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Romanian Soccer Today 2004.3
3月31日 グラスゴー

  国際親善試合

スコットランド戦

 現在ユーロテストマッチ中につき、不参加国どうしの日陰マッチ。

ハンプデン・パーク
スコットランド 1 01 2 ルーマニア
11


J・マクファデン
37
50
56
クリスティアン・キヴ
ダニエル・パンク

ポール・ギャラガー
クリスティアン・デイリー
スティーブン・プレスリー
スティーブン・カルドウェル
ジョン・ケネディ
(18分 ステファン・クライニー)
グラハム・アレクサンダー
ガヴィン・ラエ
コリン・キャメロン
ニール・マッカン
ケニー・ミラー
(51分 ジェームス・マクファデン)
スティーブン・トンプソン
(64分 ステファン・クラウフォード)
GKGK
DF
DF
DFDF
DFDF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
ボグダン・ステレア
(45分 ボグダン・ロボンツ)
フラヴィウス・ストイカン
アドリアン・イエンクシ
クリスティアン・キヴ
ラズヴァン・ラツ
フローレンティン・ペトレ
オヴィディウ・ペトレ
(45分 ニコラエ・ミテア)
ダニエル・パンク
(88分 イオネル・ダンチウレスク)
フローリン・チェルナト
(64分 フローリン・ショアヴァ)
ヴィオレル・ガネア
(82分 アンドレイ・クリステア)
アドリアン・ムトゥ
ベルティ・フォクツ 監督 アンヘル・ヨルダネスク
4-4-2フォーメーション 4-4-2フォーメーション
警告
20 フローリン・チェルナト
ベンチ
ゴードン
S・コールドウェル
リッチー
フーズ
マーシー
S・シアラー
ヨヌーツ・スタンク
マリウス・コンスタンティン


プレイバック・オブ・ザ・ゲーム

 ジェームズ・マクファデンのゴールはスコットランドホームでの3試合ぶりのゴールだったが、それだけではルーマニアから勝利をもぎ取るには不充分となった。

 ルーマニアは序盤から圧倒的なテクニックの差で試合を支配するも、スコットランド伝統のパワーディフェンスに苦しめられ、ファウルゲームでたびたび試合が中断されたせいか、最初のチャンスまでは待たなければならなかった。その間にスコットランドのチャンスとして前半9分のコーナーからトンプソンがヘッドであわせたが、これはわずかにポスト外にそれて助かる。18分に期待されていた初代表のジョン・ケネディがガネアの強烈なタックルをくらって、試合を退くことになってからはルーマニア持ち前の攻撃に拍車がかかっていく。

 ようやく31分にチェルナトがロングシュートを放つも大きくそれ、ムトゥのクロスからのガネアのシュートも枠を外れていったが、37分のキヴのFKからの先制点によって、ルーマニアの勝利は加速していった。このFKチャンスは相手DFのキャメロンが自軍で奪われたボールを取りに行ったところをオヴィディウ・ペトレにファウルしてしまい、その距離ゴールまで30メートル。キヴの蹴ったボールはキャメロンの肘にあたりをすり抜け、GKからはブラインドとなったボールはそのままスコットランドのゴールマウスに吸い込まれていった。

 後半には早々に往年のパスワークに冴えを見せた。7分にまず中盤底のチェルナトとO・ペトレがワンツーで突破すると、前線のパンクにパスが渡る。そのパンクはムトゥとのきれいなワンツーパスでプレスリーの守備を交わすと、すぐさま振りぬいたシュートがギャラガーの手の届かないゴール隅にきれいに決まり、3連敗を避けたいスコットランドにとどめをさすことに成功。

 一方スコットランドはマクファデン投入後はチームのパフォーマンスが一時的にあがり、そのマクファデンがキヴの壁をやぶり慰めの一発を決める。僅差の結果にはなったが、終盤もパンクやムトゥの惜しいシュートやクロスからのフリーをガネアがヘッドで合わせられなかったものなどチャンスは常にルーマニアのものであった。

機能した左サイド、チェルナト&パンク

3月29日 ブカレスト

  国際親善試合:スコットランド戦

国内メンバー発表

  
 ルーマニア代表のヨルダネスク監督は3月31日にグラスゴーで行われるスコットランドとの親善試合に向けて国内組5人を発表しました。先月のステアウア代表拒否問題の罰則のため、D・ムンテアヌ、ディカ、ラドイ、F・ドゥミトルが呼ばれず。長引かなければいいのですが、とりあえずこの守備的MFとCBが薄いラインナップを見て、どちらも高いレベルでこなせるラドイだけはすぐにでも復帰して欲しいものです。

 『A・イリエに関しては1月にベシクタシュに移籍したばかりなので、今はクラブの方を優先させるべきでしょう。コントラは5ヶ月ぶりに試合に復帰したようですが、まだ試合感で代表レベルにあるといいがたい。焦る必要はないでしょう。』

 GK  所属
 ボグダン・ステレア  サラマンカ(SPA/2DIV)
 ボグダン・ロボンツ  アヤックス(NET)
 DF
 クリスティアン・キヴ  ASローマ(ITA)
 ラズヴァン・ラツ  シャフタル・ドネツク(UKR)
 アドリアン・イエンクシ  スパルタク・モスクワ(RUS)
 フラヴィウス・ストイカン  シャフタル・ドネツク(UKR)
 ユリアン・フィリペスク  チューリヒ(SWI)
 ヨヌーツ・スタンク  ラピド・ブカレスト
 MF
 ダニエル・パンク  ベシクタシュ(TUR)
 フローリン・チェルナト  ディナモ・キエフ(UKR)
 オヴィディウ・ペトレ  ガラタサライ(TUR)
 フローリン・ショアヴァ  スパルタク・モスクワ(RUS)
 ミハイツァ・プレシャン  ウニベルシタテア・クライオバ
 フローレンティン・ペトレ  ディナモ・ブカレスト
 アンドレイ・クリステア  FCMバカウ
 FW
 アドリアン・ムトゥ  チェルシー(ITA)
 ヴィオレル・ガネア  ウォルバーハンプトン(ENG)
 ニコラエ・ミテア  アヤックス(NET)
 フローリン・ブラトゥ  ガラタサライ(TUR)
 イオネル・ダンチウレスク  ディナモ・ブカレスト

3月22日 トルコ

  ガラタサライの監督にハジが就任

 トルコリーグの強豪ガラタサライは低迷の責任を取り辞任したファティ・テリムの後任として、現役時代に在籍して数々の栄光に導き、今もなおスーパースターとして現地では崇められている元ルーマニア代表ゲオルゲ・ハジが新監督に就任したと発表しました。

 ガラタサライは、ハジがプレーした1996年から2000年にかけて全盛期を迎え、最後の年にあたる1999/2000シーズンのUEFAカップ優勝で、その勢いは頂点に達しました。そして今回皮肉なことにこの時代にも指揮を執っていたテリム監督の後を引き継ぐことになります。ガラタサライのオズハン・カナイディン会長は、今月に入って辞任したテリム前監督の後任として、素早い決断でハジにその大役を託しました。

 『ガラタサライのようなチームの監督になることを誇りに思う。どのようなチームでも、困難な状況に陥ることがある。そのことは受け入れなければならないが、強いチームを作り上げるための努力も必要だ。ただし、それは私1人でできることではない。団結して事にあたらなければならない。メンバーが団結した時に初めてトロフィーが掲げられるということを、全員が認識すべきだ。私は最善を尽くすためにここにやって来た。そして向上心と規律を重んじる。真にプロフェッショナルな選手と仕事をし、この基本姿勢を共有したい。』

 ハジは今季、トルコの弱小クラブ、ブルサスポールで指導者として開幕を迎えていたが、結果を残せないまま11月に辞任しています。今回のハジ監督の就任に伴い、ビュレント・コルクマズ、ハカン・ウンサル、エルビル・バリッチなど、テリム監督の下でトップチームから落とされていたベテラン選手が再び昇格するものと見られています。

 ガラタサライは今シーズン、チャンピオンズリーグではグループリーグで敗退し、その後UEFAカップに回ったものの3回戦で姿を消しています。国内リーグ戦では2連敗を喫したことで、3位のトラブゾンスポルとは勝ち点差12の6位に順位を下げ、来季のUEFAカップ出場権が一層遠のきました。初采配は、26日のサムスンスポルとのアウェー戦になり、低迷するチームを任されたハジ監督には、難しい仕事が待ち受けていることとなりました。

3月17日 ブカレスト

  国際親善試合:スコットランド戦

海外メンバー発表

  
 ルーマニア代表のヨルダネスク監督は3月31日にグラスゴーで行われるスコットランドとの親善試合に向けて海外組15人を発表しました。ケガによる辞退者は毎回のことで、今回はヤニス・ズィク、アドリアン・イリエ、パウル・コドレア、クラウディウ・ラドゥカヌ、コスミン・コントラが外れています。

 一方で約1年ぶりの復帰となるユリアン・フィリペスクの名が召集リストに挙がりました。昨年の予選デンマーク戦で戦犯となって以来でしょうか。おそらく古参好きなヨルダネスクによる抜擢ですが、プレー的には下降線であり、召集してもケガで直前離脱というイメージから出番があるかは微妙です。

 GK  所属
 ボグダン・ステレア  サラマンカ(SPA/2DIV)
 ボグダン・ロボンツ  アヤックス(NET)
 DF
 クリスティアン・キヴ  ASローマ(ITA)
 ラズヴァン・ラツ  シャフタル・ドネツク(UKR)
 アドリアン・イエンクシ  スパルタク・モスクワ(RUS)
 フラヴィウス・ストイカン  シャフタル・ドネツク(UKR)
 ユリアン・フィリペスク  チューリヒ(SWI)
 MF
 ダニエル・パンク  ベシクタシュ(TUR)
 フローリン・チェルナト  ディナモ・キエフ(UKR)
 オヴィディウ・ペトレ  ガラタサライ(TUR)
 フローリン・ショアヴァ  スパルタク・モスクワ(RUS)
 FW
 アドリアン・ムトゥ  チェルシー(ITA)
 ヴィオレル・ガネア  ウォルバーハンプトン(ENG)
 ニコラエ・ミテア  アヤックス(NET)
 フローリン・ブラトゥ  ガラタサライ(TUR)

3月12日 ウクライナ

  マリカがウクライナに見参

 先日オリンピスキ・トレーニング場でのチプリアン・マリカの記者会見が行われました。
 
 フロント:『今回の移籍は多くの人には予期せぬものとなったようですが、我がクラブは前から彼のことを追っていました。特にU-21代表での活躍は素晴らしかったですね。その翌日に5年契約を交わしましたからね。彼はまだ若いですが、能力は疑いもなく良いものを持っており、我がチームのスタメン争いにも必ずや加わってくるでしょう。』

 記者:シャフタルからの打診はいつ頃からなのでしょうか?

 アルカディ代理人:『キプロストーナメントでの代表戦頃ですね。』

 記者:チプリアン、あなたはインテルからのオファーがあったことを知っていましたか?

 チプリアン:『もちろん。インテルのスカウトの人達とは何度か交渉の場がありましたから。でも具体的な段階まではいきませんでした。私がすぐにでも海外移籍を望んでいたのに対してインテル側のオファーはあくまでもシーズンオフの夏に合流というものでしたからね。私が現在ここにいるのはシャフタルが私のことをすぐにでも欲しがってくれたからに他ありません。』

 記者:あなたの決断に対して父親からの助言はどういうものでした?

 チプリアン:『私は長くトップにいられるチーム、たとえばチャンピオンズリーグに出れるようなチームが良かったのです。父から教えられたものはサッカーに限らず、人生そのものですね。どんなことでも私達は良く話をしていますね。』
3月11日 ロシア

  地味なショアヴァは地味にスパルタクへ挑戦

 ロシアリーグのスパルタク・モスクワはラピド・ブカレストから25歳のルーマニア代表MFのフローリン・ショアヴァを5年契約で獲得したようです。移籍金は約100万ユーロ。

 ショアヴァは01/02シーズンからラピドに所属して、代表では14キャップを記録しています。これでスパルタクにはこの冬のマーケットだけで3人のルーマニア代表が加入しました。ガラタサライからガブリエル・タマシュ、ラピドからアドリアン・イエンクシ、そして彼が加入しましたが、すべてディフェンシブ・ポジションなのもコンビネーションという面では良いのかもしれません。

 またスパルタクはつねにリーグの上位に名を連ねる強豪なので、チャンピオンズリーグへの道も簡単に開かれそうです。しかし一方で、近そうで遠い西欧リーグへの移籍はステップアップとして早きに結果を出さないと年齢との兼ね合いでここに埋もれてしまうかとの懸念があります。
3月9日 ウクライナ

  ディナモ発 マリカがシャフタルへ

 ウクライナの雄、シャフタル・ドネツクは19歳のルーマニア代表ストライカー、チプリアン・マリカをディナモ・ブカレストから獲得したようです。移籍金は500万ユーロで5年契約。

 マリカは若くして所属のディナモ・ブカレストの01/02シーズンのタイトル獲得に貢献し、U-21代表でもチームの核として存在感を出していました。昨年の終わりに敗れはしたものの、イタリア戦でフル代表デビューを果たしています。

 これで現在リーグ首位のシャフタルはラツ、フローレア、ストイカンに続いて4人目のルーマニア選手を抱えることになったので、来期のチャンピオンズリーグが楽しみであります。今週日曜日のリーグ後半戦メタルル・ドネツク戦でデビューするとみられています。
3月4日 ブカレスト

  どれだけ呼べるのか?ポペスク主催チャリティー

 現在エージェントとして多忙な元代表のゲオルゲ・ポペスクが主催する「ベカリ&ポペスク・スポーツ」のもとにルーマニア代表と世界選抜のチャリティマッチを5月18日に計画していることがわかりました。

 ルーマニアの孤児救済のための試合でクライオバかティミショアラの会場が予定されています。現在は親交のある元ブルガリア代表のフリスト・ストイチコフがすでに参加を表明しており、他にはロマーリオ、ロナウド、フィーゴ、クーマン、シェリンガム、イブラヒモビッチ、トッティ、デサイー、ハカン・シュキールを呼ぶ予定で、ルーマニア代表側ではハジとペトレスクが参加の意思を表明しています。


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