Romanian Soccer Today 2008.3
3月30日 ウクライナ

  ギオアネがキエフと延長合意

 ディナモ・キエフ所属の元ルーマニア代表ティベリウ・ギオアネはクラブとの契約が今シーズン終了までとなっていましたが、契約延長して2011年6月までウクライナに留まることになりました。

 ギオアネは2001年にラピド・ブカレストから移籍して以来、すぐさまFWからDFまでこなせるユーティリティで主力として活躍して4シーズンでそれぞれ2度のリーグ制覇とカップ制覇に貢献し、4度のチャンピオンズリーグでも全24試合に出場するワールドクラスとして知られていました。しかし2005年5月に練習中に倒れて脳卒中と診断されると、一時はサッカーどころか生命の危機とまで言われ引退は確実視される悲劇を経験。長らくは表舞台から姿を消してクラブの厚いサポートにより1年半ほどリハビリを続け、昨年はサブながら11試合に出場してリーグ優勝を味わい、今シーズンからはレギュラーに復活しています。チャンピオンズリーグにも全6試合に出場し、リーグでは現在首位につけています。

 早くからルーマニア代表の将来の核として期待されていた彼もすでにというかまだ26歳になり、病気や当時の不可解采配のヨルダネスク監督と確執があったためそれほど代表キャップを増やせていませんが、現在の復活した実力を持ってすれば余裕で6月の本選メンバーに加えられる存在であります。もともとピツルカ監督も彼のその不遇時代をサポートしており、よき理解者なのですが、惜しむらくは復活のタイミングと代表の予選での好調が重なってしまい、ヘタに出場メンバーを入れ替えられないという事実が指揮官を悩ませています。世論も一度死の淵を彷徨った彼に焦りは禁物であることは重々承知でありながら、メンバーに入れたいという願望も誰もが理解するところで、おそらくピツルカもそうであろうと思われます。磐石と言われるキヴ、ラドイ、コチシュの存在が、そして各ポジションのスペシャリストの存在が嬉しくも悲しくもあります。もし健康で確執がなかったら代表磐石のスタメンではあったと思いますし、逃した3大会のうち少なくとも1大会は出場できたといまでも思えてしまうのは彼の能力たる所以なのでしょうか。ピツルカ同様に次の世代の2010W杯と2012欧州選手権に期待したいと思います。
3月27日 ブカレスト

  国際親善試合

ロシア戦

ムトゥは消えていたが、ケガ明けもあり特に心配もなし。ほぼ全員がアピールできた試合となった。懸念はロシアレベルとの親善試合。来月は試合なし。直前にモンテネグロと本選に向けて調子が下降線にならないことを祈るだけ。

ステアウア・スタディオン
ルーマニア 3 10 0 ロシア
20
C・マリカ
D・ニクラエ
M・ニクラエ
45
61
76
マリウス・ポパ
(89分 ラズヴァン・スタンカ)
コスミン・コントラ
(71分 ジョルジェ・オガラル)
ガブリエル・タマシュ
(35分 オヴィディウ・ペトレ)
ドリン・ゴイアン
ラズヴァン・ラツ
(87分 ラズロ・セプシ)
フローレンティン・ペトレ
(62分 バネル・ニコリツァ)
ラズヴァン・コチシュ
(85分 マリアン・アリウツァ)
ミレル・ラドイ
クリスティアン・キヴ
(46分 マリウス・ニクラエ)
チプリアン・マリカ
(46分 ダニエル・ニクラエ)
アドリアン・ムトゥ
(46分 ニコラエ・ディカ)
GKGK
DFDF
DFDF
DFDF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW

FWFW
FWFW
イゴール・アキンフェフ
ヴァシリ・ベレズスキ
(65分 ドミトリ・シチェフ)
セルゲイ・イグナシェヴィッチ
アレクセイ・ベレズスキ
ロマン・シロコフ
アレクサンドル・アニュコフ
ヴラジミール・ビストロフ
イゴール・セムショフ
ディニヤル・ビリャレディノフ
(61分 ドミトリ・トルビンスキ)
ユーリ・ジルコフ
ロマン・アダモフ
(60分 ロマン・パヴリュチェンコ)
ヴィクトル・ピツルカ 監督 フース・ヒディング
4-4-2フォーメーション 3-1-5-1フォーメーション
ベンチ
ヴラジミール・ガブロフ
ヴヤチェフラフ・マラフェフ
デニス・コロディン
パヴェル・ポグレブニャク


プレイバック・オブ・ザ・ゲーム

 ルーマニア代表はソ連崩壊後初となるロシアとの対戦で3-0と完膚なきまでに勝利を収めて、同じく欧州選手権に出場するヒディング率いるロシアにチーム再構築を促すと共に、死のグループCの中にあってルーマニアをアウトサイダーと捉える人々に再認識させる力を見せ付けました。

 ルーマニア代表は準備期間の3戦で先月の第1戦イスラエルに敗戦、4月は試合がなく、5月末に第3戦モンテネグロ戦と他の死のグループライバルの対戦相手に比べると実力不足は否めず、本選出場同士の対戦はこのロシア戦しかないという顛末ぶり。しかも最弱ランクのロシアでそのロシアもアルシャービン、ケルジャコフ、イズマイロフという攻撃の核である3選手欠くという8年ぶりの本大会に向けてのルーマニア代表の調整は不安なものになりました。

 試合の方は国内リーグ選抜のロシアに対してほぼ最強メンバーのルーマニアが当然のように主導権を握る。3分のムトゥのFKに始まり、CKからのタマシュお得意のヘディング、F・ペトレのドリブルシュートと実力の差を見せつけ、策士ヒディングがやはりムトゥの左サイドにディフェンスを注力させたためムトゥ自身はこの日は目立たなかったものの、逆に右サイドの活性化に繋がる。

 15分には相手のミスを見逃さなかったコントラがボールを奪うと攻め上がりを見せていたコチシュに繋ぐ。すぐさま左に開いていたマリカへと展開されたボールは逆サイドをオーバーラップしていたコントラに大胆なサイドチェンジ。そのまま放たれたシュートは大きく枠を外れたが、ルーマニアお家芸のパスワークが冴え渡った一場面だった。またF・ペトレも好調でミドルにクロスにと獅子奮迅の活躍を披露して積極的に前に出る3トップシステムに近い形になっていった。

 中盤に関しては3トップになったことからキヴ、ラドイ、コチシュがフラットになったり、コチシュが3トップを操る司令塔的に前に出て2人が下を支えるトライアングルを形成したりと柔軟に形を変える。この攻守の能力を兼ね備えた3選手がDFに仕事をさせずほぼロシア陣内での攻防が繰り広げられた。35分にはタマシュの負傷退場というピンチもほとんどの選手が複数のポジションを高い次元でこなせるというルーマニア代表の代名詞でもあるユーティリティ性が重宝して守備的MFのスペシャリストのO・ペトレを投入する代わりにラドイをCBにずらして戦力ダウンを微塵にも感じさせない。

 GKも直前のカゼで離脱したロボンツに代わりゴールマウスを守ることになった代表初キャップのポパがそつなく務め、この29歳と遅咲きの守護神は素早いカウンターからのウラジミール・ビストロフのシュートを防いだりと本選メンバーへのアピールを示した。

 そして得点の匂いだけはプンプンと漂っていたまま時間が過ぎる中、ようやく前半終了直前45分にルーマニア劇場が幕を開けることになる。あいかわらずの中盤ブロックがロシアのパスを防ぐとそれをムトゥが左ゴールエリア外に位置するマリカに渡す。距離と相手DF二人が対峙している状況に厳しいかと思われたマリカは左に抜くと思わせるフェイントで巧妙にDFを操ると、一瞬できたコースを見逃さずに素早く左足を振りぬきボールは豪快にネットに突き刺さった。最近スランプに陥っていたこととD・ニクラエの好調振りから以前ほどの絶対的な存在ではなくなっていたマリカの復活を思わせるゴールに単なる1点ではなく、本選に向けての心配を払拭するような感慨深い1点となった。

 後半に入るとこの日は精彩を欠いておとなしかったケガ明けのムトゥと先制点のマリカの2トップ、そして同じく既定どおりキヴを温存のためベンチに下げるとFWの3選手を一気に投入。特にキヴの代わりにマリウス・ニクラエという交代には一瞬驚くもマルチロールを存分に生かし、コチシュをキヴの位置に下げ、ディカがコチシュのボール捌きを担い、両ニクラエ初の2トップが誕生した。

 序盤は攻撃システム再構築にとまどい、ロシアが押し気味に試合を進めるも、安定してきたルーマニアは後半16分にベレズスキの不用意なプレーにラツとM・ニクラエがプレスし、ブロックしたボールをそのままM・ニクラエが左サイドを持ち上がりゴール前にフリーで待ち構えていたF・ペトレに低い弾道のクロスを上げる。しかしその絶好球をダイレクトボレーにいったF・ペトレが豪快に空振り、ボールは軸足に当たり後ろへ転がる。F・ペトレが一人で1回転を楽しんでいる間に運良くボールの転がる後ろにいたD・ニクラエがマリカ同様に美しく鋭いシュートを放ち、彼らしいゴールで追加点が記録される。

 その後の交代はスペシャリスト間で行われ、後半31分にはアヤックスで干されてピンチのオガラルの綺麗なクロスが最近インパクトが薄らいできているディカのコースをついたヘディングシュートにつながるもアキンフェフの横っ飛びスーパーセーブで阻まれる。しかし、それを右サイドで拾ったのが代表、クラブでもスタメン落ちまで評価を落としているニコリツァ。再びリプレイのようなクロスを上げると2年ぶりに復活した未完の大器マリウス・ニクラエがどフリーでヘディングシュートを沈める。試合を決める3点目が2004年9月以来のゴールとなったマリウスによってもたらされました。

 ここからはサービスと言わんばかりに続々と残りベンチの交代選手をピッチに投入。これが代表最終試合になるかサプライズでの本選メンバー入りなるかのアリウツァに与えられた時間は5分間だったが、これまた3度ボールに絡み、全てのボールタッチを楽しむかのように鮮やかなヒールパスや予想外のパスでさすがのファンタジスタぶりを見せた。このプレーがどのようにピツルカに写るか、たった5分のプレーで指揮官を悩ませた。そして次世代の候補として何度か試されているディナモ超攻撃的左サイドのプルハクを押しのけて、この大事な時期にベンフィカでの台頭ぶりからユース代表から昇格したセプシも出場。

 もう一人の交代は夢の一日を経験したGKスタンカ。当初の召集だとロシア戦A代表@ロボンツAコマン、トルコ戦B代表BポパCハイサンでD番手の存在だったが、まずコマンの離脱でBポパがA代表A番手に昇格。空いたB代表第2GKでCの位置にスタンカが召集。そしてB代表合同練習で好調だったスタンカがスタメンに選ばれBに。翌日A代表正GKロボンツがカゼで離脱するとポパがスタメン@になり、Aのポジションに前日B代表試合に出場したスタンカがそのまま合流。そして試合では残り1分にA代表のピッチに参上。急転直下で栄光の代表キャップを記録するアメリカンドリームを実現。

 というように終始余裕で終えたこの勝利で先月のイスラエル戦での敗北を払拭し、来る本選に弾みをつけることができたようです。ただし弱小ロシアがしかもメンバーを落としてきた試合だということもお忘れなく。

 『我々は攻撃姿勢を貫き、勝利に貢献できました。私の先制点を含むパフォーマンスには満足しています。それよりもディナモ時代からの先輩であり友人であるマリウスが自身の復帰を祝うゴールを決めたことが嬉しかったですね。』−チプリアン・マリカ

 『もちろん欧州選手権本選でプレーすることを夢見ていますよ。もちろんそれを決めるのは監督次第です。今回のゴールでその資格アリとみなされればよいのですが。』−マリウス・ニクラエ

 『ロボンツは直前の病気で出場しませんでしたが、マリウス・ポパも十分な戦力であることを証明したと思いますよ。』−クリスティアン・キヴ

 『今日の試合は攻守共に良いリズムが作れたと評価していいでしょう。これで本選に向けての準備は整いました。今日の勝利で過剰には興奮していませんよ。前回のイスラエル戦の敗北がたまたま運に見放されただけであって、もともとの実力をキープできればこのような結果は残せるし、本選での勝利も難しくはありませんから。』−ヴィクトル・ピツルカ監督

みんなー、注目ー。Wニクラエだよー。

3月26日 コカエリ

  国際親善Bマッチ

トルコB代表戦

  
 フル出場した4選手が今回の合格点。あとは残念ながら次の機会にということでしょうか。

イズメット・パサ・スタジアム
トルコB代表 1 01 0 ルーマニアB代表
10

ビュラク・I
47
88
F・ブラトゥ
アイキュト・エルセティン
(68分 トルガ・ゼニン)
フェルハト・コクムシュ
エルハンキュチュク
ムラト・ソゼルメズ
(46分 カグナル・ビリンチ)
メフメト・ギュヴェン
(80分 セルチュク・イナン)
アリ・トゥラン
セルカン・キリンティリ
カジム・カジム
(72分 ビュルハン・エシェル)
メフメト・エレン
(62分 セルカン・カリク)
ウムト・ビュルト
(66分 ビュラク・イルマズ)
ハサン・カゼ
GKGK
DFDF
DFDF
DFDF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
FWMF
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW

FWFW
FWFW
ラズヴァン・スタンカ
(46分 クリスティアン・ハイサン)
クリスティアン・サプナル
(60分 ダン・マテイ)
マリウス・コンスタンティン
(46分 ガブリエル・クヌ)
コスミン・モツィ
ミハイ・ネシュ
(46分 クリスティアン・プルハク)
ヤノシュ・セーケイ
アンドレイ・プレペリツァ
ニコラエ・グリゴーレ
(46分 コスティン・ラザール)
アドリアン・クリステア
ドリン・ゴガ
(60分 エミール・ジュラ)
フローリン・コステア
(46分 フローリン・ブラトゥ)
ファティ・テリム 監督 シュテファン・ヨヴァン
4-4-2フォーメーション 4-4-2フォーメーション
ベンチ
フェフミ・エムレ
メフメト・カキル
ファティ・セルカン
ソリン・ギオネア


プレイバック・オブ・ザ・ゲーム

 この日に指揮をとったシュテファン・ヨヴァン代表アシスタントコーチによると、終始トルコを支配しつつも決定機をものにできなかったようです。1点は許したもののディフェンスは心配のない様子で特にコスミン・モツィはすぐにでもA代表のピッチに立てるとの報告が。右サイドのセーケイも懸念されるA代表同ポジションのオプションとして合格。次のモンテネグロ戦に召集される可能性が高まりました。今回A代表からは落選したアドリアン・クリステアはテクニックはあるものの、粘り強さとディフェンスでの貢献が欠けていたとの批評。いまだ当落選上のようです。

3月25日 ブカレスト


  国際Bマッチ:トルコB代表戦メンバー変更


 26日に行われるトルコB代表とルーマニアB代表の親善試合のメンバーが一部変更になりました。27日のロシア戦に昇格したGKマリウス・ポパとMFマリアン・アリウツァ、そしてケガのDFソリン・ギオネアとMFアンドレイ・マルガリテスクに代わり以下の3選手が召集されました。国内でも屈指の守備的MFと言われながらなぜか召集機会が少なかったラザールが代替としてB代表に。崖っぷちのブラトゥに共によほどのことが無い限り、本選に滑り込むことは不可能でしょう。


 GK  所属 生年月日 CAP
 ラズヴァン・スタンカ  ダチア・ミオヴェニ  1980.01.18 (28歳) 0/0
 MF
 コスティン・ラザール  ラピド・ブカレスト 1981.04.28 (26歳) 3/0
 FW
 フローリン・ブラトゥ  ディナモ・ブカレスト  1980.01.02 (28歳) 10/2

3月23日 ブカレスト

  国際親善試合:ロシア戦

国内メンバー発表

  
 ルーマニア代表監督ヴィクトル・ピツルカは今月26日にブカレストで行われるロシアとの国際親善試合の国内メンバーを発表しました。まず既出の海外組の変更はラドゥがリーグ戦でのケガで辞退、代わりに今冬にベンフィカに移籍して日に日に戦力として注目を浴びていたラズロ・セプシが北アイルランド戦で召集されていたユース代表からA代表へ昇格。B代表としてトルコ戦に召集されていたアリウツァとポパが嬉しいA代表への昇格。ケガで辞退していたムトゥが一転して出場できる見込みになり追加召集。国内ではラドイがヒザのケガを直して7ヶ月ぶりに召集。D・コマンは離脱してしまいました。

 注目は4人。セプシがこの時期に初代表を踏めれば、2000年欧州選手権予選で1試合も出場なかったにもかかわらずユース代表で頭角を現していた19歳のキヴがシュテファン・ナヌーを蹴落として本選でも活躍したシナリオが繰り返されることに。しかし熟成路線ピツルカ政権においてラツを抜くのは厳しいか。ラドゥがセンターの控えとしての構想になった場合には左のサブとして可能性あり。もし右サイドだったらどちらかを蹴落としてのサブ、または一気にスタメンすら見込めただけに残念。

 ラドイは繰り返されるケガのサイクルからとりあえず現在のところ復帰。キヴがコンバートされるぐらい懸念だった守備的MFの不安を十分にスタメン級の活躍が見込める本来不動の存在なだけにあと3ヶ月間のコンディションだけが心配される。基本的に無理する体質なので次にケガしたら本選は微妙に。しかもその可能性が高い。

 アリウツァはムトゥが離脱という最悪の状況下で膠着してしまう攻撃陣にあってそのバラバラのピースをかき集めて形にしてしまいそうな国内外唯一のファンタジスタなので(ヨンクマ自論)、サブにこの異色の存在を入れておけば面白いと思う。現状は残念ながら遅すぎた召集であり、試すならイスラエル戦で試すべきだったのでは。是非とも46分はチャンスをあげてみたい。

 マリウス・ニクラエもラドイと同様に健康であったなら今頃不動のスタメンだっただけにコンディションだけが気がかり。抜群の決定力が錆びれているかはこの試合で決まる。


 GK  所属 生年月日 CAP
 ボグダン・ロボンツ  ディナモ・ブカレスト 1978.01.18 (30歳) 62/0
 マリウス・ポパ  ポリ・ティミショアラ 1976.04.12 (31歳) 0/0
 DF
 コスミン・コントラ  ヘタフェ(SPA) 1975.12.15 (32歳) 61/7
 ラズヴァン・ラツ  シャフタル・ドネツク(UKR) 1981.05.26 (26歳) 46/1
 ガブリエル・タマシュ  オセール(FRA) 1983.11.09 (24歳) 30/2
 ジョルジェ・オガラル  アヤックス(NED) 1980.02.03 (28歳) 6/0
 ラズロ・セプシ  ベンフィカ(POR) 1986.06.07 (21歳) 0/0
 ドリン・ゴイアン  ステアウア・ブカレスト 1980.12.12 (27歳) 17/3
 MF
 クリスティアン・キヴ  インテル(ITA) 1980.10.26 (27歳) 57/3
 フローレンティン・ペトレ  CSKAソフィア(BUL) 1976.01.15 (32歳) 48/5
 ラズヴァン・コチシュ  ロコモティヴ・モスクワ(RUS) 1983.02.19 (24歳) 19/1
 ミレル・ラドイ  ステアウア・ブカレスト 1981.03.22 (27歳) 41/1
 ニコラエ・ディカ  ステアウア・ブカレスト 1980.05.09 (27歳) 23/6
 オヴィディウ・ペトレ  ステアウア・ブカレスト 1982.03.22 (26歳) 21/1
 バネル・ニコリツァ  ステアウア・ブカレスト 1985.01.07 (23歳) 18/1
 マリアン・ アリウツァ  ポリ・ティミショアラ 1978.02.04 (30歳) 3/0
 FW
 アドリアン・ムトゥ  フィオレンティーナ(ITA) 1979.01.08 (29歳) 59/27
 マリウス・ニクラエ  インヴァーネス(SCO) 1981.05.16 (26歳) 28/12
 チプリアン・マリカ  シュツットガルト(GER) 1985.10.02 (22歳) 22/7
 ダニエル・ニクラエ  オセール(FRA) 1982.10.06 (25歳) 20/4

3月20日 ブカレスト

  代表監督のやりくりは今日も続く

 あいかわらずこの重要なテストマッチ期間でも慢性的な野戦病院状態は続いているようです。

 ルーマニアは世間が言うようにフランス、イタリア、オランダの死のグループにあっては本選の6月にいかにチームのピークを持っていくかがカギになりますが、今回もセリエAを主戦場にしている4選手にコンディションの心配が付きまとっています。ラツィオのシュテファン・ラドゥが大腿部の負傷、シエナのパウル・コドレアがヒザの負傷で離脱。フィオレンティーナのアドリアン・ムトゥは早すぎる復帰の心配と4週間で1試合しかしていない試合感、インテルのキヴは慢性的なケガを騙し騙しでクラブと代表でコンスタントに出場している状況になっています。

 『キヴとは話していますが、本大会後に手術を予定しているようです。我々のドクターも常に気にかけてはいますが、誰も彼の決断を変えることはできないでしょう。6月にすべて心配なくいくことを願っていますよ。ムトゥに関しても心配はしてましたが、早い段階でのケガだったので十分に休養させるつもりでした。しかしジェノア戦での活躍を見る限りもう大丈夫でしょう。彼については不必要なブランクをおかずに現在の好調をキープさせるためにコンスタントな出場が最も良しと判断しました。ケガ人はあいかわらずですが、我々にはチャンスが十分にあるし、夢を達成し得る力も持っています。戦術的にもルーマニア代表は2、3人の個性に頼るのではなく、数人のユニットが多数結びついたチームなので全力を尽くすまでです。』
3月17日 ブカレスト

  国際親善Bマッチ:トルコB代表戦

最終メンバー発表

  
 今季は大事な久々の欧州選手権ということで、トルコサッカー協会の協力もあり、26日のロシア戦の前日にトルコB代表との親善試合が組まれることになっています。今回指揮をとるA代表のアシスタントコーチ、シュテファン・ヨヴァンはその6月本選メンバーへのトライアウトとなる候補19選手を発表しました。

 リーグで活躍する若手、最後のビッグチャンスに賭けるベテラン、そして実力は申し分ないものの不運でなぜかここにいるギオネア、クリステア。注目はギリシャリーグを捨てて、代表復帰のために国内に戻るようピツルカ監督から説得されたアリウツァがリーグでの相変わらずの違いを見せるファンタジスタぶりに監督が応えた形でラストチャンス。ストイカ、スンマルテアンが消えて久しい希少な司令塔ポジションは代表にも存在しないため、面白いかも。しかしA代表で起用するとなるとシステムの改変も必要となるためどうなるか。


 GK  所属 生年月日 CAP
 クリスティアン・ハイサン  ヴァスルイ 1981.03.03 (27歳) 0/0
 マリウス・ポパ  ポリ・ティミショアラ 1976.04.12 (31歳) 0/0
 DF
 ダン・マテイ  グロリア・ビストリツァ 1981.06.25 (26歳) 0/0
 マリウス・コンスタンティン  ラピド・ブカレスト 1984.10.25 (23歳) 3/0
 クリスティアン・サプナル  ラピド・ブカレスト 1984.04.05 (23歳) 0/0
 ガブリエル・クヌ  ポリ・ティミショアラ 1981.01.18 (27歳) 0/0
 コスミン・モツィ  ディナモ・ブカレスト 1984.12.03 (23歳) 1/0
 クリスティアン・プルハク  ディナモ・ブカレスト 1984.08.17 (23歳) 2/0
 ソリン・ギオネア  ステアウア・ブカレスト 1979.05.11 (28歳) 9/0
 ミハイ・ネシュ  ステアウア・ブカレスト 1983.02.19 (25歳) 4/0
 MF
 ニコラエ・グリゴーレ  ラピド・ブカレスト 1983.07.19 (24歳) 0/0
 アンドレイ・マルガリテスク  ディナモ・ブカレスト 1980.01.01 (28歳) 3/0
 アドリアン・クリステア  ディナモ・ブカレスト 1983.11.30 (24歳) 5/0
 アンドレイ・プレペリツァ  ウニベルシタテア・クライオバ 1985.12.08 (22歳) 0/0
 ヤノシュ・セーケイ  オテルル・ガラツィ 1983.05.13 (24歳) 0/0
 マリアン・アリウツァ  ポリ・ティミショアラ 1978.02.04 (30歳) 3/0
 FW
 エミール・ジュラ  オテルル・ガラツィ 1980.01.03 (28歳) 0/0
 フローリン・コステア  ウニベルシタテア・クライオバ 1985.05.16 (22歳) 0/0
 ドリン・ゴガ  ウニベルシタテア・クルージュ  1984.07.02 (23歳) 0/0

3月16日 イタリア

  ムトゥにクラブがGOサイン

 前述のケガで復帰は今月後半とみられていたフィオレンティーナのアドリアン・ムトゥは驚異的な回復で先日のジェノアとのリーグ戦で早くも復帰して1ゴール1アシストと相変わらずの活躍を見せました。

 『今はとにかく復帰できた喜びが一番ですね。昨日の試合ではヒザにも違和感無く、自身のプレーにも満足いく結果が残せました。このクラブはまだまだ強くなります。ケガで試合に出れなかった時もチームメイト達は素晴らしいプレーを披露していました。』

 この試合でコンディションの心配なく十分な活躍を見せたことから、そして10日間という時間もあることからロシアとの親善試合のメンバーにも追加召集される可能性も出てきました。
3月15日 スコットランド

  未熟なティーンエイジャー

 スコットランドリーグのハーツに所属するルーマニアU-17代表ドゥミトル・コピルはクラブから逃げ出してルーマニアに帰った模様。

 この早熟なプレイヤーは先日のレンジャースとのユースカップでサブメンバーになったことに腹を立てて、クラブの許可無く勝手に帰国したようです。ハーツ側はこの愚行に対してなんらかの罰金と制裁を加えるようですが、特に契約解消とか重い問題には発展しない様子。

 ただしルーマニア早熟タイプによくあるケースに周囲は戦々恐々としています。
3月12日 ブカレスト

  国際親善試合:ロシア戦

海外メンバー発表

  
 ルーマニア代表監督ヴィクトル・ピツルカは今月26日にブカレストで行われるロシアとの国際親善試合の海外メンバーを発表しました。この試合は来る6月の本選メンバー構想の第2弾という位置づけで、ついに復活のマリウス・ニクラエが名を連ねました。前回ケガで離脱したラズヴァン・ラツとダニエル・ニクラエも復帰する中で既報どおりにケガのムトゥは完全休養で不選出。また同じくセリエAのコドレアもリーグでの負傷で今回は不在。


 DF  所属 生年月日 CAP
 コスミン・コントラ  ヘタフェ(SPA) 1975.12.15 (32歳) 61/7
 ラズヴァン・ラツ  シャフタル・ドネツク(UKR) 1981.05.26 (26歳) 46/1
 ガブリエル・タマシュ  オセール(FRA) 1983.11.09 (24歳) 30/2
 シュテファン・ラドゥ  ラツィオ(ITA) 1986.10.22 (21歳) 7/0
 ジョルジェ・オガラル  アヤックス(NET) 1980.02.03 (28歳) 6/0
 MF
 クリスティアン・キヴ  インテル(ITA) 1980.10.26 (27歳) 57/3
 フローレンティン・ペトレ  CSKAソフィア(BUL) 1976.01.15 (32歳) 48/5
 ラズヴァン・コチシュ  ロコモティヴ・モスクワ(RUS) 1983.02.19 (24歳) 19/1
 FW
 マリウス・ニクラエ  インヴァーネス(SCO) 1981.05.16 (26歳) 28/12
 チプリアン・マリカ  シュツットガルト(GER) 1985.10.02 (22歳) 22/7
 ダニエル・ニクラエ  オセール(FRA) 1982.10.06 (25歳) 20/4

3月2日 イタリア

  イタリアでの日陰

 イタリアリーグ2部ピアチェンツァ所属の元ルーマニア代表MFボグダン・パトラスクに1部のリヴォルノが熱いまなざしを浴びせているようです。

 リヴォルノ監督のエリオ・シニョレッリは以前からパトラスクに興味を持っており、もし今シーズン残留を決めることができれば来季の構想として獲得に乗り出すことを明言しています。

 パトラスクは97年にスポルツール・スツデンテスクでデビューしてから3年目で2部降格し、5年目にようやく1部復帰を果たしその活躍からブルガリアのリッテクスを経て、セリエAのピアチェンツァに移籍しました。それからは15試合に出場した後、クラブの降格により今まで5シーズンを2部で過ごしています。12年で通算で1部36試合、2部216試合という苦労人ではありますが、2006年にはピツルカ監督に注目されて2試合で代表キャップを経験していました。


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