Romanian Soccer Today 2005.1
1月31日 中国

  ダンチウレスクよ、さらば

 ディナモ・ブカレスト所属のルーマニア代表FWイオネル・ダンチウレスクは中国リーグの魯能泰山(Shandong Luneng)と2005年終了までのレンタルで移籍に合意したようです。給料は今までの3倍の27万ユーロとみられています。

 ダンチウレスクは2007年までディナモと契約があるため、2005年12月にはレンタルを終えてディナモに復帰しますが、事実上、これからのW杯予選に挑む代表からは引退ということになるでしょう。

 『2004年の夏にはフランスリーグのナントからオファーがありましたが、ディナモの状況からこれを断りました。現在となってはルーマニアサッカー選手にとって西側のクラブに移籍することはかなり難しくなっています。たった半年でも状況は厳しくなり続けています。私はすでに28歳で、家族の将来についても考えなくてはなりません。苦渋の選択ではありましたが、代表での存在も代えのきかない選手というほどでもなかったですから。』

 ダンチウレスクは昨シーズンのディナモの2冠を自身の得点王のタイトルで多大に貢献し、代表にも定着した感がありました。確かにドイツ戦の2ゴール以降はインパクトは薄れていましたが、2004年のルーマニア最優秀選手に国内選手としては14年ぶりに選ばれて期待されていた矢先の大惨事となりました。

 その年の最優秀選手が金のために、後進リーグへ移籍。これこそこの国の限界を表している。
1月26日 ブカレスト

  キプロス国際トーナメント 1回戦スロヴァキア戦

海外メンバー発表


ルーマニア代表ピツルカ新監督は来月9日に行われるキプロストーナメントにむけて海外組を発表しました。ただし今回もベストメンバーは組めず、就任時に公約していたベテランの復帰によりチームを編成する予定。グルカ、イリエ、ナスターセが久々に代表復帰しましたが、これは大一番に向けて使えるレベルにあるか試す意図が見られます。あとはヨル体制に反発していたギオアネ、ミテアが復帰。これだけでも嬉しい。

 DF  所属
 ティベリウ・ギオアネ  ディナモ・キエフ(UKR)
 ラズヴァン・ラツ  シャフタル・ドネツク(UKR)
 ヴァレンティン・ナスターセ  ボローニャ(ITA)
 アドリアン・イエンクシ  スパルタク・モスクワ(RUS)
 MF
 ダニエル・パンク  ベシクタシュ(TUR)
 コンスタンティン・グルカ  アルメリア(SPA/2DIV)
 FW
 ニコラエ・ミテア  アヤックス(NET)
 アドリアン・イリエ  FCチューリヒ(SWI)

1月12日 イタリア

  ユベントスがムトゥを獲得

 セリエA首位のユベントスは、ルーマニア代表FWアドリアン・ムトゥと5年契約を結んだと発表しました。しかし、ムトゥは薬物検査で陽性反応を示したために出場停止処分を受けており、処分が明ける5月中旬まで、ユベントスでプレーすることはできません。今シーズンは出場停止処分が解かれた後に行われるセリエAの最後の2試合には出場できることになります。

 ムトゥは禁止薬物に対して陽性反応を示したことで、10月にチェルシーから解雇され、自由契約選手となっていました。その後、イングランド・サッカー協会が同選手に7カ月の出場停止処分を科すことを決定。さらにFIFAが処分の適用を全世界に拡大したという経緯があり、処分の期間は5月18日までとなっています。

 ルーマニア代表としては、これまで38試合で13ゴールを記録。2003年夏には、移籍金2240万ユーロ(約30億2400万円)でイタリアのパルマからイングランドのチェルシーへ移籍。しかし、素晴らしいスタートを切ったものの、継続して目立った活躍ができませんでした。とはいえ、イタリアでは過去に成功を収めていて、2002/03シーズンには、パルマの一員としてリーグ戦31試合に出場して17ゴールを記録。その他にベローナとインテルでもプレーした経験を持っています。
1月10日 ドイツ

  レゲカンプが二部流浪生活へ

 UEFAカップでの躍進を狙うドイツのアレマニア・アーヘンは、同じくブンデスリーガ2部に所属するエネルギー・コットブスから、元ルーマニア代表MFラウレンティウ・レゲカンプを獲得しました。

 レゲカンプの移籍金は推定60万ユーロ(約8100万円)。2009年夏までの契約に合意し、手続きを完了させた。アーヘンのスポーティング・ディレクター、ヨルク・シュマッケ氏は『今回の契約には大変満足している。ラウレンティウ・レゲカンプの加入により、中盤のオプションが広がる。』とコメントしています。
1月5日 オランダ

  GK離脱で早くも暗雲

 アヤックス所属ルーマニア代表GKボグダン・ロボンツが練習中に指を骨折し、UEFAカップ決勝トーナメント1回戦のオセール戦に間に合うか微妙な状況になってます。

ロボンツは、10月下旬に痛めていたひざのケガから復帰したばかりでしたが、右手中指を骨折する新たなアクシデントに見舞われました。アヤックスの医療スタッフは、全治に1カ月半かかる可能性もあると見ている。

 今季はまだエールディビジの5試合、チャンピオンズリーグの2試合にしか出場していないロボンツ。本拠地にオセールを迎える2月第3週のUEFAカップ決勝トーナメント1回戦第1戦か、遅くとも、その翌週の24日に行われる第2戦までの復帰を目指すことになる。アヤックスはチャンピオンズリーグのグループリーグで3位に終わり、UEFAカップに回っています。
1月5日 ブカレスト

  はたしてスタメンは?

 ルーマニアとモルドバは4月20日に親善試合を組むことに合意したとの発表がされました。どちらの会場で開催されるかはまだ決まっていませんが、チケットの売り上げの半分が東南アジアの津波災害の被害者に寄付されることは決まったようです。

 ルーマニアはピツルカ監督新体制になって2月9日のキプロストーナメント、2006年W杯欧州予選で3月26日オランダ戦、30日マケドニア戦を控えていますが、その前に試金石となる試合になりそうです。
1月3日 ブカレスト

  ダンチウレスクがMVPに輝く

 ディナモ・ブカレスト所属のルーマニア代表FWイオネル・ダンチウレスクが2004年のルーマニア最優秀選手に選ばれたようです。同賞に国内クラブ選手が選ばれたのは1989年にウニベルシタテア・クライオバ所属のゲオルゲ・ポペスク以来15年ぶりの快挙。

 28歳のダンチウレスクは昨シーズンディナモのリーグとカップの2冠に貢献し、自身も21ゴールで得点王を獲得するなど充実したシーズンをおくった。国内のガゼタ紙主催のこの賞ではトップリーグ16クラブの会長、監督、選手会、そして記者、ファン投票の5部門で制覇して満場一致の選出となりました。

 2位から4位までネアガ、ラドイ、ダニエル・ニクラエと国内選手がトップ4を占めたのもこれまた15年ぶりとなっています。これはムトゥの出場停止、キヴのケガ、コントラのクラブでの不振が響いた結果によるものです。なお監督にはベシクタシュとシャフタルを率いたミルチェア・ルチェスクが選ばれています。


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