |
フローリン・ガルドシュ |
ステアウア・ブカレスト |
1988.10.29 |
(23歳) |
6/0 |
コルネル・ルパ |
オツェルル・ガラツィ |
1990.01.16 |
(22歳) |
5/0 |
ヤスミン・ラトフリェビッチ |
ステアウア・ブカレスト |
1986.05.11 |
(25歳) |
4/0 |
ヴァレリカ・ガマン |
アストラ・プロイエシュティ |
1989.02.25 |
(23歳) |
4/0 |
MF |
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コスティン・ラザール |
PAOKサロニカ(GRE) |
1981.04.24 |
(31歳) |
16/0 |
ガブリエル・トルジェ |
ウディネーゼ(ITA) |
1989.11.22 |
(22歳) |
16/4 |
ジョルジェ・フローレスク |
アーセナル・キエフ(UKR) |
1984.05.21 |
(28歳) |
9/1 |
クリスティアン・タナーセ |
ステアウア・ブカレスト |
1987.02.18 |
(25歳) |
19/4 |
A・ボウルチェアヌ |
ステアウア・ブカレスト |
1985.04.24 |
(27歳) |
9/0 |
アレクサンドル・キプチュ |
ステアウア・ブカレスト |
1989.05.18 |
(23歳) |
3/1 |
ニコラエ・グリゴーレ |
ラピド・ブカレスト |
1983.07.19 |
(28歳) |
2/0 |
アレクサンドル・マクシム |
パンドゥリ・トゥルグ-ジウ |
1990.07.08 |
(21歳) |
0/0 |
FW |
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ダニエル・ニクラエ |
ナンシー(FRA) |
1982.10.06 |
(29歳) |
37/9 |
マリウス・アレクセ |
ディナモ・ブカレスト |
1990.02.22 |
(22歳) |
4/0 |
コスティン・クレレア |
スポルツール・スツデンテスク |
1984.07.11 |
(27歳) |
1/0 |
ゲオルゲ・グロザヴ |
ウニベルシタテア・クルージュ |
1990.09.29 |
(21歳) |
0/0 |
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5月16日 ブカレスト
国際親善試合:スイス戦・オーストリア戦
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ルーマニア代表のヴィクトル・ピツルカ監督は今月27日から来月6日までのオーストリア遠征(本大会に出ないもの同士のお慰み)に向けての海外組を発表しました。
プランを持っているピツルカだけにここでいろいろ言うのは早いかもしれませんが、期待してスカされたラズヴァン初期の匂いがプンプンします。2008年以降燃え尽きたとされる選手達を呼ばなくてはいけないほどルーマニアは選手が枯渇しているのでしょうか。本大会に出場できるチームは高まるモチベーションと喜びを胸に今を過ごしていて、一方の予選敗退チームは失望の中を過ごすのかもしれません。ただし一つの利点があります。今大会を諦めたことによって次のW杯予選への準備が一歩早めにきれるということです。なので残された優位性を得るにはこのテストマッチも相当大きいのです。
それがこの消化試合みたいなメンバーで大丈夫でしょうか?あとは国内組に期待です。直前のふるい落としにも期待。まさかのフローレスク召集についてはその時にでも。
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GK |
所属 |
生年月日 |
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CAP |
ボグダン・ロボンツ |
ASローマ(ITA) |
1978.01.18 |
(34歳) |
78/0 |
DF |
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ラズヴァン・ラツ |
シャフタル・ドネツク(UKR) |
1981.05.26 |
(30歳) |
79/1 |
ドリン・ゴイアン |
G・レンジャーズ(SCO) |
1980.12.12 |
(31歳) |
43/5 |
MF |
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ラズヴァン・コチシュ |
FKロストフ(RUS) |
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バネル・ニコリツァ |
サンテティエンヌ(FRA) |
1985.01.07 |
(27歳) |
34/1 |
コスティン・ラザール |
PAOKサロニカ(GRE) |
1981.04.24 |
(31歳) |
16/0 |
ガブリエル・トルジェ |
ウディネーゼ(ITA) |
1989.11.22 |
(21歳) |
16/4 |
ジョルジュ・フローレスク |
アーセナル・キエフ(UKR) |
1984.05.21 |
(28歳) |
9/1 |
FW |
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ダニエル・ニクラエ |
ナンシー(FRA) |
1982.10.06 |
(29歳) |
37/9 |
ヨヌーツ・マズィル |
アーセナル・キエフ(UKR) |
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