Romanian Soccer Today 2008.12
12月30日 イタリア

  若手ベストイレブンにラドゥが選出

 イタリアのスポーツ紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が2008年におけるセリエAでのヤングプレイヤーのベストイレブンを選出したところ、ラツィオ所属のルーマニア代表DFシュテファン・ラドゥが3バックフォーメーションというディフェンスではたった3選手のセレクションで見事に選ばれました。

 ラドゥは昨季途中にしましたが、いきなりスタメンのポジションを奪取すると現在まで国内最高額の4年半540万ユーロの価値そのままにリーグでセンセーショナルを起こしていました。今季はケガもあり5試合での起用となっていますが、評価はサビついていませんでした。

 他にはクルチ、モントリーボ、ハムシク、パト、ラベッシ、サラテなど錚々たるメンバーになっています。
12月25日 イタリア

  ムトゥ、ユーロでの失敗を忘れられず

 所属するフィオレンティーナがチャンピオンズリーグ出場を果たしたとはいえ、アドリアン・ムトゥにとって2008年は決して十分に満足できる1年ではなかったようです。

 『僕にとっては難しい年だった。あまりにケガが多かったしね。でも、ルーマニア年間最優秀選手に選らばれたということは、僕がそれにふさわしかったということだよね。』

 また、ルーマニア代表としての戦いについても、ムトゥには忘れられないことがあるという。それは、欧州選手権のグループリーグでイタリアと対戦した際、決勝点になりえたPKを外してしまったことです。

 『あれは最悪だった。それは間違いないね、でも、僕がアンラッキーだったことも、みんな見たはずだ。イタリア戦でのPK失敗には、まだ計り知れないほどの悔しさを感じている。全員に謝りたい。チームメートたちやサポーターに、申し訳なく思っている。でも、僕はサッカー選手であり、こういうこともこの仕事の1つなんだ。PKを失敗した後の夜は、時間がすべてを過ぎ去らせてくれるのを待つしかないと思いながら寝たよ。今は精神的に回復できたけどね。』

 一方、新年に向けて、ムトゥは次のように新たな意気込みを表しています。

 『2009年の元旦は、できるだけ多くの勝利を手にしたいと考えながら起きるだろうな。それと、代表でハジ以上のゴールを決めたい。今の僕は29ゴール、彼は35ゴールだ。』
12月24日 ウクライナ

  キエフでの栄光に別れを告げるチェルナト

 長年ディナモ・キエフに所属し、昨季は構想外となりクロアチアのハイデュク・スプリトにレンタル放出され、今季はレンタルバックで復帰してから徐々にチャンスを与えられているフローリン・チェルナトは舞い込んでくる様々なオファーに対して前向きに検討するようです。

 『すでにキエフには8年もいるから、そろそろ変えどきかもしれませんね。私に対してトルコ、ロシア、アラブから魅力的なオファーがあることも知っています。おそらく来季の夏にはそのどれかに移籍していると思います。』

 最初の5年ほどはキエフで若き天才として10番を与えられ、司令塔として見事なタクトを振り、度重なるリーグ制覇とチャンピオンズリーグで名を馳せてきました。しかし2年前ほどからケガの影響で出場機会が限定され飼い殺し状態でしたが、本人もキエフ残留に賭けてきた中でレンタル先での評価上昇していました。そろそろということで態度を軟化させて次のチャレンジを狙っているようですが、国内はまだないとのこと。

 『シーズン開幕当初は古巣のオテルルに復帰するとの選択肢もありましたが、今はもう国内復帰は考えていないです。たとえオテルルでも同じことです。』
12月24日 ブカレスト

  ムトゥ、混迷の年にルーマニア最優秀選手に


 年末恒例となった国内紙『ガゼタ・スポルトゥリロール』主催のルーマニア最優秀選手で抜きん出た存在がいない年となった今回は順当に代表のエースであるアドリアン・ムトゥがダントツ25票で受賞する運びとなりました。

 代表は久しぶりの本戦となりましたが、尻つぼみというか全員守備的戦術で全体評価だったため、やはりクラブでの活躍がメインとなりました。今年の栄冠のムトゥは代表では出場した時の活躍というより、欠場した時の他の選手のグダグダ感によりその存在がクローズアップされるいという暗喩のような評価でしたが、フィオレンティーナではシーズンまたぎだと14得点、そしてエースとしてUEFAカップベスト4、ACミランを抑えてリーグ4位でチャンピオンズリーグ出場権を獲得。今季こそ不調ですが、2008年前半の貯金で不作の年を制しています。

 2位には17票でキヴとゴイアンが受賞。キヴは代表での絶対的核とインテルでのパフォーマンスが、ゴイアンは代表本戦での活躍と得点力が評価された形になりました。マイナス面を挙げるとキヴは代表、クラブ共にケガの影響で出場数が少ないこと、ゴイアンはチャンピオンズリーグに出場したにもリーグ戦も合わせてクラブの低調が響きました。

 4位には攻撃に比べて目立たないものの、代表では毎試合3失点を帳消しにする神懸りなスーパーセーブで君臨し続けるロボンツが11票で選出。ディナモでは世界的知名度がないながらリーグ首位の成績も一因となったようです。今後その実力に相応する海外クラブに所属し、UEFAカップレベルで上位進出すればそのポジションにおいて1位も夢ではないでしょう。個人的にはキヴと同様にマイナス面が少ないと見ています。

 5位にはリーグ制覇とチャンピオンズリーグでの高評価でCFRのトリカが2票ながらもランクイン。ここは誰でも横並びで運も左右したようです。ちなみに6位にはラドイ、ダンチウレスク、コステアが入っています。監督ではリーグ首位のディナモのアンドネを抑えて、弱小戦力ながらリーグ2位につけた手腕がサプライズを起こしたダン・ペトレスクが選ばれました。
12月8日 ウクライナ

  ユベントスのターゲットに入ったラツ

 ウクライナの強豪シャフタル・ドネツクのミルチェア・ルチェスク監督は所属する同郷のラズヴァン・ラツがユベントスの獲得構想に入っていることを明らかにしました。

 『公式なものではないが、確かにユベントスからラツの照会があったのを知っている。まだ正式なものまで発展していないので、ユベントス側の首脳陣とは話をしていないが。ラツについてはいろいろ話は挙がっています。ラツ本人にはこういう手の噂段階ではのぼせ上がらないようにいつも言っています。』
 
12月1日 キプロス

  トリカがキャリアの終焉にキプロスへ

 昨季のリーグを制して今季はチャンピオンズリーグに参戦している成長著しいルーマニア金満クラブであるCFRクルージュの司令塔エウジェン・トリカは同じくまさかの快進撃でチャンピオンズリーグ本戦に出場を果たしたキプロスのアノルソシス・ファマグスタに冬の移籍マーケットで移籍することに決定したようです。

 トリカは00/01シーズンにステアウアでチャンピオンズリーグを経験していたベテランで、すでに32歳ながらも昨季加入したCFRではスタメンが外国人で固められる中でも絶対的な存在としてリーグでも屈指のテクニックを見せていました。アノルソシスとは1年半の契約で70万ユーロという魅力的なオファーで快諾し、移籍金は20万ユーロながらその年齢とこれまでの功績によりCFRとも円満に交渉が締結された模様。

 トリカは若くしてステアウアで司令塔としてハジと比較された選手でしたが、その後の海外はブルガリアを主戦場としたため表舞台から消えていました。国内復帰してからの活躍は目覚しいものがあり、ピツルカも召集を示唆していましたが、その粗野な言動と態度がネックとなり、結局復帰はならずに若き日の4キャップだけが代表の記録となっていました。


バックナンバー
2008 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 /
2007 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2006 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2005 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2004 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2003 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2002 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2001 / / / / / 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

戻る