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Romanian Soccer Today 2012.1 |
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1月31日 アンタリヤ
クリバスとの練習試合はマリウスのゴールで勝利
今回の代表合同合宿の総括として、ウクライナリーグ5位のクリバスと練習試合がおこなわれました。結果はマリウスの2ゴールで2-1と勝利。主にトルクメニスタン戦に出場のなかった選手や後半からの選手に出場機会が与えられたようです。マリウスとネアグだけが続いてスタメンを確保しています。現在守備的MFが枯渇している観点から、ネアグとピンティリを能力にかかわらず育成ということで重要していますが、不調のピンティリではなくネアグを立てたのは評価。多少のリスクを背負ってでも国内若手から早く一人立ちできる人材を見つけて欲しいものです。
バルグラデアン(ルング)-ルパ、パップ(グリゴーレ)、ルキン、セプシ(グレク)-ロマン、ボウルチェアヌ、ネアグ(ピンティリ)、マリネスク(ゴガ)-ニクラエ、ブンバ(マルクシュ)
基本的にテストマッチにおける時間の配分はバランスの良いものだったと思います。私だったらセプシをフル、ネアグをフル、ボウルチェアヌを後半からピンティリ、グリゴーレを後半からパップ、ブンバをフル、マリウスを後半からマルクシュかな。
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1月28日 トゥルグ・ムレシュ
キリツァが8年ぶりに帰還
元ルーマニア代表でトルコのブルサスポルに所属していたジアニ・キリツァはこの冬の移籍マーケットで国内のトゥルグ・ムレシュに1年半契約で入団したようです。
キリツァは1996年にロカル・ブカレストに入団し、翌年には19歳で国内の強豪ディナモへと渡りました。それからは6年間在籍し、荒くれキャプテンとして1999-00、2001-02シーズンでリーグ優勝を勝ち得ています。2003年にはタマシュ、ブラトゥ、ペトレなどルーマニア代表ブームが起こったトルコへ移籍。他の3選手が厳しいトルコリーグについていけずに1年未満で挫折する中、サムスンスポル、ガジアンテプスポル、アンカラグチュ、ブルサスポルと渡り歩いて8年を過ごしてきました。
ブルサスポルでは2009-10シーズンに念願のトルコリーグを制覇したものの、このシーズン頃からスタメン落ちしており、翌チャンピオンズリーグには出場の機会はありませんでした。それからも徐々に戦力からは漏れてきたこと、また34歳になったこともあり、ついには余生を考えたようです。
『金銭面はどうでもよく、本当はディナモに戻りたかったのですが、能力的にもそうはいきません。しかしこのチームも十分に満足いくチームであることは間違いないでしょう。ここで全力を尽くします。』
キリツァは2002年ワールドカップ予選付近で代表キャップを記録しています。予選では終盤のケガ人続出のDFラインで代替としてプレーしていた記憶があります。
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1月27日 ベレク
国際親善試合
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ウルグアイとの対戦がボツになり、ついにはこのクラスの相手とのマッチメイク |
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アルカディア・スポーツ・スタジアム
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トルクメニスタン |
0 |
0−1 |
4 |
ルーマニア |
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0−3 |
・ |
3
46
51
90 |
マリウス・ニクラエ
クリスティアン・タナーセ
クリスティアン・タナーセ
マリウス・ニクラエ(PK) |
ラフマンベルディ・アリハノフ
セルダル・アンナオラゾフ
ショフラト・ソユノフ
(82分 ドフレト・バイラモフ)
アフメト・アタイェフ
バフティヤル・ホジャフメドフ
ディダル・ドゥルディェフ
アルスランミラト・アマノフ
グワンツ・ハンゲルディエフ
(46分 ナザル・チョリイェフ)
ダヴィド・サルキソフ
(55分 グワンツ・レジェポフ)
グワンツ・アビロフ
アレクサンドル・ボリヤン
(55分 ベルディ・シャムラドフ) |
GKGK
DFDF
DFDF
DFDF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
MFMF
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW |
チプリアン・タタルシャヌ
パウル・パップ
ヴァレリカ・ガマン
(86分 ドラゴシュ・グリゴーレ)
ヴラド・キリケシュ
コンスタンティン・グレク
ヨヌーツ・ネアグ
(46分 アレクサンドル・ボウルチェアヌ)
ミハイ・ピンティリ
(68分 フローリン・ガルドシュ)
アレクサンドル・キプチュ
(46分 ミハイ・ロマン)
クリスティアン・タナーセ
(79分 クラウディウ・ブンバ)
ドリン・ゴガ
(46分 ラウレンティウ・マリネスク)
マリウス・ニクラエ |
ヤズグリー・ホジャゲルディエフ |
監督 |
ヴィクトル・ピツルカ |
4-2-2フォーメーション |
・ |
4-4-2フォーメーション |
・ |
警告 |
・ |
ナザル・チョリイェフ
アルスランミラト・アマノフ バフティヤル・ホジャフメドフ |
62
71
89
91 |
ミハイ・ロマン |
・ |
ベンチ |
・ |
ニキータ・ゴルブノフ
ヘマヤト・コメコフ
ラヒムベルディ・バルタイェフ
グヴァンチュムハメド・オヴェコフ
ガフリマンベルディ・コーカイェフ |
/・ |
シルビウ・ルングJr
クリスティアン・バルグラデアン
スルジャン・ルキン
ラズロ・セプシ
アドリアン・マルクシュ |
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かつての黄金世代、そして以降から2008年までの1段落落ちた世代でも弱小レベルとの対戦と言えばそれは予選で組まれるポッド4、5クラスのリヒテンシュタイン、ルクセンブルグ、サンマリノという常連のメンツ。サッカーシーンでのテストマッチというのはまさにその時点での実力を推し量るためや、底上げするために同等レベル国との交渉によって成り立つものである。だからこそ組まれたテストマッチの対戦相手というのは鏡を見ているようにその時点での国の評価がわかるというもの。だからこそ今回のようなアジアレベルの予選ですら聞いたことのない国との対戦は失望と共にテストの意味があるのか疑問の1戦だった。たとえ8-0で勝っても能天気に鵜呑みにできないのだ。
ただしベストメンバーで臨むことの意味の無さは指揮官も重々承知のようで、これからの長丁場でスタメンを脅かす可能性を持った国内組で挑んだ。まだまだ発展途上の国内組であり、まだ代表に慣れていない若手が多いこともあり、無益な試合とは言えないマッチであることも確か。発掘すべき選手においてはポッドの下位チームにだけ大活躍する選手ではなく、ライバルとの対戦で一定の活躍を見せることができる選手である。これにおいてもう弱小レベルでしか活躍できない選手と位置づけられているマリウス・ニクラエの召集だけが引っかかる。前科があることに含めて、年齢的にも下り坂の彼がいつもどうりにこの弱小に活躍して、予選で使える選手としてエントリーさせるのか。枠が勿体無いという印象でしかない。たとえハットトリックしてもだ。
そして試合はその不安が的中してしまう。前半3分にマリウスがDF3人に囲まれながら強引にシュートを放って先制。往年のフィジカルで決めたという捕らえ方もあるだろうが、ハイライトで見た印象だと、エリア内で苦し紛れ感も見えたし、まずは決めたマリウスよりも3人もいながらザルのDFだったディフェンスの責務と捉えてしまう。どっちにとらえていいかがまさにこの試合を表していた。
そして前半は期待のキプチュがこの相手に不発で、ゴガにおいては代表レベルではないことを証明するかのような低レベルに終わる。たとえ2人が機能せずとも残る前半の42分間でタナーセになんとかして欲しかった、この相手には。守備的ポジションは無難にこなしたようだが、そもそもわかりづらい評価だ。チームとしては前半を1-0で終わったことは落胆でしかないと思う。
後半は交代要員と、タナーセがよりゴールに近いトップ下に入り、アシストではなく得点することにシフトを置いたために、早々にリードを広げ、終了直前にはマリウスがPKを決めて4-0という評価し難い結果となった。
多少とも良かったことを挙げるならばセンターのパップを右で試してみたこと、期待のラドゥのコンディション問題で不安のある左にグレクという新戦力の起用、ガルドシュのリハビリ、ネアグ+ピンティリの連携の強化、反ラピドを払拭させるロマンの起用、そして最年少ブンバの経験値稼ぎ。このように挙げると主に「慣れるため」という部分ではよかったようにも思える。
1つ最も悪かったことを挙げるならば、4点を取りながらもその時間帯についてだ。開始直後や終了直前というもっとも集中力に難がある時間帯での4点。以前の代表の失点のパターンであった時間帯に点を取ったことはポジティブなのかもしれないが、逆を言えば弱小相手にその相手の集中力が無かった時間帯だけにしか得点できなかったということ。ガチの時間帯には果たして何をしていたんだと。内容が互角だったと思われてもしょうがない。 |
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若手とベテラン、海外と国内の中間管理職としても飛躍が待たれる |
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というふうに全てをネガティブに見てしまう書き方であるのは私自身の反省材料だが、どうも代表の流れと共にこうなってしまいました。良いプレーを見せたとしても「しょせんアマチュア相手だろ」ということがつねにひっかかって冷静に判断ができません。ということで試合見てません。見るつもりこそありましたが、すぐ断念しました。そのレベルです。また今後も弱小クラス相手はもう見ないと思いますので、今回から緊急避難として「プロスポルト」と「ガゼタ」紙の切り抜きも載せていきます。更新に時間が取れないので、閉鎖していくシフトにしていきます。永遠にはできませんもの。 |
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左がガゼタ、右がプロスポルト |
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1月17日 ブカレスト
国際親善試合:トルクメニスタン戦
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ルーマニア代表のヴィクトル・ピツルカ監督は今月21日から2月2日までの代表合宿、及び27日のトルクメニスタン戦に臨む代表メンバーを発表しました。またクラブチームとの練習試合も予定。
日程的に国際Aマッチデーでもないし、対戦相手もガチンコでやるには効果があるが微妙なレベル。無難に国内組、及びまずはサブに名乗りを上げる新戦力の見定めのテストの予定。よってマリウス・ニクラエの召集は無意味でしょう。これで活躍したらどうするつもりなのだろうか。その後のプランも見据えての起用なのだろうかと。トルクメニスタン相手に、無名クラブチーム相手に活躍したのでベテランとして傭兵には適していると言うつもりか。散々弱い相手に活躍して強いチームとの公式戦で散々、国内で無双して海外の中堅リーグで散々という図式を見てきたのだが。2試合でスタメンフル出場させて若手の枠を奪うことだけはしてほしくない。若手を起用してダメでしたというチャレンジこそがまだテストの意味をなしている。
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GK |
所属 |
生年月日 |
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CAP |
チプリアン・タタルシャヌ |
ステアウア・ブカレスト |
1986.02.09 |
(25歳) |
9/0 |
シルビウ・ルングJr |
アストラ・プロイエシュティ |
1989.06.04 |
(22歳) |
2/0 |
クリス・バルグラデアン |
ディナモ・ブカレスト |
1988.03.21 |
(23歳) |
1/0 |
DF |
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ヴラド・キリケシュ |
ステアウア・ブカレスト |
1989.11.14 |
(22歳) |
5/0 |
コルネル・ルパ |
オツェルル・ガラツィ |
1990.01.16 |
(22歳) |
5/0 |
パウル・パップ |
ヴァスルイ |
1989.11.11 |
(21歳) |
5/0 |
スルジャン・ルキン |
ディナモ・ブカレスト |
1986.03.04 |
(25歳) |
4/1 |
ラズロ・セプシ |
ポリ・ティミショアラ |
1987.06.07 |
(24歳) |
3/0 |
ヴァレリカ・ガマン |
アストラ・プロイエシュティ |
1989.02.25 |
(22歳) |
2/0 |
ドラゴシュ・グリゴーレ |
ディナモ・ブカレスト |
1986.09.07 |
(25歳) |
2/0 |
コンスタンティン・グレク |
ウニベルシタテア・クルージュ |
1988.08.06 |
(23歳) |
0/0 |
MF |
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クリスティアン・タナーセ |
ステアウア・ブカレスト |
1987.02.18 |
(24歳) |
17/2 |
ミハイ・ロマン |
ラピド・ブカレスト |
1984.10.16 |
(27歳) |
9/0 |
A・ボウルチェアヌ |
ステアウア・ブカレスト |
1985.04.24 |
(26歳) |
7/0 |
フローリン・ガルドシュ |
ステアウア・ブカレスト |
1988.10.29 |
(23歳) |
5/0 |
ミハイ・ピンティリ |
パンドゥリ・トゥルグ-ジウ |
1984.11.09 |
(27歳) |
3/0 |
アレクサンドル・キプチュ |
ステアウア・ブカレスト |
1989.05.18 |
(22歳) |
2/1 |
ヨヌーツ・ネアグ |
オツェルル・ガラツィ |
1989.10.26 |
(22歳) |
1/0 |
クラウディウ・ブンバ |
FCMトゥルグ・ムレシュ |
1994.01.05 |
(18歳) |
0/0 |
FW |
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マリウス・ニクラエ |
ディナモ・ブカレスト |
1981.05.16 |
(30歳) |
39/13 |
ルチアン・スンマルテアン |
ヴァスルイ |
1980.03.13 |
(31歳) |
7/0 |
ドリン・ゴガ |
ポリ・ティミショアラ |
1984.07.02 |
(27歳) |
0/0 |
アドリアン・マルケシュ |
ビホール・オラデア |
1992.04.10 |
(19歳) |
0/0 |
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1月13日 イタリア
チェゼーナのポペスクがデビュー、得点、負傷交代
海外クラブのトップチームに所属する選手が少なくなっている反面、若い素材がユースチームや2部に在籍してその才能を見せるのがブームとなっていますが、今回もまた18歳の若者が活躍したようです。
ムトゥが所属していることで知られているイタリア・セリエAのチェゼーナはコッパ・イタリアのナポリ戦で若きルーマニア選手のシュテファン・ポペスクを起用。その起用に答えてポペスクはディフェンシブなポジションながら20分に得点をきめたようです。惜しむらくはその9分後の前半29分に足の筋肉を傷めて交代、試合もナポリに逆転されてましたが、イタリアでの公式戦デビューと初ゴールは大いに自信に繋がると思います。
はっきりいってノーマークでした。どうやら昨年にチェゼーナのプリマヴェーラに入団していたみたいですが、ここ最近は好調を持続していてトップチームの帯同も多かったようです。イタリアには15歳で渡り、ASローマのプリマヴェーラに入団。どうやらストヤンとムラデンと一緒にゲオルゲ・ポペスクのサッカースクールから移籍した1人だったようです。名前は見ていたかもしれませんが、2人しか覚えていませんでした。
『ローマではずいぶんと我慢を強いられる経験をしました。骨折してしまったために7ヶ月プレーできませんでしたから。しかし幸運なことに今はチェゼーナでチャンスを与えられ、ゴールも決めることができました。ケガでせっかくの桧舞台を少ししか味わえなかったのは残念ですが、2週間後には復帰できると思います。今度はリーグ戦に出場してみたいです。もちろんムトゥと同じピッチであれば最高です。』
ASローマでいの一番にトップチームデビューしたストヤンは現在セリエBのバリで修行中。ムラデンにおいてはルーマニア2部のキンディアへのレンタルと確実に評価は逆転しています。というか最後の一葉です。コドレア魂で粘り続けてほしいものです。
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