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Romanian Soccer Today 2003.7
7月19日 イスタンブール

  19歳の旅、そしてタマシュの未来

 トルコリーグのガラタサライは来たる新しいシーズンの補強として、ディナモ・ブカレストの代表DFガブリエル・タマシュを獲得したようです。契約期間は5年間。

 『ガラタサライのようなビッグクラブに入団できてとても嬉しく思っています。ルーマニアサッカーを代表してぜひとも活躍したいですね。』

 タマシュ所属のディナモはチャンピオンとして迎えた昨シーズンは6位に終わってしまいましたが、彼自身は21試合に出場して、代表デビューするほど好調を維持していました。

 ガラタサライもまた昨シーズン2位に終わりましたがチャンピオンズリーグ出場資格を得ており、そこでの活躍が期待されています。
7月17日 ギリシャ

  あくまでステップ、スンマルテアンの挑戦

 ギリシャリーグのパナシナイコスはルーマニアリーグ、グロリア・ビストリツァ所属のルーマニア代表MFルチアン・スンマルテアンを移籍金90万ユーロ(約1億2300万円)で獲得したと発表しました。スンマルテアンは2年間の延長オプション付き3年契約での入団とみられ、すでに所属している元代表MFエリック・リンカルに続いて2人目のルーマニア人選手となります。

 現在パナシナイコスがスイスで行っているプレシーズンキャンプに今日にも合流する予定となっているスンマルテアンは『私はようやく欧州のビッグクラブに入団できました。パナシナイコスへの移籍は私の将来のキャリアにとって大きなステップとなるでしょう。新しいチームにフィットする自信はあるし、すでにそのための準備もできていますよ。』とコメントしています。

 元U-21代表のキャプテンもベジクタシュとラピドへの移籍が破談になった要因のB型肝炎による長期離脱のため現在フル代表では2002年11月20日のクロアチアとの親善試合と2003年4月30日のリトアニアとの親善試合の2キャップしか記録していませんが、昨シーズンのリーグと先週土曜日に行われたインタートトカップでブレシア相手にスカウト達をうならせる芸術的なFKを決めています。

 パナシナイコスは昨シーズン2位に終わりましたがチャンピオンズリーグ出場資格を得ており、そこでの活躍が期待されています。
7月14日 ローマ

  蘇るか、右サイドの突貫小僧

 スペインリーグのアトレティコ・マドリッド所属のルーマニア代表コスミン・コントラはイタリアのビッグクラブ、ASローマへの移籍の可能性が出てきたようです。コントラとローマはすでに接触しており、本人もこの夏の移籍に乗り気のようです。

 『私は本気でイタリアに戻りたいと思っています。ローマが興味を示してくれて嬉しいですね。両クラブ間で合意に達するのであればサラリーの問題は二の次ですね。』

 現在ローマは攻撃的ウイングバックのカフーがACミランに移籍した後の後釜を探しており、スペインでくすぶっているコントラがまさにうってつけだったようです。
 
7月9日 ローマ

  ルーマニアの至宝がついにセリエAへ

 ついにアヤックス所属のルーマニア代表DFクリスティアン・キヴが新たなチームとしてセリエAのASローマと5年契約に合意しました。移籍金は1800万ユーロ(約24億6600万円)で3年分割の支払いの予定。ASローマの発表によるとキヴが受け取る5シーズン総額のサラリーは1660万ユーロ(約22億7400万円)でこの額はアヤックスの売却金額としてはクラブ史上最高額となります。

 『これだけははっきり言っておくが、アヤックスとしてはキヴを手放したくはなかった。しかしキヴは今や世界から注目される存在になったし、キヴ本人もローマへ行きたがっていましたからね。アムステルダムにいつまでも選手を留めておく事はできないのは周知の事実ですから。』-アリー・ファン・エイデン会長

 『クリスティアンが去ってしまうのはもちろん残念ですよ。しかしあれだけの選手をここに留めておくことはできないですから。でも彼はいままでにたくさんの良い思い出を残してくれました。代役探しには難航しそうですが、なんとかしてみせますよ。』-ロナルド・クーマン監督
7月7日 リスボン

  ニクラエの度重なるケガ

 スポルティング・リスボン所属のルーマニア代表FWマリウス・ニクラエは練習中にまたもや足を負傷したため、来シーズンの開幕戦から数試合は出場できない見こみとなりました。

 ニクラエは来期に向けた練習中にケガを再発し、全治2ヶ月と診断されました。スポルティングには2年前に入団しましたが、選手生命を脅かすケガを含めて何度もケガにより離脱を繰り返しています。昨シーズンも大半を棒にふっており、終了後にルーマニアに帰ってケガの治療をしていました。

 もういいかげんにして欲しい。同じような記事を何度、翻訳したことか。
7月7日 スイス

  スイスで輝くイオネル・ガネ

 今シーズンのスイスリーグチャンピオン、グラスホッパーは来期のチャンピオンズリーグ予備戦3回戦からの長く険しい道のりに備えて新たに選手の補強を行いました。

 ライバルのザンクト・ガレンからは元ルーマニア代表FWイオネル・ガネを1年レンタルで獲得しました。『31歳のガネはその豊富な経験でこの若いチームの良い手本となるでしょう。109試合で51得点を決めている点からも優れた選手であることは明らかなのです。』とマルセル・コレル監督は述べています。

 ガネはスイスに渡って4シーズン、常に2ケタを計算できるFWとしてならして昨季も11得点でリーグの優勝に貢献していました。グラスホッパーでは代表のミハイ・タララケと同僚になります。
 
7月6日 ブカレスト

  ニクレスク、ディナモ入りへ

 ディナモ・ブカレストのバイス・プレジデントであるウラジミール・コーン氏はジェノア所属の元代表クラウディウ・ニクレスクを獲得しようと現在イタリアに渡っているようです。

 ジェノアとの契約は2006年まで残っており、またラピドとのメディカルチェックを済ませているニクレスクですが、両クラブ間で話がまとまるようであれば移籍も辞さないようです。ジェノアは来期のセリエC降格が決まっており、移籍金の分割分の1回目が払えてないほどの経済的危機に陥っている状態のようです。

 今シーズン28試合9得点のミハルチェアは2部ヴェローナへ、コドレアはシーズン途中に2部パレルモに去っています。結局ニクレスクは半年の在籍で13試合3得点と散々なものでした。
7月6日 ブカレスト

  ヴラドの度重なる挑戦

 ディナモ・ブカレストのMFヴラド・ムンテアヌは今シーズン成績により来期からの2部降格が決まっているブンデスリーガのニュルンベルグへの入団テストを終えて帰国しました。ヴラドにとって海外クラブのテストはレアル・マドリッド、アヤックスに続き3回目であり、今回はかなり良い感触を得たようです。

 新しいチャレンジの感想はどんなものでしたか?
 『たった二日間しかいなかったのでなんともいえませんが、さすがにレベルは高かったですね。』

 現地ではどんな印象をもちましたか?
 『ドイツ人は友好的ではないと聞いていましたが、そんなことは全然ありませんでした。彼らは手厚くもてなしてくれましたし、不都合なところはありませんでしたよ。』

 あなたにとって今年2度目のトライアルとなりましたが、アヤックスの時と比べてどうでした?
 『特にありませんでした。二つのクラブでは事情が異なりますので。ただアヤックスの時は少々長く滞在したということぐらいしか言えませんね。』

 あなたが帰国する時、コーチは何か言ってましたか?
 『是非クラブに加わって欲しいということは言われましたよ。どうなるかはわかりませんが。』
7月4日 ブカレスト

  キリツァが叩く海外への門

 ルーマニアリーグ1部のディナモ・ブカレストはキャプテンの元代表DFジアニ・キリツァがトルコリーグのサムスンスポールに移籍することに合意したようです。移籍金は25万ユーロとみられています。

 『我々は彼にはおおいに期待しています。必ずやクラブに欠かせない選手となるでしょう。彼にとっても今回の移籍は初の海外挑戦であり、大きなステップに違い在りません。来シーズンは上位に食い込む事ができるでしょう。』-ゲオルゲ・ムルテスク監督

 キリツァはディナモでの5年間で153試合に出場しており、代表でも5キャップを記録しています。この移籍期間でのディナモからトルコクラブへの移籍選手はブルサスポールに移ったコーネル・フラシネアヌに続き2人目となります。
7月4日 ブカレスト

  ラツの行き先はウクライナに決定

 インテルやラツィオといったビッグクラブからオファーのあったラピド・ブカレストの代表左サイドバック、ラズヴァン・ラツはウクライナリーグ2位のシャフタル・ドネツクへの移籍が決まったようです。パレルモに移籍したコドレア以来の失望なのです。

 まだ22歳と若いラツはラピドで2度のリーグ制覇とカップ戦制覇を経験しており代表でもスタメンとして欠かせない存在にまで成長しました。アヤックス、インテル、ラツィオからオファーがあっただけにできればブラウン管で見れるリーグに移籍して欲しかったのですよ。あとはチャンピオンズリーグ2回戦から勝ちあがってTV放映のあるベスト8まで進んでもらうことを祈ろうじゃありませんか。

 しかしラピド側の1年レンタル契約とは異なり、シャフタル側は5年契約と認識しているようにこれからイザコザがあるようにも思われます。できればご破算になって欲しいです。ビッグクラブでの活躍こそが代表への貢献の近道なのですから。
7月3日 ブカレスト

  ラドチョウがついに国内復帰へ

 ディナモ・ブカレストは元代表のフローリン・ラドチョウを選手兼アシスタントコーチとして獲得しました。

 すでに33歳のラドチョウは海外クラブに活躍の場を求める前の1990年まではディナモ・ブカレストで5年間プレーしていました。また2000年にもレンタルで一時ディナモへ復帰していましたが、その時は良い結果を残すことができていませんでした。

 海外クラブはイタリアのバリ、ヴェローナ、ブレシアを経て94年にACミランでチャンピオンズリーグを獲得。その後はエスパニョール、ウエストハム、シュツットガルトなど各国を転々とした後に2000年からASモナコに入団していましたが、プレーの機会には恵まれていませんでした。一方、代表では40試合21得点という立派な成績を残しているので人々の記憶には残っています。1990年と1994年のワールドカップにも出場しており、特に94年アメリカ大会では大活躍を見せてベスト8の原動力となりました。

 『ピッチを離れることにはまだ納得していない。プレーへの意欲がある限り現役でいたいのです。しかし指導者としての経験も積み始めなくてはならないことも知っていますよ。』
7月2日 スペイン

  迷走する突貫小僧

 スペインのスポーツ紙によると、アトレティコ・マドリッドのルーマニア代表DFコスミン・コントラがスコットランドリーグのチャンピオンであるグラスゴー・レンジャーズに移籍する可能性があると報じられています。

 スペイン紙“Marca”によれば、すでにアトレティコは代わりにミケル・アルテタをスタメンに起用する準備ができており、今シーズンずっとスタメン出場してきたにもかかわらず思ったほどの活躍を見せることのできなかったコントラに対して契約期間の4年もの間に高額なサラリーを払い続けるメリットがないと判断しているようです。
7月1日 トルコ

  ガネアに降り注ぐ100万ドルの金貨

 ブンデスリーガ2位のシュツットガルトとの契約が満了したルーマニア代表FWヴィオレル・ガネアは新しくゲオルゲ・ハジが監督を務めるトルコリーグのブルサスポールと契約を結びました。

 彼には来シーズンからブンデスリーガ1部に昇格するフランクフルトからもオファーがありましたが、1シーズンあたりの提示サラリーは25万ドルと安く、同じくオファーのあったルーマニア1部のステアウア・ブカレストは10万~15万ドルというものでとうてい話になるものではありませんでした。トルコでは100万ドルのサラリーを稼ぐものと思われます。


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