Romanian Soccer Today 2009.2
2月25日 ビストリツァ

  未完の天才、故郷に戻る

 かつてパナシナイコスやユトレヒトでプレーした元代表のルチアン・スンマルテアンは国内でデビューしてから海外に移るまで5シーズン所属していた古巣のグロリア・ビストリツァに入団が決定しました。シーズン終了までの半年間契約。

 『グロリアに帰ってこられて嬉しいよ。チームをできるだけ上位に行かせるために貢献したいね。とりあえずは日曜日のラピド戦に出ることかな。それは監督次第だからね。もし出れたらチームのために奮闘するよ。』

 3月に29歳になるスンマルテアンは1998年から2003年までグロリアでプレーし、パナシナイコスに移籍。2年連続でチャンピオンズリーグでプレーする機会に恵まれましたが、主力としてではなく交代選手としての存在でした。それでも意地のゴールを決めて雄たけびを上げるシーンは印象深く残っています。リーグでもやはりケガの影響から出場機会は少なく、3シーズン目には完全に戦力外となり、1試合も出場しないままオランダのユトレヒトに放出されています。そこでもケガがちなのは変わらずでしたが、随所で見せるファンタスティックなプレーは天才としてファンや監督にも認知されていました。08/09シーズン開幕戦での負傷交代でついにクラブの我慢も尽きて解雇されていました。
2月25日 ロシア

  コブラである証明、イリエが現役復帰

 ロシアリーグに所属するチェチェン共和国のテレク・グロズヌイは引退してからステアウアのマネージャーを務めていた元ルーマニア代表のアドリアン・イリエと契約を結びました。

 『私は引退後に幸せに過ごせる十分なお金もかせいだし、自身のキャリアは終わったと思っていた。多くのことをフットボールに捧げてきたし、逆に私にとってもそれが全てだった。今回のことはお金が全てではなく、ハイダー・アルハノフ会長の選手としての熱烈なオファー、そして私自身もピッチの匂いが懐かしくなったからです。けがのせいで1年間プレーをあきらめなければならなかったが、サッカー界で新たなキャリアをスタートさせたいと思っている。』−A・イリエ

 『ヨーロッパの他のクラブからもオファーがあったようだが、テレクでの復帰を望んでくれた。彼が今回の決断を下したことをとても喜んでいる。彼はすでにベストコンディションを取り戻すために練習を重ねており、チームのために役に立ってくれると確信している。34歳という年齢は気にしていないし、彼のチームメイトだった元ヴァレンシアのアメデオ・カルボーニなんかは40歳まで続けたろう。』−H・アルハノフ会長

 イリエはルーマニア代表として55試合13ゴールを記録して、98年のW杯、96年と2000年の欧州選手権に出場しているレジェンドとも言える存在で、最後のシーズンは04-05にスイスのFCチューリヒでプレーしています。このシーズンにはドイツW杯予選の大一番オランダ戦にも出場してそれが最後の代表となりました。チューリヒでの契約満了後に半年間フリーでクラブを探していましたが、長年の足首のケガによって2006年1月に引退。今回は辺境の国チェチェンということでクラブレベルでは心配はない復帰ですが、一応はロシアリーグ1部のクラブであり、ケガの回復度、3年というブランクでこれからが注目です。
2月20日 ブカレスト

  ピツルカがニクの代表入り構想を明かす

 ルーマニア代表監督のピツルカは現在ブンデスリーガの首位に立つヘルタ・ベルリン所属のマクシミリアン・ニクの将来の代表入りの可能性について協議し、ルーマニア国籍取得手続きが早急に解決されるよう望んでいることを公式に認めました。セリビアとオーストリアの2連戦にも間に合えば起用する方針です。

 『彼のドイツでの試合は常にチェックしている。どの試合においても決定的な仕事をしているし、彼の存在がチームを首位に押し上げている要因にもなっているだろう。彼とはすでに代表については話をしている。彼は両親がルーマニア人だが、現在ドイツ国籍ということで書類関係の提出が必須となってくる。しかしこれには問題も存在する。彼の両親はかつて持っていたルーマニア国籍を失っている点だ。この点については協会にも掛け合っている。彼が国籍を得たときはルーマニア代表でプレーすることになるだろう。私は引き続きスタッフをドイツに送って試合をチェックしていく。私自身も見に行くことになるだろう。』−ピツルカ監督

ニクはドイツ生まれでドイツ国籍ですが、両親はルーマニア人であります。いちおう戦後ルーマニア代表史上初の帰化選手という扱いにはなりますが、両親の失ったルーマニア国籍同様に復権というのが正しいように思えます。

 ピツルカも即座の手続きを望んでおり、ニク本人も以前から明らかにしていたようにルーマニア代表入りを第1としています。今回は本来帰化申請には1年かかるところを協会のサポート、また以前両親が国籍を有していたということから特例扱いとされ驚くほど迅速に執り行われる模様。すでに書類関係はドイツからルーマニア領事館に移ったようです。

 『私たちはルーマニアから書類を取り寄せる必要もあります。その後には2.3日で解決するとも思われます。すでに外交事務官とも話をしています。』

 ニクの両親は1977年にブカレストを後にしています。それは当時のルーマニア情勢による政治的な理由からであり、父親の兄弟などがイタリアとドイツで結婚していたこともあって、正式な手続きを経由してルーマニアを去る決意をしていました。当時横行していた亡命ということではないようです。
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2月15日 ブカレスト

  タマシュが飲酒により二軍に降格

 トルコのアンタリヤで行われているディナモ・ブカレストのトレーニングキャンプ中に現役ルーマニア代表のガブリエル・タマシュがこともあろうに酒を飲んで暴れて、それが発覚して無期限のディナモU(2軍)行きが言い渡されたようです。

 ここまでの練習試合で連勝を続けてトレーニングキャンプでのチームの雰囲気はとても良い具合になっていましたが、ディナモの同僚達と飲みに行ったときに彼は酒をたらふく浴びて同僚達にケンカをふっかけてきたようです。特にニクレスクとニクラエに対しては粗悪なものだったらしく、この騒動は同僚やテクニカルスタッフが間に入って止める状況で朝まで続いたようです。

 すでに翌朝には何事も無かったようにおとなしくしていたタマシュでしたが、すぐにクラブの首脳陣との会合が設けられて彼に対する決定は下されました。そのまますぐに1軍キャンプからは離脱し、2軍へと合流しています。明日には悲しいかな2軍のFCモスクワとの練習試合に参加するようです。

 この件に関しては会長もレドニク監督の早急な決断を支持しており、ディナモのスタメン、そして代表メンバーのこの規律違反はしばらく反響を呼びそうです。
2月13日 ロシア

  ロポタンのロシア行きがようやく決定

 ずっと交渉段階で引き延ばされていた代表MFアドリアン・ロポタンのディナモ・モスクワ入団が正式に決定したようです。ロポタンの移籍金は破格の300万ユーロとなり、2012年までの4年契約で落ち着きました。

 ロポタンはユース代表での活躍とディナモ・ブカレストのリーグ優勝の立役者として注目され、昨年の11月のグルジア戦にはA代表のユニフォームにも袖を通しています。

 『この移籍で一歩成長した姿を見せられるでしょう。開幕にはスタメンとしてピッチに立てるよう努力していきます。』

 ディナモ・モスクワは昨季3位に終わり、今季はリーグタイトルを貪欲に狙っていくことが目標になっています。それに7月からスタートする来季のチャンピオンズリーグ予備戦も同様にロポタンの入団がカギとなっていくでしょう。
2月13日 キプロス

  地味なほうのストイカはキプロスへ

 ロシアリーグのトム・トムスクに所属していた元ルーマニア代表ポンピリウ・ストイカはキプロスのアルキ・ラルナカと1年半の契約にサインしたようです。

 すでに33歳になったストイカは順調に老後のためのゆるやかなレベルダウンを楽しむようで、チームには元ステアウアのダニエル・バランも所属していることから、さほど辛い出稼ぎにはならないとのこと。ストイカは2004年からFKモスクワに所属、地味ながらクラブの選択を誤らなかったことからスタメンとして十分な活躍を見せていました。昨季のトムスクへの半年レンタルでようやくモスクワとの5年契約を終えたところで、しばらくオファーがありませんでしたが、めでたく今季も現役でプレーできるクラブが見つかりました。

 すでにデビュー戦に向けて準備を開始しているようで、ポジションは代表とクラブでお馴染みだった左サイドバックではなく、少し上がりめのサイドハーフになる模様。
2月13日 ブラショフ

  安住の地となるか、ストイカがブラショフに入団

 その能力を性格的に持て余し、早熟のハジ2世として知られている元代表のアリン・ストイカはラズヴァン・ルチェスク率いるFCブラショフへの入団が決まりました。

 ストイカは天才と称されて20代前半にアンデルレヒト、クラブ・ブルージュというベルギーの2強に属し、不動の司令塔としてリーグ優勝3度、チャンピオンズリーグにも4度出場していました。しかしすでに29歳になり、栄光の終焉を迎えた04-05シーズン以降はその傲慢な性格が災いして、クラブを転々とするキャリアを積んできました。先シーズンのムスクロンとの契約が終了してからは半年間フリーでもはや忘れていた人も多いでしょう。一方、ブラショフはラズヴァンの人格によりマルダラシャヌ、ブガ、コマン、カタリン・ムンテアヌといった元代表が集まった侮れないチームへと変貌しているので、この再生工場でストイカがどうなるかが最大の見物になる様子。

 『ラズヴァンとの交渉でこのチームに加わることに決めました。大変魅力的な監督であることは評判どおりです。私はもう経験地豊富なベテランと言っていいでしょう。全力を尽くしてこのチームの目標であるUEFAカップ出場を果たして見せます。最近のルーマニアリーグは以前に比べて進化が著しいです。チャンピオンズリーグに2チームも送り込んでいることからも明らかです。代表復帰の足がかりにという発送はないです。ブラショフを強くするということだけを考えていきたいですね。』

 ブラショフにとってはチームと司令塔と見込んでいたカタリン・ムンテアヌがシャフタル・ドネツクとの練習試合で重傷を負ってしまっただけに、ストイカにかかる期待は大きいものになるでしょう。
2月11日 ブカレスト

  国際親善試合

クロアチア戦

  
クロアチア代表はたった2度のセットプレーのチャンスを決めたにすぎない。それが強さなのかもしれない。しかし今回は気にしない。ルーマニア自身は確実に内容で満足するものだった。

ステアウア・スタディオン
ルーマニア 1 11 2 クロアチア
01
チプリアン・マリカ

22
29
75

イヴァン・ラキティッチ
ニコ・クラニチャル
ボグダン・ロボンツ
(81分 コステル・パンティリモン)
コスミン・コントラ
(46分 ジョルジェ・オガラル)
ガブリエル・タマシュ

ミレル・ラドイ
(73分 ドリン・ゴイアン)
ラズヴァン・ラツ
(46分 ミハイツァ・ネシュ)
パウル・コドレア
(72分 アレクサンドル・ボウルチェア)
オヴィディウ・ペトレ
ラズヴァン・コチシュ
(81分 ユリアン・タメシュ)
フローレンティン・ペトレ
(46分 バネル・ニコリツァ)
チプリアン・マリカ
(87分 ダチアン・ヴァルガ)
フローリン・コステア
(81分 ゲオルゲ・ブクル)
GKGK
DFDF
DFDF
DFDF

MFMF
DFDF
MFMF

MFMF
MFMF
MFMF
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
FWFW
スティペ・プレティコサ
ヴェドラン・チョルルカ
イヴィチャ・クリジャナツ
ヨシプ・シムニッチ
(46分 ロベルト・コヴァチ)
ダニイェル・プラニッチ
(71分 フルヴォイェ・ツァーレ)
ダリオ・スルナ
イヴァン・ユリッチ
(61分 オグニェン・ヴコイェヴィッチ)
(81分 ニコラ・ポクリヴァツ)
イヴァン・ラキティッチ
ムラデン・ペトリッチ
(46分 ニコ・クラニチャル)
イヴィチャ・オリッチ
(61分 エドゥアルド・ダ・シルヴァ)
ヴィクトル・ピツルカ 監督 スラヴェン・ビリッチ
4-3-3フォーメーション 4-4-2フォーメーション
警告
ゲオルゲ・ブクル
78
88

ダリオ・スルナ
ベンチ
ダニイェル・スバシッチ
フルヴォイェ・ヴェジッチ
マリオ・マンジュキッチ

プレイバック・オブ・ザ・ゲーム

 共に今年の命運が試される初陣になりますが、ルーマニア代表はなんといってもムトゥとキヴがいない分、また最近の悩みである内容にコンセプトがないダラダラとした試合が繰り返されるという懸念が付きまとう。また変わらないだろうという予想はいまだにコントラ、F・ペトレといったロートルを起用し続けることが如実に表していた。

 開始早々はルーマニア代表はクロアチア代表のスルナ、ラキティッチ、モドリッチという攻撃のタレントを恐れてか、落ち着いて深くDF陣でボール回しが多く守備的布陣を敷く。しかし思ったのもつかの間、そこから中盤に渡るといかにして効果的にFWに繋ぐかという意識が全員にあった様に思える巧みなボール回し。簡単に失うこともなく次のためのチャレンジで狙って惜しかったというシーンが続き、逆に守備ではOペトレとコドレアがフィルターとしてピンチを未然に防ぐ。

 そんな中で18分にペトリッチの決定機もシュートを打たせず4分後にはこの日好調だったコチシュがボール回しから空いた真ん中のスペースにドリブルシュート。と見せかけた上手いフェイントでエリア内に走りこんでいたコステアにスルーパス。それは間一髪でDFクリジャナツのスライディングでカットされたが、そのボールが右に転がるとそこに猛スピードで走りこんできたマリカがGKとの1対1を冷静にシュートし先制点。

 しかし良い感じで見えていたルーマニアもその7分後に与えてしまった左からのラキティッチのFKにゴールでロボンツの前に飛び込んできたオリッチがヘディングというピンチ。しかしオリッチでも届かず、ロボンツは完全にオリッチにつられてボールは結局ゆるやかにゴール右下隅に吸い込まれてあっさりと振り出しに。ルーマニアDFは完全に反応できず、事故のような同点弾。要因はオリッチの前にマークをつけなかったDFであり、ロボンツはあの状態になったらしょうがない。

 その後もルーマニア代表が支配し、コチシュ中心にコドレア、O・ペトレのトライアングルにマリカ、コステアも良く絡んで攻撃を組み立てる。特にコチシュはドリブル、パス、チップキックなど司令塔的役割を十分にこなして、バランサーとしての役割から脱却して活躍を見せる。得点には結びつかなかったが、イライラすることは一度も無く前半は終了。唯一スルナにラツのポジションをズタズタにされてエリア深くまでこられたのは印象深かった以外はクロアチア代表には前半はなにもさせなかった。そもそも守備に不安のあるラツにスルナを抑えろとは無理難題。 ただコントラはもうスピード、スタミナ共にもうスタメンレベルでないのは明らか。

 後半は3人交代選手を投入するも、能力的には同等なので不安は無し。逆にこちらがスタメンでもおかしくないレベル。しびれを切らしたクロアチア代表はペトリッチに代えて3人目のファンタジスタであるクラニチャルを出場させるも、前半同様にクロアチア代表にチャンスを与えない。そしてコチシュはオフサイドにはなったが絶妙なスルーなどあいかわらずで、ボランチの2人も安定を維持。コドレア、ラドイを下げた70分頃でこの日のテストは一応の結果を出して実質終了。

 それからはベンチ選手の見極めで全員出場モードへ。73分にはセルビア戦には累積警告で出場できないゴイアンが連戦となる次のオーストリア戦のために予備運転として、また期待の新人のボウルチェアも登場。しかし75分にはラキティッチのCKからの混戦で弾いたボールをエドゥアルドが四方をルーマニアDFに囲まれながらも左サイドでフリーのクラニチャルへラストパス。これにクラニチャルがシュートを叩き込んで逆転される。 残り15分間はクロアチアは最小リードを守るべく守備的に。ルーマニア代表控え陣は代表キャップを踏むための記念といった様相でタイムアップ。

 ビリッチ監督『ルーマニアのホームで勝利して帰るチームはそう多くないはずだ。彼らは組織力とスピードあるチームで、我々を非常に苦しめた。戦力的には通常より弱いのにもかかわらず、彼らは良いプレーをし、リスペクトに値するチームだと見せつけてくれたんだ。マリカは我々に多くの問題をもたらしたことを強調せねばならないね。』

 ピツルカ監督『ルーマニアリーグ特有の日程のため国内組みはコンディションが整っていなかったという点があるが、前半に関してはクロアチアレベルにも勝てるだろうという指標を持てた。2失点はともにセットプレーからで、それ以外は全くと言っていいほどにチャンスを与えなかったと言っていいだろう。守備についてはこれが親善試合だったから助かった。セルビアとオーストリアは、ともにセットプレーではクロアチアよりも優れているだろう。試合までにセットプレーでの守備を強化する必要があることは言うまでも無いことだ。』

ついに代表10ゴールに到達。ただもっとできたはず

クロアチアの得点はラキティッチ、クラニツァルとありますが、1点目はラッキーで、2点目もたまたまの範囲かなと。この2人のファンタジスタに崩された圧倒的な勝利ではないです。試合を見てた人と見てない人の感じるイメージは相当違うものでしょう。ただルーマニアのセットプレーでのDF陣はなんとかしなくてはいけないのも事実ですが。

2月10日

  2大エースが離脱するテストマッチ

 11日に行われるクロアチアとの親善試合前に2大柱のムトゥとキヴを失うことになったようです。クリスティアン・キヴは現在も太ももの故障で離脱中。しかし3日前のリーグ戦には後半から出場しています。アドリアン・ムトゥも3日前のラツィオ戦で筋肉を痛めたことで欠場が決定。主力2選手の離脱を受けて、ピツルカ監督は代表戦に出場経験のない2部リーグのスポルツール・スツデンテスクのFWダチアン・ヴァルガを追加招集しています。

 しかし2008年欧州選手権でメンバーに選ばれながら、その代表合宿中にトルコでバレーボールをプレーしている最中にひざを負傷したステアウア・ブカレスト所属のオヴィディウ・ペトレが復帰しています。またピツルカ監督はチームの粘り強さを試す絶好の機会であると、現状を前向きにとらえている様子。

 『私たちは2008年を悪い状態で終えたが、2009年最初の試合に備える現在も状況は変わっていない。親善試合や公式戦に関係なく、このような事態が起こる可能性はある。私たちは常に対応しなければならない。過去はうまくやってきたが、将来も状況に順応して、問題を解決しなければならないだろう。』

 ワールドカップ欧州予選では初戦でリトアニアに0-3でまさかの完敗を喫し、フェロー諸島戦でもふがいない内容でやっとの勝利。フランス戦では好調を一瞬みせましたが、結局2点差を追いつかれ、結果としてはなんとかギリギリ勝ち点4を獲得しているだけのルーマニア代表。怪我人以外にも解決しなければならない問題があることも事実だ。
2月4日 アゼルバイジャン

  アリウツァとネアガがアゼルバイジャンに出張

 いまだにヴァスルイで司令塔として活躍し、代表の候補にも入っているマリアン・アリウツァはなにを思ったのかアゼルバイジャンという弱小リーグのネフトチ・バクーへの移籍に合意しました。また若がえりを図っているステアウア・ブカレストの中ですでにロートルとして使い勝手がなくなっていた元代表のアドリアン・ネアガも同様に移籍するそうです。

 これらのレベルでのこのアリウツァの移籍には衝撃が走っています。逆にもちろんのことネフトチの会長はたいそう喜んでいます。『いまだ現役代表と呼べる二人の入団で今季は決まったものでしょう。彼らは我々の攻撃における問題点を解決するに十分すぎる能力をもっています。』

 二人とも1年契約プラス出来高ボーナス付きで、シーズン終了後の延長オプションありになるようです。サラリーはネアガが30万ユーロ、アリウツァは40万ユーロと言われています。
2月1日 ブカレスト

  国際親善試合:クロアチア戦

国内メンバー発表

  
 ルーマニア代表のピツルカ監督は11日に控えたクロアチアとの親善試合の国内メンバーを発表しました。仮想セルビアに向けてある程度固まったメンバーという予想通りにサプライズはさほどありませんでした。ただ累積警告でセルビア戦には出場できないゴイアンが召集されています。あとは今シーズン1部デビューしたばかりのボルチェアヌが初召集。ガットゥーゾばりの仕事人らしいですが、守備的MFを呼びすぎ。ちなみにシュテファン・ラドゥが落選しましたが、左サイドが不動のラツとオランダ中堅で安定しているネシュなのでそれもいたしかたないかと。


 GK  所属 生年月日 CAP
 ボグダン・ロボンツ  ディナモ・ブカレスト 1978.01.18 (31歳) 71/0
 コステル・パンティリモン  FCティミショアラ 1987.02.01 (22歳) 1/0
 DF
 コスミン・コントラ  ヘタフェ(SPA) 1975.12.15 (33歳) 69/7
 クリスティアン・キヴ  インテル(ITA) 1980.10.26 (28歳) 63/3
 ラズヴァン・ラツ  シャフタル・ドネツク(UKR) 1981.05.26 (27歳) 54/1
 ミハイツァ・ネシュ  ユトレヒト(NED) 1983.02.19 (25歳) 5/0
 ガブリエル・タマシュ  ディナモ・ブカレスト 1983.11.15 (24歳) 39/2
 ドリン・ゴイアン  ステアウア・ブカレスト 1980.12.12 (28歳) 25/5
 ジョルジェ・オガラル  ステアウア・ブカレスト 1980.02.03 (29歳) 10/0
 MF
 フローレンティン・ペトレ  テレク・グロズヌイ(RUS) 1976.01.15 (33歳) 53/6
 ミレル・ラドイ  アル・ヒラル(S.A) 1981.03.22 (27歳) 49/0
 パウル・コドレア  シエナ(ITA) 1981.04.04 (27歳) 37/1
 ラズヴァン・コチシュ  ロコモティヴ・モスクワ(RUS) 1983.02.19 (25歳) 29/2
 バネル・ニコリツァ  ステアウア・ブカレスト 1985.01.07 (24歳) 25/1
 オヴィディウ・ペトレ  ステアウア・ブカレスト 1982.03.22 (26歳) 22/1
 ユリアン・タメシュ  アルジェシュ・ピテシュティ 1978.12.06 (30歳) 4/0
 アレクサンドル・ボルチェアヌ  オテルル・ガラツィ 1985.04.24 (23歳) 0/0
 FW
 アドリアン・ムトゥ  フィオレンティーナ(ITA) 1979.01.08 (30歳) 65/29
 チプリアン・マリカ  シュツットガルト(GER) 1985.10.02 (23歳) 28/9
 ゲオルゲ・ブクル  FCティミショアラ 1980.04.08 (29歳) 10/2
 フローリン・コステア  U・クライオバ 1985.05.16 (23歳) 4/0

2月1日 ブカレスト

  国際親善試合:クロアチア戦

海外メンバー発表

  
 ルーマニア代表のピツルカ監督は11日に控えたクロアチアとの親善試合の海外メンバーを発表しました。なんといっても注目はラドイでしょう。かつて中国などの辺境の地に移籍した選手は代表から追放という暗黙の掟は特例になった模様。かつて「ドイツリーグレベルの選手は招集しない」という意味不明な理由で当時代表レベルの活躍を見せていたV・ムンテアヌ、Se・ラドゥ、A・シュトライトなどの選手を相手にしない強行。そして子飼いにしていたマリカがドイツに移籍するなや否やマリカは特例と召集。核となる信念はない私怨の監督として君臨するピツルカはさすがです。そして前回グルジア戦でコンディション不良以外での独断理由で未招集とされていたサプナル、ラドゥ、ギオアネの中からすでに負傷から復帰しているサプナルを再度召集せず。ギオアネはいつもどおり。ラドゥはようやく許しを得たようで復帰しています。


 DF  所属 生年月日 CAP
 コスミン・コントラ  ヘタフェ(SPA) 1975.12.15 (33歳) 69/7
 クリスティアン・キヴ  インテル(ITA) 1980.10.26 (28歳) 63/3
 ラズヴァン・ラツ  シャフタル・ドネツク(UKR) 1981.05.26 (27歳) 54/1
 シュテファン・ラドゥ  ラツィオ(ITA) 1986.10.22 (22歳) 9/0
 ミハイツァ・ネシュ  ユトレヒト(NED) 1983.02.19 (25歳) 5/0
 MF
 フローレンティン・ペトレ  テレク・グロズヌイ(RUS) 1976.01.15 (33歳) 53/6
 ミレル・ラドイ  アル・ヒラル(S.A) 1981.03.22 (27歳) 49/0
 パウル・コドレア  シエナ(ITA) 1981.04.04 (27歳) 37/1
 ラズヴァン・コチシュ  ロコモティヴ・モスクワ(RUS) 1983.02.19 (25歳) 29/2
 FW
 アドリアン・ムトゥ  フィオレンティーナ(ITA) 1979.01.08 (30歳) 65/29
 チプリアン・マリカ  シュツットガルト(GER) 1985.10.02 (23歳) 28/9



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