Romanian Soccer Today 2006.6
6月30日 オランダ

  拾う神アリ ストイカがオランダに上陸

 昨季リーグ8位に終わったオランダのローダJCはポリ・ティミショアラから元ルーマニア代表のアリン・ストイカを1年契約で獲得した模様。

 ストイカは昨季は4試合にしか出場していないにもかかわらず、AZに移籍したMFシモン・チョマーの後釜として大いに期待されているようです。監督のフーブ・ナリンクスも今季のクラブのキープレイヤーとまで言われています。

 『彼は可能性に満ちた選手です。生まれ付いての司令塔タイプでクラブの攻撃において著しい変化をもたらすでしょう。』−フーブ・ナリンクス

 しかしローダはストイカに対して1年提示しかしていません。これはさすがに最近2シーズンを満足にプレーしていない彼に対する正当な評価と言えるでしょう。
6月29日 ブカレスト

  ガネアよ、お前もか! 国内復帰

 今季首都クラブとしてはライバルのステアウアとラピドに大きく差をつけられたディナモ・ブカレストは来季の大改革としてイングランド2部ウォルバーハンプトン所属の元ルーマニア代表FWイオネル・ガネアを1年契約(1年オプション付き)で獲得しました。

 ガネアは99年から4シーズンをドイツのシュツットガルトで良いパフォーマンスを見せていましたが、2003年にハジが監督に就任したトルコのブルサスポールに移籍してからハジの半年での無責任な辞任に伴い、チームの降格、失意のイングランド渡英、クラブの降格、1シーズンを棒にふるケガにより自然と代表から縁遠くなっていました。それまでは2000年欧州選手権に出場し、トータルで43キャップ18ゴールを記録。その多くは印象に残るゴールでした。

 現在32歳であり、ディナモでの復調がまだ代表への門が開いていると思われ、今季が表舞台へのラストチャンスになるでしょう。
6月26日 イタリア

  ムトゥの来季、裁判次第

 ドイツリーグの覇者バイエルン・ミュンヘンはユベントス所属のルーマニア代表FWアドリアン・ムトゥも獲得レースに名乗りを挙げた模様。

 ムトゥは昨季ユベントスの一員として交代出場が多かったにもかかわらず、FW、左ウイングとしてマルチな活躍を見せクラブのスクデット獲得に貢献していました。その活躍に来季のチャンピオンズリーグ予選から出場するフィオレンティーナが目をつけていました。

 しかし全ては現在未曾有の不正スキャンダルが解決してからです。この不正がアウトとなればユベントスはセリエCに降格、多くのスター選手は他クラブへの流出が予想されています。
6月19日 トルコ

  ミウの復活とパンクの入団

 ブカレストでの2時間に及ぶ交渉の末、トルコリーグの来季1部昇格を決めたブルサスポールはラピド・ブカレストの元ルーマニア代表ダニエル・パンクを3年契約で獲得しました。

 『我々は以前にルーマニア人との契約で失意に落とされた経験があります(ハジの勝手な辞任、ガネアの不調等)。しかし、パンクについては違います。彼の経験が必ずや1部残留に貢献してくれるでしょう。』−レベント・キジル会長

 『ブルサスポールではうまくやっていけると信じています。私は長くベシクタシュでプレーしていたのでトルコのサッカーについては知っているつもりです。このクラブは昇格組ということで厳しいとは思いますが、自身のプレーで安定した力を見せつけたいですね。』−ダニエル・パンク

 またこのチームにはハジ時代に加入した元代表DFユリアン・ミウとコーネル・フラシネアヌが在籍しており、3人目のルーマニアンということになります。特にミウはブルサの降格と共に代表からも呼ばれなくなったため、3年ぶりの表舞台でどのように再注目されるかが楽しみです。
6月18日 ポーランド

  エミリアン・ドルハがポーランドへ渡る

 昨季ポーランドリーグ2位のウィスラ・クラクフは来たるUEFAカップに備えるために、元ルーマニア代表エミリアン・ドルハを5年契約で獲得したようです。

 『ウィスラに加入することは私にとって有意義なチャレンジです。私の下にはたくさんのオファーが来ていましたが、自身初となる海外挑戦は魅力を感じたし、新しい経験も得られそうです。』

 ウィスラは03/04シーズン以来、ラドスラフ・マイダンがゴールマウスを守り、2度のリーグチャンピオンに輝いています。しかし今季は契約を延長せずにこの34歳のGKに代わる人材を探していました。

 ドルハは2000年アルジェリア戦、2002年グルジア戦と2度の親善試合で代表キャップを踏んでいますが、予選レベルの対戦ではついに第2GKの域を出ずにいました。それでも国内では安定感のあるGKとして評価され、所属のラピドでは02/03シーズンにリーグチャンピオンになっていました。昨季はコンディション不足のために後半戦はずっとラピドの2軍でプレー。今回は回復見込みにより、チャンスが舞い込んできたようです。
6月15日 ドイツ

  フィリペスクがドイツ2部へ

 昨季冬に低迷するチームのテコ入れとしてスイスリーグのFCチューリヒからルーマニア代表MFミハイ・タララケを獲得するも、残念ながらブンデスリーガの最下位から抜けることができずに来季の降格が決定したデュイスブルグは来季の新戦力としてまたもFCチューリヒから元ルーマニア代表DFユリアン・フィリペスクを獲得しました。

 フィリペスクはステアウア(4度優勝)、ガラタサライ(2度優勝)、ベティスとクラブを渡り歩き、チャンピオンズリーグでも29試合に出場しているベテランで、代表では96年欧州選手権、98年ワールドカップ、2000年欧州選手権に出場、52キャップを記録しています。

 特に昨季は1位のバーゼルとのリーグ最終戦でロスタイムに逆転ゴールを決めて逆転優勝の立役者となっていました。
6月15日 ドイツ

  ヴラド・ムンテアヌがブンデス昇格の新戦力に

 今期ドイツ2部リーグを3位で終了し、来期の1部昇格を決めたエネルギー・コットブスは新戦力としてディナモ・ブカレスト所属のヴラド・ムンテアヌを2年契約で獲得したようです。

 ヴラドは98年からバカウで過ごし、2000年から所属しているディナモ・ブカレストではリーグ優勝こそ1度ですが、4度のカップ制覇に貢献していました。かつてナシオナル所属だったオヴィディウ・ペトレと共にアヤックスのトライアル参加を要請されたこともあり(移籍叶わず)、今回ようやく念願の海外進出となりました。
6月5日 フランス

  D・ニクラエ、欧州の夢が現実に

 ラピド・ブカレスト所属のルーマニア代表FWダニエル・ニクラエは今シーズン終了後に4年契約でフランスリーグのオセールに入団することになりました。

 ニクラエは今期リーグでのラピドの躍進(現在2位)となんといってもクラブ初のUEFAカップベスト8に貢献したストライカーでその欧州戦でも8ゴールを決めて移籍は確実とされていた。代表でも8キャップを記録しており、将来のと言うよりすでに攻撃の不可欠なコマとなっています。

 現在はまだリーグで1試合を残しており、優勝の可能性も残っているため、クラブと本人はコメントを避けてはいますが、オセール側のフライングで明らかになってしまいました。
6月5日 イタリア

  キヴ争奪戦にバルサ参戦も契約延長か?

 ASローマ所属のルーマニア代表DFクリスティアン・キヴ争奪戦に、バルセロナも加わることになったようです。キヴに対しては、以前から多くのビッグクラブが触手を伸ばしていて、レベルの高いDFが不足しているレアル・マドリーやチェルシーをはじめとするクラブがキヴに誘いをかけています。

 会長選挙が近い影響もあり、ここ数日、最も盛んにオファーを出していたのはレアル・マドリーであり、『マルカ』紙がバルセロナの参戦を明らかにしたことで、レアル・マドリーの動きは今後さらに加速するとみられています。ただ、キヴ自身は去就について何も明らかにしていません。イタリアを震撼させている“サッカー不正疑惑”がどういう結果に終わるかを確認してから、現在2008年までとなっているローマとの契約を延長する考えが有力。

6月2日 ウクライナ

  M・コンスタンティンにキエフからの誘い

 ルーマニア代表が多く在籍するウクライナの強豪ディナモ・キエフは新たに将来のルーマニア代表候補をターゲットとして狙っている模様。

 ルーマニア誌「プロ・スポルト」によれば、ディナモ・キエフのスポーツディレクターのレオニド・ブリアク氏は以前からルーマニア国内の若手に興味を持っており、先日観戦したラピドとステアウアのダービーマッチからラピド所属の21歳のDFマリウス・コンスタンティンをいたく気にいったようです。交渉はすでに進められ、コンスタンティンのエージェントもキエフ入りしているとのこと。ラピドの要求額は500万ユーロとみられています。
6月1日 フランス

  ボローニがついにASモナコの監督に

 3年間指揮を取ったレンヌの元ルーマニア代表、監督のラディスラウ・ボローニはセリエAのパレルモへ復帰するフランチェスコ・グイドリンの後継としてASモナコと2年契約を結びました。

 昨シーズンのモナコはチャンピオンズリーグでは早々と予選で敗退し、選手に受けの悪かったディディエ・デシャン監督が去り、新監督グイドリン氏の元でも上位入りを果たせず結局リーグ10位に終わりました。来シーズン開幕を前に変革が必要となり、まずスポーツディレクターにマルク・ケラー氏が就任。次に、現リール監督のクラウド・プエル氏に監督就任を打診したが断られ、ボローニ氏の監督就任が決まりました。1992年から1998年までナンシー、2000年から2001年までルーマニア代表、2001年から2003年までスポルティング・リスボン、そして2003年から2006年までレンヌで監督を務め、これで5度目の就任となるが、今回が最も注目を浴びる移籍となります。

 昨シーズンはリーグアン10位と不本意な成績に終わったモナコは、ボローニ監督の手腕でクラブにふさわしいレベルを目指し、さらに近い将来、欧州を舞台とする戦列にも加わることを狙っている。



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