Romanian Soccer Today 2004.4
4月28日 ブカレスト

  国際親善試合

ドイツ戦

  
 世界に意地を見せた後世に残るAマッチ。でもこれにより寂しさがつのるユーロ不出場の現実。
 たとえこの結果でもヨルダネスク解任を要求します。

ラピド・スタディオン
ルーマニア 5 40 1 ドイツ
11
M・プレシャン
R・ラツ
I・ダンチウレスク
I・ダンチウレスク
G・カラマリン

21
23
36
43
85
88





P・ラーム
ボグダン・ロボンツ
フラヴィウス・ストイカン
アドリアン・イエンクシ
クリスティアン・キヴ
(34分 ソリン・ギオネア)
ラズヴァン・ラツ
フローレンティン・ペトレ
(77分 コスミン・コントラ)
ミレル・ラドイ
ミハイツァ・プレシャン
(76分 オヴィディウ・ペトレ)
ニコラエ・ディカ
(70分 ガブリエル・カラマリン)
イオネル・ダンチウレスク
(70分 アドリアン・ネアガ)
ヴィオレル・ガネア
(83分 マリウス・ニクラエ)
GKGK
DFDF
DFDF
DFDF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
オリバー・カーン
(46分 ティモ・ヒルデブラント)
アーネ・フリートリヒ
イェンス・イェレミース
カルステン・ラメロウ
フィリップ・ラーム
ベルント・シュナイダー
(76分 セバスティアン・ケール)
ディトマール・ハマン
ファビアン・エルンスト
トルステン・フリンクス
(46分 パウル・フライアー)
フレディ・ボビッチ
(61分 オリバー・ノイビル)
ケビン・クラニイ
アンヘル・ヨルダネスク 監督 ルディ・フェラー
4-4-2フォーメーション 4-4-2フォーメーション
警告
ベンチ
マリウス・ポパ
クリスティアン・ダンチア
コスミン・バルカウアン
ダン・アレクサ
フランク・バウマン


プレイバック・オブ・ザ・ゲーム

 ルーマニアは前半に目を見張るような素晴らしいの猛攻を見せ、ホームのルーマニアが36年ぶりにドイツを下した。ドイツは後半こそ最少失点に抑えたが、形勢逆転はならず、地元ルーマニアのサポーターたちは歴史的勝利に沸いたのだった。

 ドイツのフェラー監督は、最近国内での風当たりが強まっているGKオリバー・カーンの先発を強行したが、ドイツ守備陣はルーマニアのテクニックの前に為す術なく切り裂かれ、結局は主将のカーンも最後の砦との責は果たせずに屈辱の戦犯に。そもそもDFクリスティアン・ベアンスを負傷で欠いたドイツはセンターバックに本来守備的MFであるイェレミースとラメロウを起用したことが間違いで、このコンビのプレーはとても安心して見ていられる内容ではなく、起きるべくして起こった敗戦だった。

 序盤から積極的に攻めに出てきたのはルーマニア。3分にペトレが右サイドからクロスを上げてガネアのヘディングに繋がる。引き続きダンチウレスクもゴール前約8メートルからヘッドで襲うが、両方ともボールはゴールをそれてしまう。しかしドイツを恐れさせるには十分だった。前半20分、ゲームメーカーのミハイツァ・プレシャンが、ファビアン・エルンストの中途半端なパスを奪うと、ディフェンダー3人をかわして放った左足での豪快なシュートはカーンの守るゴール上部に突き刺さる。

 その3分後には左サイドバックのラツがフリートリヒを置き去りにすると、カーンの頭上を越す絶妙なループを決め、ルーマニアはリードを2点に広げた。早くも窮地に立たされたドイツは2度の好機をつくりかけたが、クラニイが役不足を露呈してフイに。

 ハーフタイムが近づく中、ルーマニアはさらに2点を追加し、ドイツを大きく突き放した。ダンチウレスクがドイツの甘い守備をものともせず、立て続けに2点を奪った。ダンチウレスクはまずFKのリスタートで素早くマーカーを外し、フローレンティン・ペトレのセンタリングにつま先で合わせてゴールを奪取。2点目はゴール前の空いたスペースに走りこんでフラヴィウス・ストイカンのクロスに合わせ、約6メートルの位置からカーンにヘディングシュートを浴びせる。カーンはこれに反応するのが精いっぱいで、無情にもネットを揺らした。

 フェラー監督は後半、パウル・フライアーをピッチに送り込み、散々な目にあったカーンに代えてシュツットガルトのGKティモ・ヒルデブラントを投入したが、後半もルーマニアがゲームを支配し、追加点のチャンスが訪れる。

 ストイカンの上げたクロスがフローレンティン・ペトレに渡ると、GKヒルデブラントの位置どりがやや前がかりだったことでペトレはループシュートを放つ。これはかろうじてクロスバーの上にはじき出された。さらにガネアのチップキックはキャッチされたが、GKの好セーブにより惜しくもゴールを割るまでにはいかず。一方、ドイツもクラニイの得点チャンスなどがあったが、こちらはことごとく枠を外れるなど、不発に終わった。

 そしてルーマニアは、途中出場のガブリエル・カラマリンが、アドリアン・ネアガのポストプレーで完ぺきに落としたボールに走りこんで、約8メートルの位置からシュートを決めた。ドイツは、フライアーのいい動きからフィリップ・ラームが1点を返して意地を見せたが、反撃ののろしをあげるにはあまりに遅すぎた。既にこの時点までで完敗だった。

 この結果、今年に入ってクロアチア、ベルギーを親善試合で破っていたドイツの進撃に急ブレーキがかかった。一方のルーマニアは、ユーロ予選敗退の憂いを忘れて、素晴らしい勝ちっぷりの余韻にひたることが今日ばかりは許されるだろう。

この日の主役プレシャン。一気にスターダムに

4月26日 ブカレスト

  国際親善試合:ドイツ戦

国内メンバー発表

  
 ルーマニア代表のヨルダネスク監督は4月28日にブカレストで行われるドイツとの親善試合に向けて国内組11人を発表しました。スタメン級海外組からムトゥ、パンク、チェルナトの3人がケガで辞退。コントラが追加召集。国内からはポパ、アレクサ、カラマリンが初召集。復活したネアガとFWながらDFにコンバートしたバルカウアンがそのままDFとして久々の召集。

 GK  所属
 ボグダン・ロボンツ  アヤックス(NET)
 マリウス・ポパ  ナシオナル・ブカレスト
 DF
 クリスティアン・キヴ  ASローマ(ITA)
 コスミン・コントラ  アトレティコ・マドリッド(SPA)
 ラズヴァン・ラツ  シャフタル・ドネツク(UKR)
 アドリアン・イエンクシ  スパルタク・モスクワ(RUS)
 フラヴィウス・ストイカン  シャフタル・ドネツク(UKR)
 クリスティアン・ダンチア  トルペド・モスクワ(RUS)
 ミレル・ラドイ  ステアウア・ブカレスト
 コスミン・バルカウアン  ディナモ・ブカレスト
 ソリン・ギオネア  オテルル・ガラチ
 MF
 オヴィディウ・ペトレ  ガラタサライ(TUR)
 ニコラエ・ディカ  ステアウア・ブカレスト
 フローレンティン・ペトレ  ディナモ・ブカレスト
 ダン・アレクサ  ディナモ・ブカレスト
 ミハイツァ・プレシャン  ウニベルシタテア・クライオバ
 ガブリエル・カラマリン  ナシオナル・ブカレスト
 FW
 ヴィオレル・ガネア  ウォルバーハンプトン(ENG)
 マリウス・ニクラエ  スポルティング・リスボン(POR)
 アドリアン・ネアガ  ステアウア・ブカレスト
 イオネル・ダンチウレスク  ディナモ・ブカレスト
召集されるもケガで辞退
 ボグダン・ステレア  サラマンカ(SPA/2DIV)
 ダニエル・パンク  ベシクタシュ(TUR)
 フローリン・チェルナト  ディナモ・キエフ(UKR)
 アドリアン・ムトゥ  チェルシー(ITA)
 アンドレイ・クリステア  FCMバカウ

4月20日 イタリア

  そしてキヴはローマ残留を主張

 今季終了後にローマを離れるのではないかと噂されているルーマニア代表DFクリスティアン・キヴですが、彼は来季もローマでプレイすると主張しました。

 『将来はどうなるかって? 僕はローマの選手だよ。チームメイトとプレイすることやこの都市に住んでいることに満足してる。日曜日のモデナ戦の1-0での勝利は重要だった。だけど、僕らはまだ勝ち点3差でミラノに乗り込む希望を持っている。(水曜日のローマダービーで勝利し、週末のエンポリ戦に勝って、ミランがウディネーゼに敗れた場合に実現する) ラツィオ戦は素晴らしい試合になる。一時中断したことは影響しないだろう。僕らは勝利のためだけにプレイする。』
4月13日 ブカレスト

  国際親善試合:ドイツ戦

海外メンバー発表

  
 ルーマニア代表のヨルダネスク監督は4月28日にブカレストで行われるドイツとの親善試合に向けて海外組13人を発表しました。今回の召集ではマリウス・ニクラエが久しぶりに召集されています。

 度重なるケガと調整不足のくり返しで若きルーマニアを担う大型FWと言われながら、いたずらに貴重な時間を無駄にしてしまっていますが復活なるかが期待されています。あとは地味ながら念願の海外進出を果たした左サイドバックのクリスティアン・ダンチアが選ばれています。彼は正式なA代表マッチには2000年12月のアルジェリア遠征の2試合で1、2キャップ(国内組のみのメンバー)と2002年のポーランド戦で90分から途中出場しただけなので、今回もまた海外進出した選手をやみくもに召集するというヨルダネスクの悪いクセが出てしまったなとの思いが強いのです。一方、ミテア、イリエ、コントラが召集見送り。早く辞めれ、ヨルダネスクよ。

 GK  所属
 ボグダン・ステレア  サラマンカ(SPA/2DIV)
 ボグダン・ロボンツ  アヤックス(NET)
 DF
 クリスティアン・キヴ  ASローマ(ITA)
 ラズヴァン・ラツ  シャフタル・ドネツク(UKR)
 アドリアン・イエンクシ  スパルタク・モスクワ(RUS)
 フラヴィウス・ストイカン  シャフタル・ドネツク(UKR)
 クリスティアン・ダンチア  トルペド・モスクワ(RUS)
 MF
 ダニエル・パンク  ベシクタシュ(TUR)
 フローリン・チェルナト  ディナモ・キエフ(UKR)
 オヴィディウ・ペトレ  ガラタサライ(TUR)
 FW
 アドリアン・ムトゥ  チェルシー(ITA)
 ヴィオレル・ガネア  ウォルバーハンプトン(ENG)
 マリウス・ニクラエ  スポルティング・リスボン(POR)

4月10日 フランス

  モルドヴァンはナント残留を希望

 現在爆発中のナント所属の元ルーマニア代表ヴィオレル・モルドヴァンはその活躍を見たいくつかのクラブからオファーが届いているのですが、来季もナントでプレイすることを望んでいるようです。

 『クラブは完全に私が何を望んでいるか掌握している。私は希望を持っている。もし、そうでなければイングランド、イタリアと接触するだろう。だが私が選ぶとするならプレイスタイルが合うことからイタリアを好む。もし私がここを去ることになるなら、妻と子供二人をナントにおいて、単身赴任することになるだろう。』

 モルドヴァンは複数年契約を望んでいるのに対して、ナントは1年契約の提示と言われています。
4月6日 フランス

  モルドヴァンの決定力は衰えず

 ナント所属の元ルーマニア代表ヴィオレル・モルドヴァンはフランスサッカーリーグ協会(UNFP)から3月のフランスリーグ月間最優秀選手に選ばれました。同様にフランス紙のCanal+、L'Equipeからも選出されるようです。

 投票によるとモルドヴァンに集められた票は全体の45%を占め、2位でリヨン所属ヴィカシュ・ドラソーの32%、3位でレンヌ所属アレクサンダー・フレイの23%に大きく差をつけての受賞となりました。モルドヴァンは2月にも同賞にノミネートされていましたが、パリ・サンジェルマン所属のダニエル・リュブヤの後塵をはいして2位に終わっていました。

 モルドヴァンは3月にモンペリエ戦のハットトリック(結果は3-2で勝利・同点、逆転、ロスタイムに決勝ゴールと獅子奮迅の活躍)を含めて3試合に出場して6得点を決めていて、ナントに再入団した1月からの記録だとリーグで10試合出場11得点、カップ戦も含めると14試合で16得点を決めています。今シーズン半ばからの記録にもかかわらずリーグ得点ランキングのベスト10に食い込んでいるので、UAEリーグなど行かずに開幕から在籍していてこの調子だと仮定すると現在はランキングトップだったのですよ。


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