Romanian Soccer Today 2008.10
10月30日 イタリア

  ムトゥに恐れていた事態が

 フィオレンティーナ所属のルーマニア代表アドリアン・ムトゥはインテル戦を前にして最悪の形で欠場が決まっていた様子。

 先週火曜日に行われたチャンピオンズリーグのバイエルン・ミュンヘン戦終了後のムトゥは、あいかわらず絶好調であることをコメントしていましたが、27日朝の練習でひざに違和感を訴え、一晩過ごしてもはれ上がったひざは良くならず、戦列を離れることになっています。これに対してルーマニア代表のピツルカ監督とメディカルスタッフは手術が必要との見解を示しています。

 とりあえずムトゥは休養を取り、再度検査を行う。そしてこれ以上の再発を避けるために、ひざ関節周辺の筋組織トレーニングを開始するとのこと。
10月16日 イタリア

  ムトゥは手術か、否か?

 ここ最近、半月板の痛みに悩まされていて調子を落としているフィオレンティーナ所属のルーマニア代表アドリアン・ムトゥについて、ルーマニア代表とクラブの見解が分かれているようです。

 ルーマニア代表のピツルカ監督は、『より深刻な状況になるのを防ぐために1ヵ月から1ヵ月半の間だけムトゥを失うほうがいいだろう。』と主張。しかしクラブのコルヴィーノSDが言うには、『検査の結果、深刻な問題ではないと聞いている。特にさしせまって手術をする必要はない。現時点でムトゥは回復に近づいており、今後の検査で全ての懸念も払拭できるはずだ。それからチームと一緒に練習することになるだろう。』と反論しています。

 もちろんピツルカの考えは明らかで、代表は次のセルビアとの予選まで5ヶ月のインターバルがあり、その間であれば手術してリハビリをしても十分に代表戦には影響がでないことを知っている上での発言で、当然フィオレンティーナにとってはその間、常にリーグ戦やチャンピオンズリーグで5ヶ月失うということは絶対的エースのムトゥを今季失ったままというのは避けたい。クラブと代表の問題というのは今後もいろいろな場面で出てくるでしょう。
10月15日 ワールド

  2010年W杯 欧州予選グループ7

その他の結果


 リトアニア 1−0  フェロー諸島
 オーストリア 1−3  セルビア

現在のグループ7の戦績
TEAM 得失 勝点 昇降
セルビア 4 3 0 1 9:3 9
リトアニア 4 3 0 1 6:3 9
フランス 3 1 1 1 5:6 4
オーストリア 4 1 1 2 5:7 4
ルーマニア 3 1 1 1 3:5 4
フェロー諸島 4 0 1 3 1:5 1

10月14日 イタリア

  モウリーニョが直々にラドイを求める

 イタリアのメディアによると、先日からインテル移籍の可能性が再浮上していたステアウアのミレル・ラドイに対して、モウリーニョは本人にインテルに来て欲しいということを伝えたようです。

 11日のフランス戦にモウリーニョ監督が観戦に来ていたことはすでに伝えたとおりですが、どうやらベカリ会長を通してラドイ本人と会談する場が設けられて、次のように話したという情報が流れています。

 インテルに来て欲しいと思っている。君は多くのディフェンスポジションをこなせるグラディエーターだ。しかし、インテルに加入するにはこの調子を続け、フィットネスもキープしなければならないだろう。

 この日のラドイのプレーはモウリーニョを納得させるには十分な内容だったようで、ステアウアは1300万ユーロの移籍金を求めているようですが、実際は1100万ユーロほどで落ち着くのではとみられています。一方のモウリーニョはできるだけ早くの加入を望んでいるようで、年棒300万ユーロの5年契約を提示していると言われています。

 また噂によれば、モウリーニョはグロリア・ビストリツァのユース代表チプリアン・タタルシャヌも狙っていると言われ、実はこの選手もレンタル中のステアウア契約選手。
10月13日 イタリア

  移籍マーケットが閉まってから騒がれるルーマニア代表DF陣

 現在ステアウアのルーマニア代表ミレル・ラドイにインテルのモウリーニョ監督が再度興味を示していると噂されていますが、どうやらライバルのユベントスもルーマニア代表DFをターゲットにしているようです。

 イタリア紙「ガゼッタ・デッロ・スポルト」によれば、ユベントスは同じくルーマニア代表で欧州選手権でも評価を上げたガブリエル・タマシュに興味を持っている様子。11日の2010W杯欧州予選フランス戦にも出場したタマシュは現在オセールから国内のディナモ・ブカレストへレンタル移籍中で、獲得するためには400万ユーロが必要とみられています。さらにインテル同様に同じくルーマニア代表ドリン・ゴイアンにも戦力として認めているようで、こちらはご存知ステアウアのベカリ会長から1200万ユーロという高額な値が設定されています。
10月13日 イタリア

  モウリーニョはラドイを諦めず

 ステアウアのジジ・ベカリ会長によれば、クラブに所属するルーマニア代表ミレル・ラドイがインテルに移籍するのは既定路線だと語っているようです。

 先日のフランス戦をインテルのモウリーニョ監督はスタンドで観戦していましたが、彼の目当ては今年の夏にも移籍の最終段階までいっていたラドイだったようです。両クラブは200万ユーロのレンタルで合意していたものの、ケガ人が復帰してきた時の余剰人員の問題も考慮して現有戦力でなんとか乗り切る策にどたんばで変更したモウリーニョによって破談となっていました。

 しかし、先日のフランス戦を観戦に来たモウリーニョはベカリ会長の自家用機でスタジアムに現れており、機内で再度交渉があったものと思われています。モウリーニョ自身はあくまでインテル所属のキヴとヴィエラの状態を見るために来たと明言を避けています。

 『ベカリ・ファミリーは大切な友人である。彼らの選手を獲得するためにここに来たのではない。確かに夏にケガ人が続出したためにラドイには興味を持っていたが、今はその問題も解決している。』

 モウリーニョ監督はラドイ獲得を否定しているが、ビッグマウスの会長は次のように語っています。

 『夏の交渉は失敗に終わったが、私はモウリーニョ監督を良く知っている。彼は必ずラドイを獲得するために我々に連絡を入れてくるだろう。冬、もしくは来季の夏にはラドイはイタリアに渡っているはずだ。』
10月13日 イタリア

  まったくもって正当なモウリーニョ

 今季、アドリアン・ムトゥはインテル戦に少なからずも因縁を抱いて挑むことになっています。そして29日にはそのインテルとの対戦が組まれています。現在インテルを率いるのはチェルシー時代に仲違いの舌戦を繰り広げたモウリーニョなのです。

 コカインの陽性反応が発覚してチェルシーを解雇されたムトゥはそれ以前の起用法や、解雇への経緯、そしてその後の発言でモウリーニョとは修正不能な険悪な関係になっていましたが、すでに数年の時が過ぎて彼自身も復活を遂げています。モウリーニョ監督は彼について、自らに問題があったわけではないことを強調していますが、ムトゥに対して敬意を払っていることも付け加えています。

 『ムトゥに起きたことは、私のせいではないことは確かだ。悪い行為に身を染めたのは、ムトゥ本人なんだからね。私がドーピング検査を求めたのではなく、チェルシーがしたことだ。それは明白なことである。検査はすべてのチームが実施していることだが、選手がアルコールを暴飲しないための処置でもあるのだ。ムトゥに対しては何もなかった。むしろ、私は彼を尊敬していたぐらいだ。彼がイングランドで抱えた問題は、チェルシーとのものであり、私とではない。彼が間違いをおかしたの事実だ。だが、彼は最高の選手であり、今では自らの罪を償っているではないか。彼があれほど困難な時期を乗り越えてくれて、私も嬉しいんだ。ムトゥにはまだ、サッカー界でやるべきことがたくさんあるはずだ。1700万ユーロの賠償金?本当に大金だね...。』
10月13日 イタリア

  ムトゥへの批判は国内からも

 今季好調のフィオレンティーナにあって自身はまだ1得点しかあげていなく、本来のパフォーマンスにほど遠い状態にあるアドリアン・ムトゥはクラブだけでなく代表においても同様の評価を受けて苦しんでいる模様。

 11日に行われたW杯欧州予選フランス戦後に母国の偉大なプレイヤーであったゲオルゲ・ポペスクはプロスポルト紙上でムトゥに対して厳しい言葉を浴びせています。

 『ムトゥは完全にフォームを崩している。ケガで最近はピッチに立っていなかったということを考慮してもここまでとは想像もしなかった。代表戦においては5月のモンテネグロ戦では得点も決めて好調さを見せたが、ユーロ本戦では好調にほど遠い結果であったし、その後の試合でも3戦連続欠場している。ムトゥがフランス戦で75分に交代させられたのも偶然ではないし、監督の判断としては正しいものだった。』

 ムトゥはこの夏にASローマへの移籍騒動やチェルシーへの高額補償金支払い問題、代表での練習中のケガ、そしてユーロ本戦前には敬愛していた祖母の死など様々な問題を抱えていました。代表チームにおいてはサポートの不在がこのような影響をもたらしているのでしょうか。
10月13日 イタリア

  モウリーニョに好かれるルーマニア代表

 所属のクリスティアン・キヴの調子を見に来たという建前の裏に、冬の移籍マーケットで狙うミレル・ラドイのチェックをするためにフランス戦を観戦しに来ていたインテルのモウリーニョ監督は新たにドリン・ゴイアンをインテルの戦力として注目しはじめたようです。

 ステアウアはゴイアンに900万ポンド(約14億円)の値を付けていますが、代理人に近い情報源からするとインテルの興味は日に日に大きくなっている模様。

 しかし現実的に言ってラドイを追っている身でゴイアンにまで手を伸ばすといったことは起こりえないでしょう。もしラドイを他に奪われるといったことが起きない限りは。
10月12日 ブカレスト

  守備的な采配を悔いるピツルカ

 11日に行われた2010年W杯欧州予選フランス戦では最良の形で2点を先取するも、最悪の形で2点を奪い返されたルーマニア代表ヴィクトル・ピツルカ監督はあまりにも早く守備を意識してしまい、受身になってしまったことを認めています。

 『我々はフランスの実力を思い知らされた。2点を先制したことで、彼らを本気にさせてしまったことに対してあまりに早く選手達を後ろに引かせてしまった。それだけが悔やまれる。リードしたことでボールをキープせず、相手の試合展開に合わせてしまった。素晴らしい結果をつかめる可能性があったが、最悪ライバルに3ポイントを与えてしまうことは避けられ、かろうじて1ポイントは獲得することができた。今は次のセルビア戦に向けて集中するしかない。我々がセルビアとオーストリアに勝利することができれば、予選突破には近づくだろう。』
10月11日 コンスタンツァ

  2010年W杯 欧州予選グループ7 第3戦

フランス戦

  
 勝っておきたい理想の展開だったが、前2戦の屈辱から比べるとよくやったと言っておくべきか。

ファルル・スタディオン
ルーマニア 2 21 2 フランス
01
フローレンティン・ペトレ
ドリン・ゴイアン
5
17

36
69


フランク・リベリ
ヨアン・グルキュフ
ボグダン・ロボンツ
ジョルジェ・オガラル
ガブリエル・タマシュ
ドリン・ゴイアン
ラズヴァン・ラツ
ラズヴァン・コチシュ
ガブリエル・ムレシャン
クリスティアン・キヴ
フローレンティン・ペトレ
(75分 ゲオルゲ・ブクル)
チプリアン・マリカ
アドリアン・ムトゥ
(75分 フローリン・コステア)
GKGK
DFDF
DFDF
DFDF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
スティーブ・マンダンダ
バカリ・サーニャ
ジャン−アラン・ブームソン
エリック・アビダル
パトリス・エブラ
アルー・ディアッラ
ジェレミー・トゥララン
フランク・リベリ
(91分 ジミー・ブリアン)
ヨアン・グルキュフ
フローラン・マルダ
(38分 カリム・ベンゼマ)
ティエリー・アンリ
ヴィクトル・ピツルカ 監督 レイモン・ドメネク
4-3-3フォーメーション 4-2-3-1フォーメーション
警告
ドリン・ゴイアン(2枚目・次節出場停止)

18
42
63

ジャン−アラン・ブームソン
ジェレミー・トゥララン
ベンチ
コステル・パンティリモン
クリスティアン・サプナル
ヴァレリカ・ガマン
ドレル・ストイカ
マリアン・アリウツァ
/・ ウーゴ・ロリス
フィリップ・メクセス
ロッド・ファンニ
アテム・ベン・アルファ

プレイバック・オブ・ザ・ゲーム

 いままでは確実に格下と見られる相手から取りこぼさないことでその地位を高めて、黄金時代はライバルを抑えて首位、または楽勝で2位圏内を保持。その後、本戦出場を逃す暗黒時代と言われたものの、3大会において最後の最後までデッドヒートを繰り広げ、僅差にて敗れるも予選を見る価値のある熱いものにしたのはやはりスタートダッシュの成功、そして弱小相手に大差で勝利というものだった。今回は久々の欧州選手権本戦出場後のこれから第2の黄金時代へという大事なリスタートにおいてホームでリトアニアに歴史的大差敗北と大差勝利が常であったフェロー諸島に辛勝。共に内容がまったくもって皆無で、長いコンペティションにおいて序盤であることから計算上は悲観することのないものであったが、果たしてこの中身のないチームが上位に上り詰めていけるかが懸念として迎えた強豪フランス戦となった。

 フランス戦を前に当然のように湧き上がるピツルカ解任論。キヴ、ムトゥといった選手次第の采配ではもう監督の求心力は失った。誰が監督をしても同じという、前回の予選を持ち前の厳格さでかつてのぬるま湯代表を改善したにもかかわらず、その評価は欧州選手権の戦い方からも限界を露呈する格好となっていた。同じくフランスもドメネク監督の個人好みの選手起用、理解不能な采配、論争を巻き起こす舌禍でもともとくすぶる解任論がリーチ状態での1戦となり、結果がそのチームの方向性を変える注目の1戦となったのだった。

 フランスはジダンの後継者のグルキュフが前回のセルビア戦でついに開花、リベリは相変わらずの好調で、絶対的な強さはないもののその攻撃陣は他国が羨むほどの人材を揃えている。一方、ルーマニアはムトゥ以外は計算できない攻撃陣は変わらず、ケガ人続出の守備的MFも相変わらず、帰って来たキヴを軸に急場をしのぐ形でのムレシャン起用とバランスだけで持ち味の薄いコチシュが並ぶ。しかし評価を上げているDF陣は安泰で、ギャラスを失ったフランスから見るとここがアドバンテージと見れた。

 試合は今までの汚名を挽回しようとするルーマニアがムトゥ中心にフルスロットルで攻勢を仕掛ける。そして相手のウィークポイントであるブームソンとアビダルのCBコンビがやはり数分後に自陣エリア内でもたつきチャンスが見えてくる。その様相が続いた後、ゴイアンのロングパスがマリカへ向かうが、これをスルーしたボールはマリカをマークしていたアビダルをあざ笑うかのように背後のスペースに転々とする。ここに右サイドからえぐるように中央に走りこんだペトレがそのままシュート。願ってもない先制点が最高の形でルーマニアに舞い込んだ。

 さらに満足することなく貪欲にゴールを狙うルーマニア。激しいプレスで中盤を支配してフランスに攻撃を組み立てさせない。主導権を握ったまま迎えた17分にはCKから伝家の宝刀ゴイアンが1発ヘッドでひさしぶりに大砲が唸る。予想もしなかった2点のアドバンテージにかつての強さを取りもどしたルーマニア。しかしここからプライドをかけたフランスの攻撃が幕を上げる。

 序盤から常に攻撃の基点となっていた、グルキュフとリベリが多様なポジションチェンジでかく乱すると次第にルーマニア陣内でポゼッションを得ていくようになった。ルーマニアはキヴ、そして予想に反したムレシャンのブロックにより、決定機は防ぐものの、攻撃においてはコチシュが攻守において不安なプレーに終始していまいち序盤のような攻撃が見れなくなった。そして35分になるとトゥラランのパスからアンリがシュート。3分後にはグルキュフからセンターに動いたリベリにパスが渡ると間髪いれずに放ったシュートはエリア外からゴールに突き刺さった。この後にベンゼマを投入すると前半以内に振り出しにされる恐怖に包まれる。終了直前にはムトゥがヘッドでゴールをかすめる場面もあったが、明らかにフランスのペースで試合は進んでいった。

 ルーマニアに疲れが出始めたこともあって、後半はフランスの攻撃が目立つ形に。前線はベンゼマがトップに、アンリが左サイドに移った。63分には、ベンゼマのパスを受けてアンリがシュート。ロボンツがはじいたボールにグルキュフが追いついてニアポスト側にシュートを放ったが、ゴールネットの外をかすめ事なきを得た。しかしすでに集中の切れていたルーマニアに対して69分、今度はリベリーのパスを受けたグルキュフがゴールまで30メートルを超える位置から虚を突くロングシュート。距離とロボンツだからということで危険視していなかったボールはクロスバーの下部に当たってゴールイン。この日好セーブを見せ続けていたロボンツですら今度ばかりは太刀打ちできなかった。

 終盤もフランスに圧倒され、78分のアンリのオーバーヘッド、81分にゴールをわずかに割ったリべリのシュートなど、さまざまなピンチが見られた。しかし、疲労を見せながらルーマニアも抵抗して守り切り、互いに追加点を奪えないまま試合は2-2で終了した。

 0-2から巻き返されただけに、目標の勝ち点3以上の失望が見えたルーマニア。一方、フランス代表選手たちの表情が明るかったことからも、内容ではドローだが、してやられた感の残る試合となった。

これでまた海外へのチャンスは広がるか

その他の結果
 フェロー諸島 1−1  オーストリア
 セルビア 3−0  リトアニア


現在のグループ7の戦績
TEAM 得失 勝点 昇降
セルビア 3 2 0 1 6:2 6
リトアニア 3 2 0 1 5:3 6
オーストリア 3 1 1 1 4:4 4
フランス 3 1 1 1 5:6 4
ルーマニア 3 1 1 1 3:5 4
フェロー諸島 3 0 1 2 1:4 1

 今回は結果だけ見れば妥当な範疇だった。そして前回の2戦から比べるとこれからの予選でも期待はできるレベルまでは持ち直した。後半の体力のリスクを考えて前半に攻勢をしかけてなかったら先制することもなかったと思えば、この前後半のバランスについては結果論だろう。一つ言えば失点はどちらも同じ位置、つまりは守備的MFの位置からフリーで打たれたこと。あそこにプレスを効果的なかけられるコドレア、ラドイがいればという理想だったのか。やはりルーマニアの心臓はあの位置であることが浮き彫りになった。ギオアネがその価値に値しないという確証はどこにもない。
/
10月10日 コンスタンツァ

  ピツルカが攻撃的システムを断言

 ルーマニア代表のヴィクトル・ピツルカ監督はきたる2010年W杯欧州予選フランス戦において、ユーロの対戦時に見せた退屈なスコアレスドローの繰り返しにはならないだろうと主張しています。

 6月の欧州選手権グループリーグでの対戦では死のグループに同居しながら、大会を通じて最も閃きや目を見張るものがない醜い試合としての評価を得ていました。

 『今回の再戦ではユーロのような試合内容とは違ったものになると確信している。フランスは十分な選手を揃えているし、ルーマニアもホームなので勝ちに行かなくてはならない。またフランスにとってギャラスのような選手をかくというのは痛手だろう。我々もケガ人には苦しめられているが、今回はアドバンテージは我々にあると見ていいだろう。』

 そして今回ようやくムトゥが予選初出場となることから、メディアが言うような守備的戦術は否定している。

 『我々が最良の結果を求めるなら得点を決めなくてはならない。それには攻撃的布陣しかない。』

 またキヴも監督の監督の考えに同意している様子。

 『我々はすでに強豪との試合を経験してきている。もはやフランスに対しては勝てないほどの強豪とは考えていない。慎重に進めなくてはならないが、フランスの選手と比べて劣るところなんかない。ケガで本来のスタメンから半数が欠けているが、経験不足と言われる選手達でも補う力はすでに備わっている。』
10月6日 ブカレスト

  2010年W杯欧州予選 第3試合フランス戦

海外・国内メンバー発表

  
 ルーマニア代表のピツルカ監督は11日に控えた2010年W杯欧州予選フランス戦のメンバーを発表しました。ようやくキヴとムトゥがこの大一番に帰ってきたことで安定感を欠いたDF陣、ムトゥ頼みの攻撃陣になにかしらの変化が見られることに期待する一方でケガ等のコンディション不足でコントラ、ラドイ、コドレア、モツィ、ニコリツァ、D・ニクラエが見送られています。そして気にかかるのがS・ラドゥの処遇。これまで優等生的立場だった彼についてはラツィオに移籍したことで練習態度に緩慢や驕りが見られ、しばらくは反省のため召集しない見込み。

 初召集では今まで名を聞いたことのなかったクライオバのCBヴァレリカ・ガマンがサプライズ召集。わずか19歳ながらリーグで全試合スタメンを張り、将来が楽しみな選手と言われています。ユース世代からはパンティリモンとスタンクがA代表にステップアップ。そして以前ディナモで有望株として活躍していたガラマズが27歳でやっと初召集されました。

 国内からの中盤には大丈夫か?と心配してしまうほどの地味な面々が揃っています。アリウツァは能力は十分なれど、もはや代表で対強豪には心もとなく。ムレシャンとストイカに関してもケガ人の穴埋めでしかないイメージが付きまとっています。そしてかつてのディナモの闘志溢れるキャプテンだったタメシュはアルジェシュで好調とはいえ、2001年2月以来の7年半ぶりの召集になり、こちらもサプライズとなりました。

 今回の召集では新たな血とクラブでコンスタントに結果を出している選手は呼ぶという信念の現われと見られています。ただしこのようなショック療法の前にまさに“クラブでコンスタントに結果を出している選手”が一人います。そしてその選手には「海外でしかも強豪クラブにおいてスタメンをはる実力者」「チャンピオンズリーグにも30試合近く出場している経験」「ポリバレントな適応能力でセンターバック、右サイドバック、守備的MF、攻撃的MFなどをこなし、しかもメインは代表でも人材不足が言われている守備的MF」という軸にしてもいいくらいの、他の国であればもっと代表キャップを刻んでいただろう選手が。

 なぜギオアネを呼ばないんだ?


 GK  所属 生年月日 CAP
 ボグダン・ロボンツ  ディナモ・ブカレスト 1978.01.18 (30歳) 69/0
 コステル・パンティリモン  FCティミショアラ 1987.02.01 (21歳) 0/0
 DF
 ラズヴァン・ラツ  シャフタル・ドネツク(UKR) 1981.05.26 (27歳) 52/1
 ミハイツァ・ネシュ  ユトレヒト(NED) 1983.02.19 (25歳) 5/0
 クリスティアン・サプナル  FCポルト(POR) 1984.04.05 (24歳) 3/0
 ガブリエル・タマシュ  ディナモ・ブカレスト 1983.11.09 (24歳) 37/2
 ドリン・ゴイアン  ステアウア・ブカレスト 1980.12.12 (27歳) 23/3
 ジョルジェ・オガラル  ステアウア・ブカレスト 1980.02.03 (28歳) 8/0
 ジョルジェ・ガラマズ  ウニレア・ウルジチェニ 1981.04.05 (27歳) 0/0
 ヴァレリカ・ガマン  ウニベルシタテア・クライオバ 1989.02.25 (19歳) 0/0
 MF
 クリスティアン・キヴ  インテル(ITA) 1980.10.26 (27歳) 62/3
 フローレンティン・ペトレ  テレク・グロズヌイ(RUS) 1976.01.15 (32歳) 52/5
 ラズヴァン・コチシュ  ロコモティヴ・モスクワ(RUS) 1983.02.19 (25歳) 27/2
 マリアン・アリウツァ  ヴァスルイ 1978.02.04 (30歳) 5/0
 ユリアン・タメシュ  アルジェシュ・ピテシュティ 1978.12.06 (29歳) 3/0
 ドレル・ストイカ  ウニベルシタテア・クライオバ 1978.04.05 (29歳) 2/0
 ガブリエル・ムレシャン  CFRクルージュ 1982.02.13 (25歳) 1/0
 FW
 アドリアン・ムトゥ  フィオレンティーナ(ITA) 1979.01.08 (29歳) 64/29
 チプリアン・マリカ  シュツットガルト(GER) 1985.10.02 (23歳) 26/8
 ゲオルゲ・ブクル  FCティミショアラ 1980.04.08 (28歳) 8/2
 フローリン・コステア  ウニベルシタテア・クライオバ 1985.05.16 (23歳) 2/0
 ボグダン・スタンク  ステアウア・ブカレスト 1987.06.28 (21歳) 0/0



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